芸能

芸歴10年でブレイクのピン芸人ヒコロヒー、時代と合致した笑いの魅力

テレビ、ラジオでの活躍のほか、初の著書にも注目が集まる(松竹芸能ホームページより)

テレビ、ラジオでの活躍のほか、初の著書にも注目が集まる(松竹芸能ホームページより)

ピン芸人・ヒコロヒーが話題だ。2011年にデビューし、芸歴は今年で10周年。お笑いコンテスト『女芸人No.1決定戦 THE W』では2017年から4年連続で準決勝に進出、これまでもたびたびテレビ番組に出演していたが、2021年以降、急速に世間の注目を浴びるようになった。

 メディアの調査・分析を行うニホンモニターによる「2021上半期ブレイクタレント」にも名前を連ねた。昨年上半期のテレビ出演が2本だったのに対し、今年上半期では88本と爆発的に増加しているのだ。

 今年4月からは冠バラエティ番組『キョコロヒー』(テレビ朝日系)もスタート。アイドルグループ・日向坂46の齊藤京子とともにMCを務めている。また8月には初の著書となるエッセイ集『きれはし』も刊行しており、テレビタレントの枠にとどまらない独特のワードセンスにも注目が集まっている。

 なぜ彼女は急激に人気を集めるようになったのだろうか。その理由について、以前ヒコロヒーの芸に触れて「従来の“女性芸人”のメディアでの扱われ方を問い直しつつ、あくまでそれを“笑い”につなげる」と評したテレビウォッチャーでコラムニストの飲用てれび氏はこのように語る。

「ヒコロヒーに注目が集まったきっかけのひとつと思われるのは、2019年と2020年の『M-1グランプリ』で見せた漫才です。彼女はそこで先輩芸人のみなみかわとユニットを組み、ジェンダー問題を扱った漫才を披露していました。男女の立場を入れ替え、セクハラなどをめぐる女性と男性の経験の差を浮き彫りにしたそのネタは新しく、何より面白いものでした」

関連記事

トピックス

4月クールに『アンチヒーロー』で主演をつとめた長谷川博己
ドラマ『アンチヒーロー』で衣装に関する“200万円請求書”騒動 長谷川博己のオリジナルコート制作費をめぐってスタイリストと制作サイドが衝突か
女性セブン
バチカンのモンテリーズィ枢機卿(左)にインタビューしたさかもと未明さん
【拉致問題解決への祈りは続く】さかもと未明さんが振り返る「横田夫妻との交流」と「バチカン枢機卿からの言葉」
NEWSポストセブン
佐賀空港を出発される愛子さま(時事通信フォト)
雅子さま「午後だけで4回もの休憩」不安視された22年ぶり佐賀訪問で初めて明かした「愛子さまとの私的な会話」
NEWSポストセブン
《防弾チョッキ着用で出廷》「フルフェイスヒットマン」は「元神戸山口組No.2」中田浩司若頭だったのか 初公判で検察が明かした「2秒で6発の銃撃を浴びせた瞬間」
《防弾チョッキ着用で出廷》「フルフェイスヒットマン」は「元神戸山口組No.2」中田浩司若頭だったのか 初公判で検察が明かした「2秒で6発の銃撃を浴びせた瞬間」
NEWSポストセブン
ドキュメンタリー映画『Screams Before Silence』でインタビューに応じるアミット(映画の公式インスタグラムより)
《55日間のハマス人質日記》囚われた女性が語る地獄の日々「生理の時期を毎日確認されて…」【音楽フェス襲撃から1年】
NEWSポストセブン
10月8日、美智子さまは「右大腿骨上部の骨折」の手術を受けられた(撮影/JMPA)
美智子さま「大腿骨の上部骨折」で手術 待ち受ける壮絶リハビリ、骨折前より歩行機能が低下する可能性も
女性セブン
結婚を発表したマイファス・Hiroと山本舞香(Instagramより)
《マイファスHiroと山本舞香ゴールイン》2人が語った結婚の決め手と夫婦像「作ったご飯を笑えるほどたくさん食べてくれる」 結婚記念日は新妻のバースデー
NEWSポストセブン
カニエ(左)とビアンカ・センソリ(右)(Getty Images)
「ほぼ丸出し」“過激ファッション”物議のビアンカ・センソリが「東京移住計画」ラッパーのカニエ・ウェストと銀座に出没、「街中ではやめてくれ」の指摘も
NEWSポストセブン
東北道・佐野サービスエリアの現在とは
《前代未聞のストライキから5年》激変した東北道・佐野SA「取り壊された店舗」名物「佐野らーめん」の現在、当時の元従業員が明かした39日間の舞台裏
NEWSポストセブン
Snow Manの渡辺翔太と向井康二
《Snow Man渡辺翔太&向井康二》“なべこじコンビ”のサウナ帰り姿をキャッチ 肩を組んだり輪になって話したり“素”の時間を満喫 
女性セブン
9月末に給料が未払いとなり、職員が一斉退職するという事態になった足立区の住宅型有料老人ホーム。千葉県内などにもある関連施設でも同じような”未払い”が発生しているという
《見捨てられた老人ホーム》東京・足立区で「人手が回らず餓死者が…」「お風呂も入れられない」給与未払いに社長は雲隠れ…元職員が明かした“現場丸投げ運営”の実態
NEWSポストセブン
田村家のお正月の風景。左・田村正和さん、右・田村亮さん
《『古畑任三郎』では今までにない自分を》俳優・田村正和さんの知られざる晩年「もうやりきった…」77才で他界した2人の兄を語る弟・田村亮
NEWSポストセブン