国内

《ススキノ頭部斬殺事件》被害者と面識あった29歳「不登校」娘と59歳の精神科医父が抱えていた苦悩

娘とともに逮捕された父・田村修容疑者

娘とともに逮捕された父・田村修容疑者

「父親は毎日自宅の玄関先でカップラーメンやコンビニの弁当を立ちながら食べていました。現役の精神科医で、あんな立派なご自宅なのに今回の事件のことがさっぱり理解ができませんでした」──札幌市の繁華街ススキノのホテルの一室で、首が切断された男性の遺体が見つかった事件。容疑者となった父親の姿を目撃していた近隣住民はこのようにNEWSポストセブンの取材に明かした。

 北海道警は7月24日、死体損壊、死体領得、死体遺棄の疑いで、札幌市厚別区に住む職業不詳の田村瑠奈容疑者(29)と父親で医師で精神科医の田村修容疑者(59)を家宅捜索後に逮捕した。全国紙記者が捜査状況について語る。

「事件発生から23日目の逮捕となりますが、防犯カメラ映像の解析で、共謀して頭部を遺棄した事件と、殺人事件について240人態勢で検挙した。逮捕は、公判維持できるという前提なので、それだけ警察が慎重に証拠を固めていった上での逮捕といえます。決して遅くはない」

 被害者は恵庭市の会社員・浦仁志さん(62)。事件当日、家族には行き先を告げないまま札幌市内で行なわれたディスコイベントに参加したことがわかっていた。浦さんを知るイベントに参加した男性が語る。

「当日は400人以上人が入って、うち半分は常連の人だったと思います。被害者の方は、イベントの受付の時には上に白い服を着て、下は黒のスカートのような形状のものを履いていた。ディスコイベントですから、仮装をしてくる人もいますし、ウィッグをつけて参加するお客さんもたくさんいます」

 その後、浦さんは午後10時半ごろに、女性の格好をした別の人物といっしょにホテルへ入る。この人物はそのおよそ3時間半後に「先に1人で出る」とフロントに電話した後、入室時と異なる服装でホテルを出て、いったん南側に向かったあとホテル前まで戻り、西の方角に歩き去って行ったという。

関連記事

トピックス

自宅への家宅捜索が報じられた米倉(時事通信)
米倉涼子“ガサ入れ報道”の背景に「麻薬取締部の長く続く捜査」 社会部記者は「米倉さんはマトリからの調べに誠実に対応している」
香川県を訪問された紀子さまと佳子さま(2025年10月2日、撮影/JMPA)
佳子さまが着用した「涼しげな夏振袖」に込められた「母娘、姉妹の絆」 紀子さま、眞子さんのお印が描かれていた
NEWSポストセブン
米倉涼子(時事通信フォト)
《マトリが捜査》米倉涼子に“違法薬物ガサ入れ”報道 かつて体調不良時にはSNSに「ごめんなさい、ごめんなさい、本当にごめんなさい」…米倉の身に起きていた“異変”
NEWSポストセブン
きしたかの・高野正成(高野のXより)
《オファー続々》『水ダウ』“ほぼレギュラー“きしたかの・高野 「怒っているけど、実はいい人」で突出した業界人気を獲得 
NEWSポストセブン
迎賓施設「松下真々庵」を訪問された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月9日、撮影/JMPA)
《京都ご訪問で注目》佳子さま、身につけた“西陣織バレッタ”は売り切れに クラシカルな赤いワンピースで魅せた“和洋折衷スタイル”
NEWSポストセブン
米倉涼子(時事通信フォト)
《米倉涼子に“麻薬取締部ガサ入れ”報道》半同棲していた恋人・アルゼンチン人ダンサーは海外に…“諸事情により帰国が延期” 米倉の仕事キャンセル事情の背景を知りうるキーマン
NEWSポストセブン
イギリス人女性2人のスーツケースから合計35kg以上の大麻が見つかり逮捕された(バニスター被告のInstagramより)
《金髪美女コンビがNYからイギリスに大麻35kg密輸》有罪判決後も会員制サイトで過激コンテンツを販売し大炎上、被告らは「私たちの友情は揺るがないわ」
NEWSポストセブン
第79回国民スポーツ大会の閉会式に出席された秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
「なんでこれにしたの?」秋篠宮家・佳子さまの“クッキリ服”にネット上で“心配する声”が強まる【国スポで滋賀県ご訪問】
NEWSポストセブン
"殺人グマ”による惨劇が起こってしまった(時事通信フォト)
「頭皮が食われ、頭蓋骨が露出した状態」「遺体のそばで『ウウー』と唸り声」殺人グマが起こした”バラバラ遺体“の惨劇、行政は「”特異な個体”の可能性も視野」《岩手県北上市》
NEWSポストセブン
第79回国民スポーツ大会の閉会式に出席された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月8日、撮影/JMPA)
《プリンセスコーデに絶賛の声も》佳子さま、「ハーフアップの髪型×ロイヤルブルー」のワンピでガーリーに アイテムを変えて魅せた着回し術
NEWSポストセブン
大谷翔平の妻・真美子さん(写真/AFLO)
《髪をかきあげる真美子さんがチラ見え》“ドジャース夫人会”も気遣う「大谷翔平ファミリーの写真映り込み」、球団は「撮らないで」とピリピリモード
NEWSポストセブン
畠山愛理と鈴木誠也(本人のinstagram/時事通信)
《愛妻・畠山愛理がピッタリと隣に》鈴木誠也がファミリーで訪れた“シカゴの牛角” 居合わせた客が驚いた「庶民派ディナー」の様子
NEWSポストセブン