ライフ

外見の魅力と収入の関係 魅力1段階上昇で年収17万円上がる

人は見た目が重要だといわれるが、見た目は収入にも関係するという。そう指摘するのは、『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)でもおなじみの脳科学者・澤口俊之氏。以下、澤口氏による解説だ。

* * *
ヒトは異性の魅力を0.5秒で判断することも脳科学で証明されています。これほど早いのも、「魅力的な異性を選ぶ」ということが、ヒトの進化的な本質であるからです。しかもヒトは、「視覚動物」といわれるほど、視覚に頼った生活をしています。実際に脳の半分近くは視覚に関係した領域になっているのです。

一方で、魅力の度合いを、0.5という6段階の数字で表すデータもあります。アメリカの研究結果からいうと、魅力の度合いが上がる度に年収は高くなり、入社10年目の人を比較した場合、魅力の度合いが一段階上がるごとに年収が平均$2150(約17万円)ほど高くなっています。つまり魅力性評価が0の女性と、5の女性の年収の差は、$10750($2150×5=約83万円)にもなるということです。

このように、“見た目”の良さが恋愛や年収に関係することは否めない現実ではありますが、だからといってそれがすべてではありません。年収に関していえば、見た目以外に当然、「頭の良さ」が関係します。美人ではなくても、頭が良ければ収入は多くなります。また、恋愛や結婚の成否には、見た目や頭の良さ以外に、いくつかの要素が関与してきます。

そのひとつに「匂い」があります。簡単にいうと、見た目がいくらよくても、自分の匂いが相手にとって合わないと、無意識に脳が不快に感じ、恋愛や結婚は長続きしません。

それにしても、男女関係はともかくとして、仕事や収入に関しても“見た目”が大きくものをいう現実に理不尽さを感じるかたが多いに違いありません。しかし、そう感じるあなた自身が、初めて会った人の印象を、やはり見た目で判断しているはずです。ことほどさように視覚はヒトの脳にとって重要な情報なのです。

とはいえ、鏡に映った自分の「見た目」に悩んでばかりいても仕方ありません。「私は、もっと魅力的になれる」「仕事もできる」など、理想の自分像をポジティブにイメージすることが、自分の魅力を高める第一歩と知るべきでしょう。

※女性セブン2012年2月16日号

関連記事

トピックス

エンゼルス時代、チームメートとのコミュニケーションのためポーカーに参加していたことも(写真/AFP=時事)
《水原一平容疑者「違法賭博の入り口」だったのか》大谷翔平も参加していたエンゼルス“ベンチ裏ポーカー”の実態 「大谷はビギナーズラックで勝っていた」
週刊ポスト
グラビアから女優までこなすマルチタレントとして一世を風靡した安田美沙子(本人インスタグラム)
《過去に独立トラブルの安田美沙子》前事務所ホームページから「訴訟が係属中」メッセージが3年ぶりに削除されていた【双方を直撃】
NEWSポストセブン
中条きよし氏、トラブルの真相は?(時事通信フォト)
【スクープ全文公開】中条きよし参院議員が“闇金顔負け”の年利60%の高利貸し、出資法違反の重大疑惑 直撃には「貸しましたよ。もちろん」
週刊ポスト
阿部詩は過度に着飾らず、“自分らしさ”を表現する服装が上手との見方も(本人のインスタグラムより)
柔道・阿部詩、メディア露出が増えてファッションへの意識が変化 インスタのフォロワー30万人超えで「モデルでも金」に期待
週刊ポスト
昨秋からはオーストラリアを拠点に練習を重ねてきた池江璃花子(時事通信フォト)
【パリ五輪でのメダル獲得に向けて】池江璃花子、オーストラリア生活を支える相方は元“長友佑都の専属シェフ”
週刊ポスト
店を出て並んで歩く小林(右)と小梅
【支払いは割り勘】小林薫、22才年下妻との仲良しディナー姿 「多く払った方が、家事休みね~」家事と育児は分担
女性セブン
大の里
新三役・大の里を待つ試練 元・嘉風の中村親方独立で懸念される「監視の目がなくなる問題」
NEWSポストセブン
テレビや新聞など、さまざまなメディアが結婚相手・真美子さんに関する特集を行っている
《水原一平ショックを乗り越え》大谷翔平を支える妻・真美子さんのモテすぎ秘話 同級生たちは「寮内の食堂でも熱視線を浴びていた」と証言 人気沸騰にもどかしさも
NEWSポストセブン
「特定抗争指定暴力団」に指定する標章を、山口組総本部に貼る兵庫県警の捜査員。2020年1月(時事通信フォト)
《山口組新報にみる最新ヤクザ事情》「川柳」にみる取り締まり強化への嘆き 政治をネタに「政治家の 使用者責任 何処へと」
NEWSポストセブン
愛子さま
【愛子さま、日赤に就職】想定を大幅に上回る熱心な仕事ぶり ほぼフルタイム出勤で皇室活動と“ダブルワーク”状態
女性セブン
行きつけだった渋谷のクラブと若山容疑者
《那須2遺体》「まっすぐ育ってね」岡田准一からエールも「ハジけた客が多い」渋谷のクラブに首筋タトゥーで出没 元子役俳優が報酬欲しさに死体損壊の転落人生
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 岸田自民「補助金バラ撒きリスト」入手ほか
「週刊ポスト」本日発売! 岸田自民「補助金バラ撒きリスト」入手ほか
NEWSポストセブン