開幕日が着々と近づく東京五輪。今大会は地元開催だけに、日本勢のメダルラッシュが期待されている。これまでも世界で結果を残してきた注目選手を紹介しよう。
【卓球】石川佳純(28才)、平野美宇(21才)
3度目の五輪で初のシングルのメダルを目指す石川佳純選手(右)と、初出場の平野美宇選手(写真/AFLO)
五輪経験者でメダリストでもある石川選手と今回が初の五輪出場となる平野選手。世界ランキング15位以内に位置する2人はシングルでのメダルのほか、団体戦金メダルも視野に。
【水泳】入江陵介(31才)、瀬戸大也(27才)、池江璃花子(21才)
天国も地獄も見たメダリストが再起(写真/共同通信社)
メダルゼロだったリオ五輪を経験した入江選手、不祥事で活動停止処分を受けた瀬戸選手と、山も谷もあった2人にはがむしゃらな泳ぎに期待。一方、池江璃花子はリオオ五輪では日本人選手としては初の7種目出場を果たしたもののメダルには届かなかった。東京五輪に向けて奮起している中、2019年に白血病罹患を発表。一時は東京五輪をあきらめ2024年パリ五輪を目指したが、復帰後のめざましい回復で東京五輪内定。
戦う姿勢は国内外のファンにパワー(写真/共同通信社)
異例の「山ごもり」で最終調整(写真/AFLO)
【体操】内村航平(32才)
衰え知らずの4大会連続出場(写真/AFLO)
北京、ロンドン、リオに続き4度目の五輪出場。今大会では6種目のオールラウンダーから鉄棒に専念しての挑戦となる。高難度の技を次々披露した選考会と同じ演技ができれば「金メダル間違いなし」との声も。
【柔道】阿部一二三(23才)、阿部詩(20才)
柔道初の「兄妹五輪」(写真/共同通信社)
6才で柔道を始めた兄を見て、5才で始めた妹が柔道界初めての兄妹で五輪出場。互いに切磋琢磨し、時にはライバルにもなった兄妹が目指すのは「2人で優勝」だ。
【ゴルフ】松山英樹(29才)
目の前の試合をコツコツと勝ち続ける(写真/共同通信社)
19才で日本人最年少マスターズ予選通過、PGAツアーで日本人史上最年少優勝と記録を積み重ね、今年4月はマスターズ優勝を飾りゴルフ四大メジャー大会では初の日本人制覇を果たし五輪内定。「五輪もメジャーも大事」と常に試合に真摯な姿勢に好感。
【バドミントン】桃田賢斗(26才)
世界ランキング1位の実力を見せつける(写真/共同通信社)
ワールドツアー優勝(2015年、2019年)、全英オープン優勝(2018年、2019年)、世界選手権優勝(2018年、2019年)など日本人初の記録を次々達成したエース。金メダルに最も近いのはこの男!?
【サッカー】
史上最強のOAで50年ぶりのメダルなるか(写真/AFLO)
メキシコ五輪(1968年)での銅メダル以降、五輪表彰台から遠ざかっているサッカーだが、東京五輪では「金メダルも射程圏内」との高評価。久保建英選手(20)や堂安律選手(23)など海外で活躍する鉄壁のU-24勢に加え、吉田麻也選手(32)、酒井宏樹選手(31)、遠藤航選手(28)という“最強”のオーバーエイジ3人が加わり、「いちばんキレイな色のメダルを」という目標も現実に!?
※女性セブン2021年7月1・8日号