「リーグ優勝の時も飛ぼうと思ったんやけど、娘にヤメてと言われてヤメたんです。だから今回の日本一の時は、本気で飛ぼうと思って。阪神ファンはアホやねん。こんなに愛しるんやから、今回だけは、と思って来たんです。今回だけは許してください!」(ヒロミさん)
周りのファンも「ガチすぎる。本気やん!」「おばちゃん! ここから飛んでも下コンクリやで!」とツッコミが。
ファンが暖かくおばちゃんを止めて、ようやく飛ぶのを諦めたヒロミさん。その後、ファンから3回胴上げされたヒロミさんは「もう満足です!」と涙交じりに喜びの笑顔を見せた。
京セラドームで優勝を見届けてから道頓堀に駆けつけた女性もいた。大阪出身というかずきさん(28)は現地で優勝を見届けたあと、道頓堀でもう一人の友人と合流したという。
「みんなで応援歌を歌ったんで23時までドームにいたんです(笑)。監督の応援歌から、戦力外通告を受けたばかりの高山(俊)や北條(史也)まで、応援歌を歌いましたよ。普段はテレビで観戦するか、甲子園で応援してます。生まれた時からの阪神ファンですけど、日本一になったのは初めてです。一生の思い出ですよ」
38年ぶりの歓喜──道頓堀では終電時刻が過ぎても阪神ファンたちの歓声がやむことはなかった。