▼スクロールで次の画像

(画像 1 / 19)

顔面把手付土器 茅野市梨ノ木遺跡 縄文時代中期前半 長野県宝 ヒトを表現した土器。把手部分の顔面は八ヶ岳山麓特有のつり目ではなく、垂れ目(写真/茅野市尖石縄文考古館)

顔面把手付土器 茅野市梨ノ木遺跡 縄文時代中期前半 長野県宝 ヒトを表現した土器。把手部分の顔面は八ヶ岳山麓特有のつり目ではなく、垂れ目(写真/茅野市尖石縄文考古館)

(画像 2 / 19)

壇蜜と美術史家・明治学院大学教授の山下裕二氏(左)が縄文人の圧倒的な芸術性に触れる

壇蜜と美術史家・明治学院大学教授の山下裕二氏(左)が縄文人の圧倒的な芸術性に触れる

(画像 3 / 19)

「当時の栄養状況から察するに、『縄文のビーナス』の重さは新生児の平均体重だったのでは」(山下)「本物の赤ちゃんを抱いている感覚。きっと持つことを前提に作られた土器だと思います」(壇蜜)※レプリカ(特別な許可を得て鑑賞)高さ27cm、重さ2.14kg

「当時の栄養状況から察するに、『縄文のビーナス』の重さは新生児の平均体重だったのでは」(山下)「本物の赤ちゃんを抱いている感覚。きっと持つことを前提に作られた土器だと思います」(壇蜜)※レプリカ(特別な許可を得て鑑賞)高さ27cm、重さ2.14kg

(画像 4 / 19)

縄文のビーナスの出土状況。茅野市内でも最大規模の遺跡・棚畑遺跡の発掘作業で発見。集落の小さな穴に横たわるように埋められていた(写真/茅野市尖石縄文考古館)

縄文のビーナスの出土状況。茅野市内でも最大規模の遺跡・棚畑遺跡の発掘作業で発見。集落の小さな穴に横たわるように埋められていた(写真/茅野市尖石縄文考古館)

(画像 5 / 19)

国宝「土偶」(縄文のビーナス) 茅野市棚畑遺跡 縄文時代中期 昭和61年に出土し、平成7年に縄文時代の土偶としては日本で初めて国宝に指定。大きく張り出したお腹とお尻で臨月を迎えた妊婦を表現。「出産は集落の繁栄や豊かさの基であり、女性にしかできないこと。明らかに女性社会です」(山下) 。写真/茅野市尖石縄文考古館

国宝「土偶」(縄文のビーナス) 茅野市棚畑遺跡 縄文時代中期 昭和61年に出土し、平成7年に縄文時代の土偶としては日本で初めて国宝に指定。大きく張り出したお腹とお尻で臨月を迎えた妊婦を表現。「出産は集落の繁栄や豊かさの基であり、女性にしかできないこと。明らかに女性社会です」(山下) 。写真/茅野市尖石縄文考古館

(画像 6 / 19)

縄文のビーナスの顔はハート型、尻部は逆ハート型。頭頂部は平たく、頭にのみ円形の渦巻き文。文様は帽子を被っている姿とも、髪型ともいわれる(写真/茅野市尖石縄文考古館)

縄文のビーナスの顔はハート型、尻部は逆ハート型。頭頂部は平たく、頭にのみ円形の渦巻き文。文様は帽子を被っている姿とも、髪型ともいわれる(写真/茅野市尖石縄文考古館)

(画像 7 / 19)

国宝「土偶」(仮面の女神) 茅野市中ッ原遺跡 縄文時代後期。逆三角形の面を着け、神に代わって祭祀を行なう女性を表現したと考えられている。仮面の形状は縄文時代の後期前半に東北・関東地方で見られたハート型の顔面の流れを汲むという説も※レプリカ(特別な許可を得て鑑賞)高さ34cm、重さ2.7kg

国宝「土偶」(仮面の女神) 茅野市中ッ原遺跡 縄文時代後期。逆三角形の面を着け、神に代わって祭祀を行なう女性を表現したと考えられている。仮面の形状は縄文時代の後期前半に東北・関東地方で見られたハート型の顔面の流れを汲むという説も※レプリカ(特別な許可を得て鑑賞)高さ34cm、重さ2.7kg

(画像 8 / 19)

仮面の女神の足の裏。頭頂部や首、へそなどの他、足の裏にも小孔がある。小孔の大きさ、網代痕の向きに左右で違いがある(写真/茅野市尖石縄文考古館)

仮面の女神の足の裏。頭頂部や首、へそなどの他、足の裏にも小孔がある。小孔の大きさ、網代痕の向きに左右で違いがある(写真/茅野市尖石縄文考古館)

(画像 9 / 19)

仮面の女神の出土状況の再現模型。平成12年に中ッ原遺跡の墓より出土。右足が割れた形で見つかり、土偶の破片が脚の付け根の割れ目や空洞の胴体内部にはまり込んでいた

仮面の女神の出土状況の再現模型。平成12年に中ッ原遺跡の墓より出土。右足が割れた形で見つかり、土偶の破片が脚の付け根の割れ目や空洞の胴体内部にはまり込んでいた

(画像 10 / 19)

背面から見た仮面の女神。仮面は紐で結んで装着したようにも、かぶり物と一体化したようにも見える。正面は女性の身体的特徴を持つが、背面の形状は男性器も想起させる(写真/茅野市尖石縄文考古館)

背面から見た仮面の女神。仮面は紐で結んで装着したようにも、かぶり物と一体化したようにも見える。正面は女性の身体的特徴を持つが、背面の形状は男性器も想起させる(写真/茅野市尖石縄文考古館)

