「政治家はみんな“お金持ちで世襲”というイメージでしたが、菅さんはとにかく実直で真面目で誠実でした。その人柄に惚れて、“この人の秘書になりたい”と思ったのです」(遊佐さん・以下同)
実際に秘書になる機会が訪れたとき、「私は高卒ですが、それでも大丈夫ですか?」と遊佐さんが尋ねると、菅首相はこう答えた。「過去の学歴は関係ない。あるのは、いまと未来だ。一生懸命頑張れ」──。
「“カッコいい”と思いました。秘書に採用後、菅さんはとにかく仕事人間で、私は毎朝午前5時半に迎えに行かなければならず、帰宅は深夜1時頃。しかも菅さんは昼食を5分で食べ終えるから、秘書の私は3分で完食するコツを覚えました(笑い)。秘書時代は、『人に見返りを求めるな。自分で決断した道を一生懸命に頑張れば、必ず誰かが見てくれる』と菅さんから繰り返し諭されました」
※女性セブン2020年10月15日号