芸能

チェッカーズDVD発売もフミヤ達に印税入らぬ可能性を指摘

 1980年代、『涙のリクエスト』『ジュリアに傷心』『星屑のステージ』など数々のヒット曲を飛ばし、惜しまれながらも1992年に解散したチェッカーズ。音楽面だけでなく、前髪を垂らした髪型やチェックの衣装などファッション面でも若者に影響を与えた芸能史に残るビッグバンドだった。

 彼らが1987年に『CUTE BEAT CLUB BAND』と別名義で活動していたときのライブ映像が、このたびDVD化される(『CUTE BEAT CLUB BAND LIVE in LONDON at ASTORIA, 1987』3月21日発売)。ファンならずとも、「なぜ、この時期に?」という疑問が残るだろう。音楽関係者はこう読む。

「ライブ映像の権利は、だいたい事務所が持っています。ですから、本人たちは映像化を推進もできないし、止めることもできない。下手したらメンバーの中には、今回のDVD化について、何も知らない人もいるかもしれません。

 チェッカーズの場合、解散時に事務所に残ったのは高杢禎彦(ヒゲのサイドボーカル)、鶴久政治(色白のサイドボーカル)、徳永善也(2004年に夭逝)。藤井郁弥(現・藤井フミヤ)ら残りの4人は事務所を辞め、チェッカーズ時代の版権も放棄したと聞いています。ですから、DVDが売れても、郁弥たちに印税は入らないでしょうね。ただし、作詞作曲印税は別です」

 チェッカーズに限らず、歌手本人たちの意思とは関係なく、過去の映像がDVDとして蘇るケースは多いようだ。ちなみに、当時のチェッカーズの事務所は、現在ではタレントマネジメントからは撤退しているが、版権管理会社として残っている。

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