今年は寒暖差が激しい傾向
渡邊さんは、かかりつけの内科の受診をすすめる。
「気象病はまだあまり広く知られていないので、いきなり初診で『気象病かもしれない』と伝えると、けげんな顔をされる可能性もあります。かかりつけ医なら日頃の状態もわかっているので安心です。また、内科医ならさまざまな症状を診ているので、必要に応じてほかの病院も紹介してもらえます」
最も避けるべきは、自己判断で不調を放置することだ。
「気象病だと思い込んでいたら、重大な病気が隠れているケースも少なくありません。市販の痛み止めを常用し、依存症に近い状態になったり、薬物性の頭痛を併発している患者もいます。長引く不調や違和感があれば気象病だと自己診断せずに、早めに病院で診察を受けてほしい」(渡邊さん)
晴れの日も雨の日も、元気な体で過ごすために、いまできることがある。
※女性セブン2022年6月16日号