芸能

唐沢寿明主演の日本版『24』 再度ブームが到来か

“日本版ジャック・バウアー”に期待(時事通信フォト)

 米ドラマ『24』(邦題:『24 -TWENTY FOUR-』)の、日本版リメイクにあたる『24 JAPAN』(テレビ朝日系、毎週金曜23時15分~。※一部地域を除く)が10月9日より放送を開始する。気になる“日本版ジャック・バウアー”を演じるのは、俳優・唐沢寿明(57)だ。

『24』といえば、アメリカ連邦機関CTU(テロ対策ユニット)の捜査官ジャック・バウアー(キーファー・サザーランド)が、凶悪なテロリストと戦う姿を描いたサスペンスアクション。1シーズン(全24話)かけて1日=24時間の出来事をリアルタイムで描写する斬新な構成が注目を集め、日本でも一大ブームを巻き起こした。2003年にDVDのレンタルが開始されて以降、シリーズ累計のレンタル回数は3億回と言われており、『24』を求める人々によってレンタルビデオ店に行列ができたという逸話まで残っている。

『24 JAPAN』にも「全24話」というフォーマットは受け継がれる。オリジナル版の大ファンだという主演の唐沢は、「今回は僕のキャリア史上、一番賛否両論あるんじゃない(笑)?」と冗談めかしてコメントしつつも、「俳優生命を懸けて取り組みます!」「自分より下の世代の子たちが今後、海外作品のリメイク版にもバンバン挑戦できる環境を整えるためにも、先陣を切る役目は僕が買って出ますよ」と気合いは十分だ(番組公式サイトより)。

 放送前から注目を集めた『24 JAPAN』。テレビ朝日開局60周年を記念した大型プロジェクトとはいえ、オリジナル版が世界的大ヒット作であるだけに、どこまで持ち味を再現できるかと気を揉んでいるファンも多いことだろう。

『24』のシーズン1では、“米国史上初のアフリカ系アメリカ人大統領”が誕生するまでの24時間が描かれたが、『24 JAPAN』では、“日本初の女性総理”が誕生するまでの24時間が描かれることが発表されている。多くの日本人にとって、より馴染みやすい設定にアレンジされたと言えそうだ。さらに「2020年の最新テクノロジーと世界情勢」をめぐる描写も楽しめるらしい。

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