三浦知良一覧

【三浦知良】に関するニュースを集めたページです。

サッカー日本代表・長友佑都への風当たりが強まっているが…(27日の中国戦。AFP=時事)
長友佑都への過度の批判に懸念 かつての「カズバッシング」から学ぶ
 長年、サッカー日本代表の左サイドバックを務めてきた35歳のベテラン長友佑都への風当たりが強くなっている。1月27日のカタールW杯アジア最終予選の中国戦で、日本は2対0と完勝した。しかし、再三チャンスを作った右サイドに比べ、左サイドの長友はほとんど好機を演出できず、代わって入った24歳の中山雄太が2点目をアシスト。以前から渦巻いていた“長友不要派”の声はさらに大きくなり、2月1日のサウジアラビア戦で森保一監督がどんな決断を下すのか注目されている。スポーツライターが話す。「今の状態を見たら、中山を先発で使った方がいいという意見が多いのは理解できる。結果を残した選手を差し置いてベテランが使われると、よほどのパフォーマンスを見せない限り、逆風がさらに強くなる。それは結果的に、ベテランにもチームにも悪影響を与えます」(以下同) W杯予選とベテランといえば、フランス大会を目指した1997年のアジア最終予選が思い出される。フィールドプレイヤー最年長の30歳である三浦知良は初戦のウズベキスタン戦で4ゴールを挙げる大活躍を見せた。しかし、3戦目のホームの韓国戦で尾てい骨を痛め、以降はパフォーマンスが落ちた。「カズは別メニューで調整することもありましたが、それでも加茂周監督はアウエーのカザフスタン戦、後任の岡田武史監督はアウエーのウズベキスタン戦以降も先発で起用し続けた。ケガを抱えているカズは満足なプレーができず、ノーゴールが続き、加茂監督の更迭以降は“勝てない日本の原因はカズにある”とバッシングを受けました。当時は控えのフォワードである城彰二が『なぜ万全な状態でない選手を使うのか』と首脳陣やメディアに不満を漏らすこともありました。今回の長友もそうですが、知名度の高いベテラン選手は結果が出なくなると、一番の標的になります」 カズはアジア第3代表決定戦のイラン戦にも先発したが、ゴールを奪えないまま、63分に交代。代わりに入った城が同点ヘッドを決め、延長になると大会を通じて初めて投入されたフォワードの岡野雅之がVゴールを挙げて、日本は初めてW杯の切符を手にした。「もしあの時、カズが自ら無理だと申し出るか、監督が休ませる決断をしていれば、バッシングに晒されることもなかったかもしれない。カズは休んでしまえば、自分のポジションを奪われる危機感を持っていた。これは選手なら誰しも考えることですし、代表クラスの選手になればなるほど、無理してでも試合に出る精神力を持っている。だから、カズは日本のエースになれた。ただ、あの時は状態の悪いまま出て、ゴールも奪えず、チームも勝てなかった。そして日に日に、バッシングが強まるという悪循環に陥っていきました」それまでカズが受けてきた批判が城を襲った 視聴率47.9%を記録した世紀の一戦で、カズと交代してゴールを挙げた城彰二は“エース”とメディアやサポーターに囃し立てられ、ベテランのカズには逆風が吹いた。「予選の序盤や中盤で休んで、代わりに入った選手が得点を挙げても、一気に世代交代論が加速することはなかったでしょう。逆にその選手がノーゴールに終われば、カズ待望論が生まれたと思います。ベテランは結果を出せなければ、若手や中堅以上に批判されます。しかし、代わりに出た選手が常時ベテラン以上に活躍するようになるとは限らない。 W杯予選の終盤、そしてW杯になれば、ベテランの力は必要になってきます。長友は最近、パフォーマンスが上がりませんが、3大会連続W杯出場という何者にも変え難い経験を持っている。だからこそ、今はじっくり休ませて、バッシングを回避させ、英気を養わせた方がいいでしょう」 ケガによるコンディション不良、バッシングによる精神的負担もあってか、カズはアジア最終予選終了後も精彩を欠き、1998年のフランスW杯には出場できなかった。33歳の2000年、京都パープルサンガで30試合17得点を挙げてJリーグのゴールランキング3位に入ったことを考えれば、その3年前は衰えたというより、一時的な不調という言葉が適切だったかもしれない。加茂監督や岡田監督が休ませていれば、状況が好転していた可能性もあるだろう。「当時の日本はW杯未出場でしたし、メディアを含めてサッカー界全体が成熟していなかった。本戦直前でカズはメンバー落ちしましたが、それまでカズが受けていた批判を今度は城が一手に浴びることになった。そして城は、本戦でノーゴールに終わった。カズがメンバーに入っていれば、城への重圧は和らいだでしょう。そうなれば、3戦全敗という結果は避けられたかもしれない。日本はフランス大会から全てのW杯に出ているわけですから、長友が過度の批判に晒されるというカズバッシングの時と同じような過ちを犯してはならないと思います」 2月1日のサウジアラビア戦、指揮官は左サイドバックに誰を指名するか──。
