芸能

竹財輝之助とは何者?「香り立つ色気」の40歳がブレイク候補に急浮上

竹財輝之助

注目を集める竹財輝之助

 数多くの作品への出演歴があり、最近では話題作への起用が続くことから「あのイケメンは誰?」との声が上がっている俳優がいる。竹財輝之助(たけざい・てるのすけ)、俳優としてのキャリアは17年、年齢は40歳だ。今にわかに注目を集める理由と、その魅力についてコラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。

 * * *
 今、ジワジワと熱狂的なファンを集め、業界内で「ネクストブレイク俳優の有力候補」と言われているのが竹財輝之助さん。

主演ドラマ『年の差婚』(MBS・TBS系)が9日に終了したと思ったら、同じ週の13日に『その女、ジルバ』(東海テレビ・フジテレビ系)に後半のキーマンとして初出演。26日にも主演映画『劇場版ポルノグラファー~プレイバック~』の公開が控えているほか、3月1日放送の『神様のカルテ』(テレビ東京系)へのゲスト出演も発表されたばかりです。

 その他でも、20日に生配信される即興演劇『マーダーミステリーシアター 演技の代償』、26日に『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年のこと』(WOWOWオンデマンド)のメインキャストとして出演するなど、まさにメディアをまたいで引っ張りだこの状態。ただ竹財さんは一昨年に9作、昨年に10作ものドラマに出演していて、何度も「あのイケメンは誰?」の声が挙がり、ジワジワと熱狂的なファンを増やしていました。

 2004年の俳優デビューから約17年のキャリアを持つ中堅俳優の竹財さんは、なぜここに来て急浮上しているのでしょうか。

「正統派イケメン」からの脱却に成功

 竹財さんの俳優デビュー作は2004年の『仮面ライダー剣』(テレビ朝日系)。主人公の仮面ライダー役ではなかったものの、メインキャストの一人として華々しいスタートを切りました。

 次に主戦場となったのは昼ドラマ。2005年の『緋の十字架』(東海テレビ・フジテレビ系)では愛憎劇で父と同じ女性を愛する息子役を、2007年の『砂時計』(TBS系)では純愛物語で主人公の相手役を演じて、主婦層の心をガッチリつかみました。

その2007年にはDREAMS COME TRUEの楽曲をモチーフにした映画『未来予想図~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~』で松下奈緒さんの相手役に抜てき。スター街道を突き進みはじめたかに見えましたが、その後は正統派イケメンにありがちな見た目を重視した単発出演のオファーが多く、全国区の人気を得るには至りませんでした。

 転機になったのは、2018年にFOD(フジテレビオンデマンド)で先行配信され、その後フジテレビやBSフジで放送された主演ドラマ『ポルノグラファー』。さらに翌年、『ポルノグラファー~インディゴの気分~』も配信・放送されました。

 同作は男性同士の恋愛を描いた作品であり、一般的には同じ年に放送された田中圭さんの『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)がヒットしていましたが、より映像美を追求した竹財さんの『ポルノグラファー』もファンの熱狂度では負けていなかったのです。当時はFODの加入者数を大幅に増やし、SNSの反響も強烈なものがありましたが、今年になって映画が公開されることからも、熱の高さがわかるのではないでしょうか。

 同作での竹財さんは官能小説家の木島理生を演じていますが、その佇まいは「香り立つような色気がある」と評判でした。「正統派のイケメン」から「色気を漂わせる大人の男」という印象に大きく変わったのです。

 かつては阿部寛さん、藤木直人さん、谷原章介さんらも、「イケメン」という印象しか残りづらい役が多く苦しい時期がありましたが、年齢を重ねるとともに幅を広げて、その演技が称えられるように変わっていきました。色気たっぷりの佇まいでインパクトを放つ竹財さんも、今が過渡期なのかもしれません。

関連キーワード

関連記事

トピックス

足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
大谷翔平の伝記絵本から水谷一平氏が消えた(写真/Aflo)
《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
女性セブン
被害者の宝島龍太郎さん。上野で飲食店などを経営していた
《那須・2遺体》被害者は中国人オーナーが爆増した上野の繁華街で有名人「監禁や暴力は日常」「悪口がトラブルのもと」トラブル相次ぐ上野エリアの今
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
運送会社社長の大川さんを殺害した内田洋輔被告
【埼玉・会社社長メッタ刺し事件】「骨折していたのに何度も…」被害者の親友が語った29歳容疑者の事件後の“不可解な動き”
NEWSポストセブン
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン