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「コロナ禍でヒゲ脱毛をする人が増加」いまメンズ脱毛が注目される理由を医師解説

「長引くマスク生活が影響」との指摘も(イメージ)

「長引くマスク生活が影響」との指摘も(イメージ)

 本格的な夏を迎え、街中では男女を問わず軽装が目立つようになった。ハーフパンツ姿の男性を見かけることもしばしばだが、よく見ると、なかには脛(すね)などのムダ毛処理を綺麗に済ませている人も多い。

 美容に関心を持つ男性は年々増え、スキンケアや脱毛などが「男の身だしなみ」の一つとして浸透しはじめたようだ。脱毛サロンを運営するリンクスホールディングスが20代女性300人を対象に行ったアンケートでは、脱毛をする男性を「好印象」「やや好印象」に思う人が6割を超えた(2022年6月実施)。好印象の理由で一番多かったのは「清潔感がある」(65%)だった。

 今メンズ脱毛が注目される理由について、皮膚科・美容皮膚科医の花房崇明さん(千里中央花ふさ皮ふ科院長)に聞いた。

「まず、見た目を気にする男性が増えた印象があります。ジェンダーレスな物事の考え方が浸透してきていることも影響しているかもしれません。

 以前からニーズはありましたが、コロナをきっかけにヒゲ脱毛やシミ取りなどにお金を使う人が増えました。マスクで隠せる範囲で治療ができることや、外出自粛などでお金を使う機会が減ったことなどを背景に、自分磨きである美容治療にお金を使う流れができたのかもしれません」(花房医師)

 実際に、美容のための脱毛を始める男性にはどんな属性の人が多いのか。

「特にヒゲ脱毛はトレンド化しており、20〜50代と幅広い年齢層の方が施術を受けられています。毛が太く濃い男性の脱毛は、施術を受ける回数を重ねなくてはならないうえ、照射面積も広くなります。費用面でも女性の脱毛と比較すると高くなる傾向が強いため、職業は会社経営者など金銭的に余裕のある方が多い印象です。

 若返りや清潔感などの見た目はもちろんのこと、毎日ヒゲを剃る時間を短縮できるのは大きなメリットといえるのではないでしょうか」(同前)

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