2022.01.30 16:00
NEWSポストセブン
生涯現役? 三浦知良(時事通信フォト)
カズに引退迫るアンチ「ドーハの悲劇以降のサッカーファンに多い」
 これが時代の移り変わりというものか。サッカーJリーグ・横浜FCの元日本代表FW、キング・カズこと三浦知良(54才)が、自主トレーニングの取材で「やれても正直、あと6年くらいかな」と、60才まで現役続行の思いを口にした。これがネットニュースで報じられると、コメントが殺到。批判的な反応が目立った。「やれても6年じゃなくて、もうやれないんだよ」、「自己満足のためだけに続けているのでしょう」などの手厳しい言葉が並び、そこに多くの「いいね」が押されている。 あるサッカー雑誌の記者は「今年のリーグ戦出場は、わずか1試合の1分間。公式戦は4年連続ノーゴールという現状に、プロとしての引き際を求める声が大きくなってきたということです」と話した。 これまでも賛否両論は飛び交っていた。6年前には、野球評論家の張本勲氏(81才)が情報番組「サンデーモーニング」(TBS系)で「もうおやめなさい」と引退勧告。サッカー界のご意見番、評論家のセルジオ越後氏(76才)も「48才で得点を取って最年長記録作っているのは、あくまで『興行』。張本さんが言っている意見をサッカー界が言えないことが問題だと思う」と賛同していた。「ただ、当時は、ダウンタウンの松本人志さんやナインティナインの岡村隆史さんらが、カズの擁護派に回り、カズ選手本人は『激励と思って頑張ります』と切り返して、世論も現役レジェンドを応援する側でした」(前出・サッカー雑誌記者) しかし、2021年シーズンが終わり、横浜FCからの移籍が取り沙汰されると、再び「引退勧告」ともとれる反応が増え始めた。先のセルジオ氏は、自身のYou Tubeに「カズよ 裸の王様になるな!」と題したタイトルで投稿。「彼がCMに出てクラブにお金が入る」「それが財源になって戦力がアップする」などと発言し、カズの現所属クラブである横浜FCから「事実無根」とする抗議を受け、セルジオ氏が謝罪する騒動となった。 何かと身辺が騒がしくなったカズ。40代の間は「世界最高齢のプロサッカー選手」、「生ける伝説」と、記録を更新し続ける姿が支持されていたが、50代になり風向きが変わってしまった。あるスポーツ紙のベテラン記者は、こう解説する。「『ドーハの悲劇』を目撃した世代と、それより下の世代では、カズ選手への思い入れが分かれるのです」 カズは23才の1990年に日本代表入りすると、すぐにゴール連発でエースに君臨。1993年のサッカーW杯米国大会アジア予選でも9ゴールを決めて、悲願のW杯初出場へ代表をけん引した。ところが、グループ1位で本選出場に王手をかけて臨んだ最終予選の最終イラク戦。ここでも1ゴールを決めるも、ロスタイムの失点で引き分けて、まさかの予選敗退。これが世にいう『ドーハの悲劇』だ。 4年後には、見事なリベンジでW杯初出場という日本の悲願は成就した。しかし、カズはフランスW杯の直前合宿終了時に、最終メンバー選考でまさかの落選。生涯の夢だったW杯の舞台には立てなかった。「カズ選手は、サッカー界だけにとどまらず、Jリーグ発足当初の日本で初の国民的サッカーブームの悲劇の主人公だったのです。だから、1990年代をリアルタイムで見ていた日本のサッカーファンには、永遠に特別な存在なのです」(前出・スポーツ紙のベテラン記者) 当時を知るファンたちは、カズが永遠に叶わぬと分かっていてもW杯の幻影を追い続けて、ストイックに鍛錬に励み続ける姿を、理屈抜きに応援できる。それでも、カズの全盛期を知らぬ人たちにとっては、ただの老害ということだ。「でも、世代間ギャップだけではないかもしれない。前澤友作さん(46才)が、自費で夢の宇宙旅行をしたことにも批判が飛ぶように、この令和は『許容』や『特例』は認めずに、逆に同調圧力をかけたがる時代。どんなに功労者であっても、カズ選手のような『例外』は認めない人たちが増えているのでしょう」(前出・スポーツ紙のベテラン記者) もはや、美談が美談にならない時代になってきたのかもしれない。
2021.12.16 16:00
NEWSポストセブン
三浦知良、来季も現役続行か 横浜FCも「カズが必要」と考えるワケ
三浦知良、来季も現役続行か 横浜FCも「カズが必要」と考えるワケ
 12月4日、サッカーJ1の全日程が終了した。川崎フロンターレが2年連続優勝を果たし、徳島ヴォルティス、大分トリニータ、ベガルタ仙台、横浜FCの4チームのJ2降格が決まった。Jリーグ創設の1993年からプレーを続ける54歳のカズこと三浦知良(横浜FC)は今季、わずか1試合の出場に留まった。ゴールからはJ2時代の2017年3月12日のザスパクサツ群馬戦以来、4シーズンも遠ざかっている。50代でプロを続ける姿に称賛が集まる一方で、最近は疑問の声も多数上がるようになった。「今季出場した1試合も残り1分で投入されており、ファンサービスとしての出場とも言えます。技術はそこまで衰えていないが、体力や瞬発力はJ1やJ2のカテゴリーでは通用しなくなってきている。普通の選手なら10年以上前に戦力外通告を受けていてもおかしくない。 ただ、横浜FCにスポンサーが付くのはカズがいるからという側面もある。J2に降格したうえに、カズがチームを離れれば、多くの企業が撤退する可能性が出てくる。そうなれば、資金力がなくなり、新たに良い選手が取れないだけでなく、今いる選手も横浜FCから離れていく。そういう意味で、カズはチームに必要な存在でもあるんです」(スポーツライター・以下同) 問題はこの現状をどう考えるかだろう。『それもプロとしてありだ』と思う人もいれば、『スター選手なのだから引き際を大切にしたほうがいい』と言う人もいる。辛口で知られるサッカー解説者のセルジオ越後氏は12月3日、自身のYouTubeチャンネル『蹴球越後屋』を更新し、カズへの意見を述べている。「何世代もカズという名前を覚えている」など日本サッカーに残してきた功績を称えた上で、「プレーヤーとしてはもう無理。1シーズンに1点も取らないフォワードって、責任問題じゃないですかね、雇っているほうの」と語った。「カズ自身も身の振り方に悩んでいる。誰よりも試合に出たいのは本人ですし、J3や地域リーグへの移籍も検討していないわけではないようです。ただ、来年2月で55歳を迎える身体を考えた時、ケガをした場合などのバックアップ体制が整っているJ2以上のチーム、つまり横浜FCでのプレーが最適。 J3以下になれば、サッカーをする環境は1ランクも2ランクも下になる。身体が第一ですから、オファーがある限り、横浜FCでプレーするでしょう。残留すれば一定の批判は出てくると思いますが、それも覚悟の上でしょう」(同前) 30代後半の頃、いつまでサッカーを続けたいかと聞かれ、「還暦まで」と冗談っぽく答えていたカズ。雑音を封印するためにも、とにかくゴールが欲しい。
2021.12.05 07:00
NEWSポストセブン
三浦知良と三浦孝太
三浦カズ次男・孝太が格闘家デビュー 格闘技界の「キング」になれるか
「誰もが憧れるこのすばらしい舞台で、大晦日にデビューさせていただくことを、本当にうれしく思います」 9月19日、さいたまスーパーアリーナで開催された総合格闘技イベント『RIZIN30』で、リングに上がって挨拶したのは、キングカズことJリーグ横浜FCの三浦知良(54)の次男、三浦孝太(19)だった。「噂すら聞いたことがない、完全なサプライズでした。まさかカズの次男が格闘家になるとは……。会場も『えッ?』っていう空気で、ザワついていましたね」 格闘ライターの堀江ガンツ氏もそう話す隠し球だった。 孝太はもともと兄(カズの長男・りょう太)と共にクラブチームでサッカーをしていたが、高校時代に格闘技に魅せられ、RIZINの会場にも度々観戦に訪れていたという。「表舞台に出てきたのは今回が初めてです。兄のりょう太は昨年8月に俳優デビューしましたが、その裏で弟は着々と格闘家デビューを目指していたといいます」(スポーツ紙記者) 現在は元五輪レスリング日本代表の宮田和幸氏(45)のジムで練習に励んでいるという孝太だが、キャリアはまだまだ。 堀江氏は大晦日のデビュー戦について、こう予想する。「通常の5分3Rではなく、3分2Rとか、何かしらの特別ルールになるのではないか。カズのDNAを引き継いでいるので素材は十分に期待できる。決め技で父親譲りのサッカーボールキック(グラウンド状態の相手への蹴り)が炸裂したら、会場は大いに盛り上がるでしょうね」 格闘技界の“キング”になれるか。※週刊ポスト2021年10月8日号
2021.09.29 07:00
週刊ポスト
W杯フランス大会出場の夢実らず、帰国後記者会見した三浦知良(左)と北沢豪(時事通信フォト)
あれから23年、「衝撃の落選」がなければカズはもう引退していたか?