(画像 11 / 19)

環状把手付深鉢形土器 茅野市下ノ原遺跡縄文時代中期前半 長野県宝(2点とも)。土器の表面の劣化具合や二次焼成の形跡から煮炊きに使われたことがうかがえる

環状把手付深鉢形土器 茅野市下ノ原遺跡縄文時代中期前半 長野県宝(2点とも)。土器の表面の劣化具合や二次焼成の形跡から煮炊きに使われたことがうかがえる

(画像 12 / 19)

蛇体把手付深鉢形土器 尖石遺跡 縄文時代中期前半 長野県宝。三角頭やとぐろを巻く様子を連想させる形状や丸い模様からマムシを模したと考えられる(写真/茅野市尖石縄文考古館)

蛇体把手付深鉢形土器 尖石遺跡 縄文時代中期前半 長野県宝。三角頭やとぐろを巻く様子を連想させる形状や丸い模様からマムシを模したと考えられる(写真/茅野市尖石縄文考古館)

(画像 13 / 19)

蛇体把手付深鉢形土器 尖石遺跡 縄文時代中期前半 長野県宝。昭和8年に出土した、高さ24cmの蛇体把手付土器。蛇体把手の造形はやや抽象的(写真/茅野市尖石縄文考古館)

蛇体把手付深鉢形土器 尖石遺跡 縄文時代中期前半 長野県宝。昭和8年に出土した、高さ24cmの蛇体把手付土器。蛇体把手の造形はやや抽象的(写真/茅野市尖石縄文考古館)

(画像 14 / 19)

「八ヶ岳山麓系の顔としては切れ長でつり上がった目、団子鼻、小さなおちょぼ口が特徴的ですね」(壇蜜)と、土偶の風貌について語りながら、つり目を真似る

「八ヶ岳山麓系の顔としては切れ長でつり上がった目、団子鼻、小さなおちょぼ口が特徴的ですね」(壇蜜)と、土偶の風貌について語りながら、つり目を真似る

(画像 15 / 19)

胴部中央の装飾が両手でバンザイしているヒトの姿にも見えるため、母の胎内の赤ん坊ではないかとも考えられている(写真/茅野市尖石縄文考古館)

胴部中央の装飾が両手でバンザイしているヒトの姿にも見えるため、母の胎内の赤ん坊ではないかとも考えられている(写真/茅野市尖石縄文考古館)

(画像 16 / 19)

2人がかりで土器柄の縄文パズルに挑戦。火おこし、ドングリ割りや編み物の編み方などの“縄文体験”もできる(体験の受付は一時休止中)

2人がかりで土器柄の縄文パズルに挑戦。火おこし、ドングリ割りや編み物の編み方などの“縄文体験”もできる(体験の受付は一時休止中)

(画像 17 / 19)

石棒 聖石遺跡ほか、茅野市内各遺跡 縄文時代中期後半。男根を彷彿とさせる儀礼・祭祀用の土器と考えられる。炉から確認される例が多く、手前(壇蜜正面)の石棒も住居の炉で発見

石棒 聖石遺跡ほか、茅野市内各遺跡 縄文時代中期後半。男根を彷彿とさせる儀礼・祭祀用の土器と考えられる。炉から確認される例が多く、手前(壇蜜正面)の石棒も住居の炉で発見

(画像 18 / 19)

ミュージアムショップでは、レプリカ、ネクタイ、精巧な塩羊羹など、様々な国宝土偶グッズが揃う

ミュージアムショップでは、レプリカ、ネクタイ、精巧な塩羊羹など、様々な国宝土偶グッズが揃う

(画像 19 / 19)

茅野市尖石縄文考古館(長野県茅野市豊平4734-132)【開館時間】9時~17時(最終入館は16時半)。写真/茅野市尖石縄文考古館

茅野市尖石縄文考古館(長野県茅野市豊平4734-132)【開館時間】9時~17時(最終入館は16時半)。写真/茅野市尖石縄文考古館

関連記事

トピックス

森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
女性セブン
どんな演技も積極的にこなす吉高由里子
吉高由里子、魅惑的なシーンが多い『光る君へ』も気合十分 クランクアップ後に結婚か、その後“長いお休み”へ
女性セブン
日本人パートナーがフランスの有名雑誌『Le Point』で悲痛な告白(写真/アフロ)
【300億円の財産はどうなるのか】アラン・ドロンのお家騒動「子供たちが日本人パートナーを告発」「子供たちは“仲間割れ”」のカオス状態 仏国民は高い関心
女性セブン
《視聴者は好意的な評価》『ちびまる子ちゃん』『サンモニ』『笑点』…長寿番組の交代はなぜスムーズに受け入れられたのか?成否の鍵を握る“色”
《視聴者は好意的な評価》『ちびまる子ちゃん』『サンモニ』『笑点』…長寿番組の交代はなぜスムーズに受け入れられたのか?成否の鍵を握る“色”
NEWSポストセブン
わいせつな行為をしたとして罪に問われた牛見豊被告
《恐怖の第二診察室》心の病を抱える女性の局部に繰り返し異物を挿入、弄び続けたわいせつ精神科医のトンデモ言い分 【横浜地裁で初公判】
NEWSポストセブン
バドミントンの大会に出場されていた悠仁さま(写真/宮内庁提供)
《部活動に奮闘》悠仁さま、高校のバドミントン大会にご出場 黒ジャージー、黒スニーカーのスポーティーなお姿
女性セブン
足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
『教場』では木村拓哉から演技指導を受けた堀田真由
【日曜劇場に出演中】堀田真由、『教場』では木村拓哉から細かい演技指導を受ける 珍しい光景にスタッフは驚き
週刊ポスト