そんなサロン「GASYLE」が更新停止する直前、 4月12日に配信されていた動画のテーマは、「海外に住んでいる人&海外に住みたい人で各国のグルメを話し合う」という内容だった。この動画でガーシー容疑者が夢を語る一幕もあったという。
「いつか住みたい国について楽しげに話していました。一番住みたいのはハワイで、コロナ禍で手放したものの、カカアコ地区の人気スポット『ソルト』に家を持っていたとのことです。『どうしてもハワイに住みたい』と語り、『ハワイに住むときは、もう完全に仕事をリタイアしてると思う。
悪いけど配信もやめさせてもらって、サーフィンだけすればいい状況でハワイに行きたい』と笑顔を見せていました。ハワイ在住の女性ファンからは『一緒に(サーフィンを)やってください』と誘われて快諾していましたよ」(前出の「GASYLE」会員)
しかし今回の逮捕で、夢のハワイ生活から大きく遠のいてしまった。
ガーシー容疑者を取り巻く人脈などについてネット上で明かし、警察に捜査協力もしているという金沙也氏が、逮捕の背景を推察する。
「私自身は『すでに去年から公安が尾行し、ドバイに出入りしている』と聞いてました。日本政府は、UAEとの信頼関係を見せつけようとしているんじゃないでしょうか。ガーシー容疑者を素早く逮捕することで、日本の犯罪者が今後“ドバイに逃げれば大丈夫”と考えるのを防ぐ意図がありそうです」
ガーシー容疑者の周辺にいる人物も、本格的に捜査の対象となる可能性がある。
「取り巻きのうち、逮捕状が出たことが報じられているのは、動画制作に関わった池田俊輔容疑者のみです。まずはガーシー容疑者と池田容疑者を逮捕して、供述を取ったり、デバイスなどを押収した後、取り巻きたちにも逮捕状を出すことを視野にいれているのかもしれません」
仲間“もろとも”、夢破れたようだ。
取材協力/金沙也氏