「衝撃の落選」から23年が経った──。1998年6月2日、フランスW杯を直前に控えたサッカー日本代表の岡田武史監督(当時)は、合宿地のスイス・ニヨンで「外れるのはカズ、三浦カズです」と三浦知良のメンバー漏れを発表した(同時に北沢豪、市川大祐も落選)。強ばった表情が事の重大さを表していた。 カズは長年、日本のエースとして君臨してきた。1992年のアジアカップでは初優勝の立役者としてMVPに選ばれ、1993年に開幕したJリーグでも初代MVPに輝いた。同年のアメリカW杯最終予選では4点を決め、大会得点王に。勝てば出場の決まる最終戦のイラク戦でも先制ゴールを挙げる。だが、ロスタイムに追いつかれ、W杯出場は果たせなかった。まさかの幕切れは“ドーハの悲劇”と呼ばれた。 雪辱を期した1997年のフランスW杯最終予選、カズは9月7日の初戦ウズベキスタン戦で4ゴールを挙げる大活躍を見せる。しかし、3戦目のホームの韓国戦で尾てい骨を痛め、その後も強行出場したことで、状態は悪化。ゴールから遠ざかり、チームは勝てない。30歳の“ベテラン”カズはバッシングの対象となった。 同年9月に開設されたカズのホームページの掲示板には「引退しろ」「点の取れないFWはいらない」「もうお前さんの時代やない」などの書き込みが相次いだ。10月、管理人が削除した悪質な誹謗中傷は全体の3割にも及んだという(1997年12月22日放送のNHK総合『W杯へ 試練の71日間 ~カズが語るアジア最終予選~』参照)。 10月26日、ホームのUAE戦で引き分けると、試合終了後に国立競技場の玄関を出たカズにサポーターが「もうやめちまえ!」「何やってんだ!」と罵声を浴びせ、愛車にモノを投げ付けた。日本代表のエースを取り巻く空気は異様だった。スポーツ紙にも、ネガティブな見出しが並んだ。〈カズ 無視され激怒 PK練習志願もGK陣拒否〉(10月10日 日刊スポーツ 1面)〈カズ監禁 日本ドロー国立暴動 5000人ファン切れた!! イレブンと競技場内に30分〉(10月27日 日刊スポーツ 1面)〈ゴン中山 決戦スタメンだ ドゥンガ絶賛「カズは衰えた」〉(11月10日 東京中日スポーツ 1面)2017年3月以来、4年間ゴールを決めていない 11月16日のイランとの第3代表決定戦では、先発出場するも後半18分に交代でベンチに下げられ、代わりに入った22歳の城彰二が同点ゴールを決め、日本は岡野雅行のVゴールでフランス行きを決めた。いわゆる“ジョホールバルの歓喜”だ。一方でカズには“限界説”が唱えられ、世代交代論が巻き起こるようになる。当時、一連の報道について聞かれたカズは、こう話している。〈マスコミはそういうふうに煽っているけど、俺は自分を信じている。他人がどうこうではなくて、自分自身がやってきたことに誇りを持って戦えばいいわけだから。別にマスコミと戦っているわけじゃない、自分と戦っているわけだから。自分に負けたら負け、勝ったら勝ち、ここまでやってきたことは誰にも変えられない〉(1998年5月号『ストライカー』) 強靭な精神力でバッシングに立ち向かったが、流れは変えられなかった。1998年になると、岡田監督は城をフォワードの柱として起用。5月のキリンカップでは、スタメンはおろか、出場機会すらなかった。そして6月2日、25名から22名に最終メンバーを絞る際、「城をFWの柱と考えているので、残りのFWをどうするかと考えると、使うチャンスがない」とカズの落選を決めた。すると、バッシングの矛先は岡田監督に向き、日本が予選3戦全敗で終えると、「カズがいれば……」と今まで散々批判されていたカズを惜しむ声が上がった。 あれから23年経っても、54歳のカズはJ1横浜FCで現役生活を続けている。もしフランスW杯に出場していれば、既に現役を引退していたのではないかという推論は頻繁に囁かれる。しかし、2019年2月17日の NHK『サンデースポーツ』で、カズは大越健介キャスターの質問に対し、キッパリと言い切っている。大越:あの時、フランス大会に出ていたとして、今も現役を続けていますか?