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参拝客で賑わう信仰の地、千葉・成田の見所 空港だけじゃない

御護摩祈祷の様子

 空の玄関口である成田国際空港を擁し、上空を飛行機が行き交う千葉県北部の国際観光都市・成田。京成上野駅から特急で1時間4分で到着する成田は、平安時代の開山以来、「成田山のお不動さま」として古くから庶民の信仰を集め、親しまれている成田山新勝寺の門前町として賑わいをみせてきた歴史も持つ。京成成田駅と同寺を徒歩10分で結ぶ参道には、甘味処や鰻専門店、和菓子店などが並び、参拝後は参道グルメも楽しみたい。

■大本山成田山新勝寺 千葉県成田市成田1

成田山新勝寺の三重塔

 平安時代、朱雀天皇の勅命を賜った寛朝大僧正が御護摩祈祷によって平将門の乱を収めたとされる開山縁起を持つ。大本堂では毎日、成田山で最も重要な御護摩祈祷が行なわれる。境内にある出世稲荷。仕事の成功や出世を願い、名刺を絵馬に貼る参拝客も多い。正徳2(1712)年に建立された三重塔(上右)、文久元(1861)年建立の「額堂」など重要文化財も見どころ。

■川豊本店 千葉県成田市仲町386

成田はうなぎも有名

 明治43(1910)年創業。行列が絶えない老舗の鰻専門店。一番人気のメニューは、鰻1尾を使う「上うな重」(3600円)。創業時から継ぎ足し続ける秘伝のタレを纏い、ふっくらと焼かれた身は絶品。「割きたて、蒸したて、焼きたて」にこだわり、店先からは鰻を焼く香りが漂い、食欲をそそる。混雑時は整理券を発行。

営業時間:10時~17時(L.O.)
定休日:無

創業時から継ぎ足したタレを使う

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