現在ブームのソロキャンプ。その醍醐味は何かと問えば、多くのキャンパーが「焚き火」と口を揃える。暖をとったり、調理をしたりするだけでなく、見ているだけで穏やかな気持ちにさせてくれる。
ただし、どこでも焚き火ができるわけではない。地面でする焚き火を禁じているキャンプ場がほとんどのため、専用の焚き火台が必要になる。アウトドアスクール「有限会社ビーネイチャー」取締役の長谷部雅一氏はいう。
「軽くてコンパクトな焚き火台がたくさんあるので、ソロキャンプにはうってつけ。小さくても性能抜群なので火力も十分です」
火起こしは、麻紐をほぐして火口にし、火花を飛ばして起こすファイヤースターターが人気。着火したら細い薪から太い薪へと火を移しながら、火を大きくし過ぎないように燃やすのがコツだ。薪や着火剤、火バサミなど、火起こしに必要な道具をレンタルしているキャンプ場もあるので、肩ひじ張らず“火”と戯れる時間を楽しもう。
※週刊ポスト2020年10月16・23日号