日常的によく使っているけど、その本当の意味や定義を知らないままだという言葉は意外と多いはず。さらに、本当は意味が違う似た言葉を混同して使っているケースもあるだろう。
たとえば、「レンターカー」と「カーリース」。なんとなく、「レンタカー」は身近にも感じるが、「カーリース」とはどう違うのだろうか?
「どちらも車を借りるサービスに変わりはありませんが、大きな違いは、所有者と使用者・借りられる期間でしょう」
と、教えてくれたのは『日本自動車リース協会』の久保田憲さん。
「車の登録には所有者と使用者の2項目が登録時に必要。レンタカーの場合、所有者も使用者もレンタカー会社ですが、リースの場合、所有者はリース会社、使用者はお客様となりますので、お客様にご自分で車庫証明を取ってもらい、その登録ナンバーで使用してもらいます」(久保田さん)
また、レンタカーは引っ越しや旅行などで数時間~数日、数週間の期間で借りるのに対し、リース車は数か月~数年の長期間契約。事実上は車を購入した形に極めて近い。
「短期出張の場合はビジネスホテルに宿泊する、長期出張の場合はマンスリーマンションを借りる、と置き換えるとイメージしやすいと思います」(前出・久保田さん)
※女性セブン2019年10月31日号