芸能

押尾裁判 あまりに卑猥なことば多くTVや新聞が自主規制

 女性に合成麻薬『MDMA』を勧め、麻薬セックスに溺れてれていた元俳優・押尾学(32)の裁判が9月に行われた。 裁判員裁判で裁かれる初の芸能人被告となったこともあり、連日、各メディアで詳報されたが、あるワイドショーのディレクターによれば、法廷で飛び交う証言があまりにも生々しいため、放送できない箇所が多数あったのだという。

 9月7日の公判のことだ。押尾被告が亡くなった女性に送った「すぐいる?」というメールについて、証人として法廷に立った泉田勇介受刑者(押尾にMDMAを譲渡した罪で服役中)の発言は、あまりにストレートだった。

「押尾は『俺って変態だから、俺のチンコが欲しいっていう意味といえばいいよね。それしかないもんね』と自分を納得させるようなことをいっていました」

 泉田受刑者は、「すぐいる」が指すモノはMDMAだと主張している。押尾は警察の事情聴取ではそれを隠蔽するために、MDMAと自身の男性器を置き換えることを考えたというのだ。

 これは、亡くなった田中香織さんへのMDMAの譲渡を立証するために非常に重要な証言なのだが、さすがにテレビでは使えない。前出のディレクターはこう語る。

「この発言に触れた番組は少なかったようです。TBSでは、チンコは“男性器”や“自分自身”と言い換えていました」

 新聞でもこの“チンコ発言”をそのまま取り上げたのはごく少数だった。一般紙で朝日新聞が“陰茎”と表現し、スポーツ紙ではスポニチが“チ◯コ”と伏せ字にしていたほど。 前代未聞の“麻薬セックス法廷”にテレビや新聞も自主規制を余儀なくされたようだ。

※週刊ポスト2010年9月24日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

無期限の活動休止を発表した国分太一(50)。地元でもショックの声が──
《地元にも波紋》「デビュー前はそこの公園で不良仲間とよくだべってたよ」国分太一の知られざる “ヤンチャなTOKIO前夜” 同級生も落胆「アイツだけは不祥事起こさないと…」 【無期限活動停止を発表】
NEWSポストセブン
草野刑事を演じた倉田保昭と響刑事役の藤田三保子が当時を振り返る(撮影/横田紋子)
放送50年『Gメン\\\'75』 「草野刑事」倉田保昭×「響刑事」藤田三保子が特別対談 「俺が来たからもう大丈夫だ」丹波哲郎が演じたビッグな男・黒木警視の安心感
週刊ポスト
月9ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』主演の中井貴一と小泉今日子
今春最大の話題作『最後から二番目の恋』最終話で見届けたい3つの着地点 “続・続・続編”の可能性は? 
NEWSポストセブン
TOKIOの国分太一(右/時事通信フォトより)
《あだ名はジャニーズの風紀委員》無期限活動休止・国分太一の“イジリ系素顔”「しっかりしている分、怒ると“ネチネチ系”で…」 “セクハラに該当”との情報も
NEWSポストセブン
『ザ!鉄腕!DASH!!』降板が決まったTOKIOの国分太一
《どうなる“新宿DASH”》「春先から見かけない」「撮影の頻度が激減して…」国分太一の名物コーナーのロケ現場に起きていた“異変”【鉄腕DASHを降板】
NEWSポストセブン
日本のエースとして君臨した“マエケン”こと前田健太投手(本人のインスタグラムより)
《途絶えたSNS更新》前田健太投手、元女子アナ妻が緊急渡米の目的「カラオケやラーメン…日本での生活を満喫」から一転 32枚の大量写真に込められた意味
NEWSポストセブン
出廷した水原被告(右は妻とともに住んでいたニューポートビーチの自宅)
《水原一平がついに収監》最愛の妻・Aさんが姿を消した…「両親を亡くし、家族は一平さんだけ」刑務所行きの夫を待ち受ける「囚人同士の性的嫌がらせ」
NEWSポストセブン
中世史研究者の本郷恵子氏(本人提供)
【「愛子天皇」の誕生を願う有識者が提言】中世史研究者・本郷恵子氏「旧皇族男子の養子案は女性皇族の“使い捨て”につながる」
週刊ポスト
夫・井上康生の不倫報道から2年(左・HPより)
《柔道・井上康生の黒帯バスローブ不倫報道から2年》妻・東原亜希の選択した沈黙の「返し技」、夫は国際柔道連盟の新理事に就任の大出世
NEWSポストセブン
新潟で農業を学ことを宣言したローラ
《現地徹底取材》本名「佐藤えり」公開のローラが始めたニッポンの農業への“本気度”「黒のショートパンツをはいて、すごくスタイルが良くて」目撃した女性が証言
NEWSポストセブン
妻とは2015年に結婚した国分太一
《セクハラに該当する行為》TOKIO・国分太一、元テレビ局員の年下妻への“裏切り”「調子に乗るなと言ってくれる」存在
NEWSポストセブン
1985年春、ハワイにて。ファースト写真集撮影時
《突然の訃報に「我慢してください」》“芸能界の父”が明かした中山美穂さんの最期、「警察から帰された美穂との対面」と検死の結果
NEWSポストセブン