連れ去られるノアさんの動画は世界中で拡散されている（SNSより）
イスラム組織ハマスが1月15日、新たに人質3人の映像をSNS上で公開した。アルガマニと名乗る女性が「イスラエル軍の空爆により、人質男性が死亡した」と証言しており、映像の最後には、男性2人の遺体が映っている。イスラエル軍は、人質2人の死亡を確認したことを発表した上で、軍の攻撃が原因だとの主張は否定している。
映像で証言した女性は、イスラエル人のノア・アルガマニさん（26）と思われる。アルガマニさんは、ハマスの攻撃対象のひとつとなった音楽フェスに参加し、戦闘員に連れ去られて行方がわからなくなっていた。彼女が「殺さないで！」と叫びながらバイクに無理やり乗せられる映像は、世界中に衝撃を与えた。
同映像が広く拡散されただけに、多くの人々がアルガマニさんの安否を気遣っていた。国際ジャーナリストが語る。
「アルガマニさんの誕生日である昨年の10月12日、彼女の帰還を願って誕生日を祝う動きがSNS上で見られました。イスラエルの公式Xアカウントが、#HappyBirthdayNoaというハッシュタグを添えて、〈彼女の両親は、このメッセージが何らかの形で彼女に届くことを願い、みんなで彼女の誕生日を祝ってほしいと頼んでいます〉と投稿したところ、当該ポストには4万件を超える『いいね』が集まりました」（国際ジャーナリスト、以下同）
アルガマニさんらしき人質女性の映像が出回ったこともあった。
