事件が起こったマンションの共用部。壁面と地面には血痕が残されていた

事件が起こったマンションの共用部。壁面と地面には血痕が残されていた

住人が耳にした悲痛な叫びと怒鳴り声

 30歳近く歳の離れたふたりの間にいったい何があったのか。事件発生時に女性の声を聞いたというマンション住人はこう話す。

「3時過ぎくらいですかね、外から『助けて、助けてー!』って女の子の声が聞こえて目が覚めました。私の部屋は18階にあるんですが、そこからでも悲鳴がはっきりと聞こえました。バルコニーからサブエントランスの方を見ると、男性と背の低い女の子が揉み合いになっているような様子でした。その声で起きた人たちがけっこういたようで、パトカーが到着した15分後くらいには外に人だかりができていました」

 さらに和久井容疑者が逮捕されるまでの様子を見ていた別の女性が語る。

「私が聞いたのは『カネ返せ、カネの問題だろ!』みたいな男性の怒鳴り声でした。他にも『俺はストーカーじゃない』みたいな声を聞いたって人もいたみたいです。

 様子を見に下へ降りると、背の低い女の子がちょうどAEDで心臓マッサージされるところで胸のあたりまで服がまくし上げられていました。女の子の横には高いヒールの黒ブーツが転がっていて、凶器のようなものは見当たりませんでしたね。

 男性は観念した様子で、特に抵抗することもなく警察官の方に挟まれて連行されていました。まだ夜中の3時くらいで真っ暗だったんですが、その男性が着ている白いシャツについた返り血はっきりと浮かんで見えました……。見ていた周りの人も『あいつが犯人だ』とざわついていました」

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