阪神・佐藤輝明(時事通信フォト)

阪神・佐藤輝明(時事通信フォト)

 オリックスファンが集う大阪市北区の韓国料理屋「紅紅」南森町店の店長も、千載一遇のチャンスに鼻息を荒くする。

「関西に阪神ファンが集まるコアな店は多いけど、オリックスファンが集まる店はウチの系列2店舗以外にありません。せっかくオリックスが首位になってチームが日の目を見たのに、今はコロナでランチ営業だけなので騒ぐことができず、本当に残念です。阪神とのシリーズが実現したら、酒を飲みながら思いっきりオリックスを応援して、必ず阪神を倒したい」

 情熱では虎党も負けていない。通算350勝の記録を持ち阪急と阪神の両球団で活躍した米田哲也氏が語る。

「僕らの時代の阪急と阪神はバチバチのライバル関係だったけど、パのスタンドには閑古鳥が鳴いていました。今の時代に阪神とオリックスの日本シリーズになれば、関西は盛り上がるやろうね。ただし阪神ファンばかりが大騒ぎして、普段は大人しいオリックスのファンは圧倒されるんちゃいますか」

 前出の在阪スポーツ紙デスクは、「オリックスが日本一になることが心配のタネです」と語る。

「2005年にロッテと日本シリーズを戦った阪神は0勝4敗でストレート負けしました。この時、熱くなった阪神ファンが甲子園のレフトスタンドにいたロッテの応援団を取り囲み、罵声を浴びせる事件が発生した。

 今年の日本シリーズで阪神がオリックスに惨敗でもしたら、16年前のイザコザが再現されそうで心配です」

※週刊ポスト2021年7月16・23日号

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