スポーツ

フットサルW杯で大事な時に離脱したカズ チーム内の雰囲気は

 カズこと三浦知良(45)は、所属チームである横浜FCがJ1昇格争いをしている時期に、フットサルW杯に参加した。そのあいだにJ2の全日程は終了。チームは4位につけ、J1昇格プレーオフに駒を進めた。18日にはプレーオフ準決勝で千葉と戦ったが、帰国後間もないカズのメンバー入りは見送られ、チームも敗戦した。

 大事な試合を控えていた状況で、カズに対して「昇格争いをしている大事な時期にチームを離れるなんて……」という否定的な意見が出てもおかしくない状況だった。

 今季、16節のガイナーレ鳥取戦(5月27日)でカズがゴールを決めた際には、チームのメンバーが総出で祝福。後半35分、4対2とリードした場面での得点にもかかわらず、キーパーまで押し寄せ、まるで優勝したかのような盛り上がりとなった。昨季は無得点に終わったが、一昨年ゴールを挙げたときにも同じような光景が見られたことからも、少なくともフットサル代表でチームを離れる前に浮いていることはなさそうだった。

 だが、状況が変わったなかで、チーム内はどんな空気になっていたのだろうか。

 14日、W杯開催地であるタイから帰国したばかりのカズが、約1か月ぶりに練習に合流したときの様子を振り返ってみよう。選手のなかで、いちばん最初に練習場に現れると、みずからストレッチ用のマットを敷く。その後、スタッフと談笑。

 ミニゲームになると、チームメイトは遠慮せずに『カズ!』と呼び捨てに。これには、「ピッチに立ったら年齢は関係ない。呼び捨てで呼んでくれ」というカズの意向がある。

 練習の合間には、FW大久保哲哉やMF寺田紳一などと笑顔で話す様子が伺え、ブラジル出身のFWカイオとも頻繁にポルトガル語でコミュニケーションを取っていた。

 カズがチーム内で浮いている様子は感じられず。むしろ、練習中はチームでいちばん声を出しており、雰囲気を作っていた。J1昇格こそかなわなかったが、やはり、カズはキングのようだ。

関連キーワード

トピックス

子宮体がんだったことを明かしたタレントの山瀬まみ
《山瀬まみが7ヶ月間のリハビリ生活》休養前に目撃した“スタッフに荷物を手伝われるホッソリ姿”…がん手術後に脳梗塞発症でICUに
NEWSポストセブン
自民党屈指の資金力を誇る小泉進次郎氏(時事通信フォト)
《小泉進次郎氏の自民党屈指の資金力》政治献金は少なくても“パーティー”で資金集め パーティーによる総収入は3年間で2億円、利益率は約79%
週刊ポスト
米倉涼子
《新情報》イベントのドタキャン続く米倉涼子を支えた恋人の外国人ダンサー、日本を出国して“諸事情により帰国が延期”…国内でのレッスンも急きょキャンセル 知人は「少しでもそばにいてあげて」
NEWSポストセブン
「開かれた市政運営」を掲げる瀬野憲一・守口市長(写真/共同通信社)
パワハラ人事疑惑の瀬野憲一・守口市長、維新代議士へ“お土産”補助金疑惑 互礼会の翌日に「補助金をつけろ」と指示か 本人は「発言の事実はない」と主張
週刊ポスト
出世街道を突き進む二所ノ関親方
《相撲協会、理事選のゆくえ》大の里の横綱昇進後初Vで注目が集まる二所ノ関親方の出世街道、飛び級で抜擢の可能性も ライバルだった元横綱・白鵬が退職したのも追い風
週刊ポスト
小川晶市長“ホテル通い詰め”騒動はどう決着をつけるのか(左/時事通信フォト)
《前橋・小川市長 は“生粋のお祭り女”》激しい暴れ獅子にアツくなり、だんベぇ踊りで鳴子を打ち…ラブホ通い騒動で市の一大行事「前橋まつり」を無念の欠席か《市民に広がる動揺》
NEWSポストセブン
歴史ある慶應ボート部が無期限で活動休止になったことがわかった(右・Instagramより)
《慶應体育会ボート部が無期限活動休止に》部員に浮上した性行為盗撮疑惑、ヘッドフォン盗難、居酒屋で泥酔大暴れも… ボート部関係者は「風紀は乱れに乱れていた」と証言
NEWSポストセブン
元大関・貴景勝
断髪式で注目の元大関・貴景勝 「湊川部屋」新設に向けて“3つの属性の弟子”が混在する複雑事情 稽古場付きの自宅の隣になぜか伊勢ヶ濱部屋の住居が引っ越してくる奇妙な状況も
NEWSポストセブン
京都を訪問された天皇皇后両陛下(2025年10月4日、撮影/JMPA)
《一枚で雰囲気がガラリ》「目を奪われる」皇后雅子さまの花柄スカーフが話題に 植物園にぴったりの装い
NEWSポストセブン
香川県を訪問された秋篠宮妃紀子さまと次女・佳子さま(2025年10月3日、撮影/JMPA)
《母娘の秋色コーデ》佳子さまはベージュ、紀子さまはホワイトのセットアップ アクセサリーはパールで共通もデザインで“違い”を見せられた
NEWSポストセブン
永野芽郁に業界からラブコール
《金髪写真集をフィリピンで撮影済み》永野芽郁、すでに民放キー局から「連ドラ出演打診」も…今も業界から評価される「プロ意識」
NEWSポストセブン
“ラブホテル通い”を認めた小川晶・前橋市長
《前橋市長が利用した露天風呂付きラブホ》ベッド脇にローテーブルとソファ、座ると腰と腰が密着…「どこにどのように着席して相談したのか」疑問視される“部屋の構造”
週刊ポスト