箱根駅伝では中継のCMでもアシックスの〈負けっぱなしで終われるか〉のフレーズが流れるなか、「オレンジのナイキ」だけでなく「ピンクのアシックス」で勝負する選手たちがいた。駒沢大の4区を走った花尾恭輔など、優勝候補の主力級でもアシックスを採用する選手がみられたのである。
「巻き返しているのはアシックスだけではない。往路優勝を果たした青学大を3区でトップに押し上げた太田蒼生の足もとはアディダスの新作シューズだったし、もともと真っ白なミズノを愛用している創価大・嶋津雄大は今年も4区の区間賞を獲得する活躍を見せた。
その一方で、1区で“最古の区間記録”を更新した中央大・吉居大和や2区で区間賞を獲った駒沢大の田澤廉らはオレンジのナイキ厚底を使っており、まだまだナイキを採用する選手が多い。とはいえ、“一強”の構図は崩れつつあると言えるのではないか」(同前)
1月3日の復路でも、好走を見せた選手たちの足もとにどんなシューズがあるか、確認しながら楽しむのも面白いのかもしれない。