紙芝居で性交、受精、出産を全て説明。小学1年生から中学3年生まで、じっくり耳を傾ける

紙芝居で性交、受精、出産を全て説明。小学1年生から中学3年生まで、じっくり耳を傾ける

孫の「なんで?」はこう答える!

 子供たちの性にまつわる疑問は、親だけでなく祖父母に向けられることも。孫の「なんで?」に“沈黙”や“ごまかし”はしたくない。アクロストンを運営する2人が、よくある「孫の質問」と答え方の例を解説する。

【疑問1】「おじいちゃんにはちんちんがあって、おばあちゃんにないのはどうして?」

回答例:「男の人はちんちんがあって、女の人にはないんだよ。男か女かだけじゃなくて、ひとりひとり体のつくりが違うよ」

解説:“大人になればわかるよ”といったその場しのぎをするのではなく、性別による違いを答えると同時に、ひとりひとりの体は違うものと伝えるチャンスと捉えましょう。

【疑問2】「お風呂のとき、お母さんのおまたから血が出てた! ケガなの?」

回答例:「生理といって、ケガではないと思うよ。お母さんに聞いてみてね」

解説:血を見ると、“痛そう!”と思って怖がり、母親に直接聞けない子も。大丈夫だと伝えましょう。また、父母と祖父母の間で、“こんなことを聞かれた”という共有もしたい。

【疑問3】「(雑誌やスマホを指さしながら)なんでこの女の人は裸なの?」

回答例:「子供に見せる物じゃなかった。ごめんね」

解説:裸の人が出ている雑誌や動画などを見て、ショックを受ける子がいますし、女性を性的なコンテンツとして見ていいと勘違いすることにつながります。雑誌、スマホを置く場所などに注意しましょう。

【疑問4】「目が細いから不細工って言われた。私って、不細工なの?」

回答例:「○○ちゃんの目はステキだと思うな」

解説:小さい頃に容姿をとやかく言われると、成長してから過剰なダイエットに走るなどのリスクがある。きちんとフォローしましょう。もちろん、親や祖父母が容姿をからかうことも厳禁です。

取材/田村菜津季 写真提供/アクロストン

※週刊ポスト2021年12月10日号

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