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マラソン 男子はほぼ厚底なのに女子は非厚底多いのはなぜか

大阪国際で快走した松田瑞生(時事通信フォト)

 東京五輪女子マラソン代表の「残り1枠」を争う大阪国際女子マラソンで、設定記録を突破する2時間21分47秒で優勝した松田瑞生(まつだみずき・24)が代表入りへ一気に近づいた。この大会では順位・タイムとともに選手の“足元”にも注目が集まった。

「使用した選手が好記録を連発するナイキの『ヴェイパーフライ』シリーズが、“厚底シューズ”としてマラソン界を席巻しています。あまりの凄さに規制が議論される最中だったこともあり、誰が何を履くのかが関心の的となった」(担当記者)

 そうしたなかで優勝した松田は、ニューバランスの「非厚底」を使用。

「高橋尚子や野口みずきをサポートした“伝説のシューズ職人”である三村仁司氏の手がけた靴です。外反母趾の松田の足に合わせて、三村氏が幅などを細かく調整した。大阪国際では他にも、アシックス、アディダスを使う選手が目立った」(同前)

 昨年のMGCを制した前田穂南もアシックスを履く。男子の有力選手がほとんど厚底なのに対し、日本の女子選手に「非厚底」が目立つのはなぜか。

「重心を前に傾けた時にソール(靴底)のカーボンプレートで推進力が生まれる構造の厚底を使いこなすには、筋力が求められる。女子では効果が薄いのでは」(メーカー関係者)との声もあるが、スポーツジャーナリストの酒井政人氏は「基本は体格に応じた反発効果が出る設計だと考えられる」とした上でこう話す。

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