「映える」スポットを独占されるのは迷惑
USJの男性ファンはどう感じているのか。大阪在住の大学生・Bさん(21歳男性)は、友人たちとパークに足を運ぶ機会が多い。
「ユニバのハロウィーンって、毎年、けっこう過激な露出をしてる来場者がいるんですよね。ユニバだけじゃなくて、例えばハロウィーンシーズンだと、ひっかけ橋(※難波・戎橋)とかにも露出の激しい女の人たちがいる。やっぱりお祭りだと、脱ぎたくなるのでしょうか?
今の時代って、コンプライアンスとかセクハラとか、すごく厳しい時代ですよね。でも女性の側が過剰に露出をしてイベントにいると、こっちはたとえ興味がなくても目に入ってきますよね。男性が露出をしたら通報されるけど、女性の場合はお咎めなしというのはおかしいと思う」(Bさん)
Bさんの大学の友人であるCさん(21歳男性)も、家族で幼少期からUSJに慣れ親しんできた。過剰な露出ファッションについては、不快感を覚えるという。
「Twitterで炎上していましたが、一部には『可愛いからOKでしょ?』みたいな投稿もありましたね。でも僕はそう思いません。パークのなかには親子連れも多いですし、カップルもいる。本人たちは自信満々かもしれませんが、見たくないものを見せられる側の気持ちになってほしい。まあ、当事者の方たちも、いずれ今回の出来事が“黒歴史”だったと思うようになるんじゃないですか?
それから、純粋にユニバを楽しみたい人にとっては、パーク内を勝手に撮影会場に利用してほしくないというのが本音。『映える』スポットを独占して、ずっとそこで撮影している来場者がいると、他の人たちが楽しめないですから」(Bさん)
ハロウィーンイベントは、USJの目玉イベントのひとつだ。「コスプレ」での来場も楽しみ方の一つとして定着しつつあるが、「映え」に熱中するあまり他の来場者に不快な思いをさせてしまっては本末転倒ではないだろうか。