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卓球・平野美宇の強メンタル鍛えた「エゴサ」「アイドルオタク」

団体に出場した平野美宇

女子団体に出場した平野美宇

 東京五輪卓球の女子団体が、8月2日の準々決勝の台湾戦も3-0のストレートで勝利して、準決勝に駒を進めた。男女混合ダブルスの金メダリスト伊藤美誠(20才)、シングルスに出場した石川佳純(28才)とは違い、この女子団体のみに出場しているのが平野美宇(21才)だ。
 
 5年前のリオデジャネイロ五輪では、石川、福原愛(32才)、伊藤に次ぐ補欠で出場できなかったため、初出場の今大会は並々ならぬ思いで戦っている。
 
 1日の初戦後は「ずっと目指してきた舞台に立てていることに感謝しています。すごく楽しめました」と振り返り、準々決勝後も「自信を持ってプレーすることができました」と充実ぶりを口にした。

 あるスポーツ紙五輪担当記者は「5年前は、練習相手や球拾いという雑用係もいとわず、ブラジルのリオまで帯同していた。そんな積年の思いを爆発させているところです」と話す。また「団体戦のメダル獲得のカギは、モチベーションが最高潮の平野選手が握っています」と続けた。

 そんな平野は、初登場の1日から「仕草がかわいい」「めちゃうれしそうにプレーしてて泣けるなぁ」などと、ツイッターで「平野美宇」がトレンド入りするほどに、話題になった。実は、ネット上でひと際熱い応援を浴びるのには、理由がある。

 あるテレビ局のスポーツ番組関係者は「平野選手は筋金入りのアイドルオタク。幼いころはAKB48のファンで、総選挙に投票した経験があるほど。プロ選手になってからは乃木坂46の大ファン。だから、同じアイドルファンからも親近感を持たれていて、より熱心に応援されているんですよ」と明かした。

 試合直前まで乃木坂46の曲を聴いて、集中力を高めるのはルーティーン。東京五輪出場が内定した直後の昨年2月には「秋元康さんのプロデュースグループは幅広く聴いていて、K-POPのIZ*ONEさんも、ジャニーズのHey! Say! JUMPさんのコンサートも見たことがあります」と明かした。また、「アイドルのように、人の心を動かせられるような選手になって、たくさんの感動を与えたいんです」と意気込んでいた。

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