2010年にスペースシャトル飛行士として宇宙に滞在した山崎直子氏は、中学生の時に兄から借りた『COSMOS』(カール・セーガン著)との出会いにより、〈「宇宙」への扉が大きく開いた感じがした〉という(朝日新聞2011年11月27日付)。
書評家の大森望氏は、「山崎さんが子供の頃に読んで宇宙に興味を持ったというのは頷ける」という。
「1980年代に一世を風靡した科学の啓蒙書です。著者は天文学者で、宇宙や銀河系の起源と地球や生命の歴史を重ね合わせるように展開し、当時の最先端の宇宙論が魅力的に語られている。宇宙への夢が膨らむ一冊です」(大森氏)
※週刊ポスト2019年11月22日号