現在、離婚への話し合いが進んでいることも、彼女の挑戦を後押しした。
「夫婦で子供を育てていれば“わからないことはパパに聞く”ということもできるでしょう。離婚を決意したことで、彼女は父親の分まで自分がしっかりしなければと考えているようです。大学では地球環境や世界情勢について学び、教養を深めたいと話していました」(小倉の知人)
この日、1時間半ほどで勉強を切り上げた小倉が向かったのは、近くのスイミングプールだった。コーチが長男と次男を連れて現れると、母親の顔に。練習の様子についてコーチと談笑した後は、親子でアイスクリーム店へと入っていった。
子供の習い事のわずかな時間まで、勉強に充てていた小倉。彼女は最大限の努力をしているようだが、早稲田大学の合格を勝ち取ることはできるのか。社会人への大学受験指導を行う「じゅけラボ予備校」の教務主任・番場昭仁さんはこう解説する。
「小倉さんのようにゼロから勉強する場合でも、2年あれば7割ほどが合格できる可能性がありますが、1年での合格は至難の業です。ただ、受験勉強で大切なのは勉強時間よりも集中力です。これまで仕事と子育てを両立させてきた彼女なら、合格の可能性も充分にあるでしょう」
ゆうこりんの底力の見せどころだ。
※女性セブン2022年5月5日号