カズ:いたと思います。ずっと続けてると思いますね。自分自身、もうサッカーが大好きなんです。 カズはJ2時代の2017年3月12日の群馬戦でゴールを決めて以来、得点を挙げていない。50代でプロサッカー選手を続ける偉業を褒め称えられる一方、出場機会の少ない最近は風当たりも強くなっている。批判の声を黙らせるには、ゴールしかない。長年の経験で、カズは誰よりもそうわかっている。 4年前、ネットを揺らした彼はスタンドに向かって走り、カズダンスを踊り終えると、噛み締めるようにゆっくりと人差し指を天に上げた。これを、決して最後のゴールにするわけにはいかない──。■文/岡野誠:ライター、松木安太郎研究家。NEWSポストセブン掲載の〈検証 松木安太郎氏「いいボールだ!」は本当にいいボールか?〉(2019年2月)が第26回『編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞』デジタル賞を受賞。著書『田原俊彦論 芸能界アイドル戦記』(青弓社)では1998年フランスW杯直前にメンバー落ちした三浦知良の帰国後、親友の田原がどう接したかも記している。
2021.06.02 19:00
NEWSポストセブン
田原俊彦、59歳の現在地は…
田原俊彦、新曲で蘇った「らしさ」と譲れない「意地」
“自分らしさ”を徹底的に追求する先に、何かが見えるのではないか──。横浜FCの三浦知良(53)がJ1最年長出場記録を更新した3日後の9月26日、カズが慕う田原俊彦(59)が埼玉県越谷市のサンシティホールで、『Love Paradise』ツアー3公演目となるライブを行なった。 新型コロナウイルスの感染拡大により、客数は制限され、ライブ中にファンは声援を送れない。そんな状況下でも、田原は序盤から快調に飛ばして行った。しかし、終盤を迎えると、珍しく曲中によろける場面があった。MCに入ると、「捻挫したかもしれない」と呟き、自分の右足に向かって「ちゃんとしろ!」と叫んで地団駄を踏んだ。その後も、いつも通りにステージを右に左に動き回ったが、右足のステップはおぼつかないようにも見えた。 この状態で、最後まで“全力で歌って踊る”というポシリーを貫けるのだろうか──。 今年8月発売の新曲『愛は愛で愛だ』は、作詞・岩里祐穂、作曲・CHOCOLATE MIX、編曲・保本真吾という田原俊彦楽曲にとって初の布陣で制作された。同曲はオリコン週間チャートで17位になり、自身5年ぶりのトップ20入りを果たした。だが、その数字以上に、田原俊彦は新曲によって大事なモノを取り戻したと思う。 8月29日の配信ライブでは1曲目、ラストと2度も『愛は愛で愛だ』を歌唱した。コンサートツアーの1公演で新曲を2度も歌ったのは、2003年の『Dynamite Survival~I WILL SURVIVE~』以来、17年ぶりである。田原は『愛は愛で愛だ』に相当な愛着を感じているのではないか。 なぜか。その理由を考察していこう。たどりついた“田原俊彦らしい曲” 新曲では、バックダンサーの振付は決まっているが、田原はフリーで踊る。事実、7月上旬収録の『人生、歌がある』(BS朝日、8月8日放送)、8月4日生放送の『うたコン』(NHK)でのダンスは違っていた。 特に、3度あるサビ終わりの“決めポーズ”において、明確な差があった。フルコーラス歌唱の『人生、歌がある』ではターン(2度)や静止した状態(1度)からカメラに指を差すなどしていたが、『うたコン』では足を上げた後にスーツの端をヒラリと浮かせ、前屈みになってカメラ目線で〈悪くないだろ〉と最後の歌詞を言い放った。 田原が番組前後のリハーサルやツアーに向けて練習する中で、何がしっくりくるかを試行錯誤した結果、自ら生み出したのだろう。『うたコン』で曲と決めポーズが調和した時、私は往年の輝きを感じた。思い返せば、田原は1980年のデビューから10年にわたって37作連続オリコントップテン入りを果たした。快挙を成し遂げた理由の1つに、新曲の度にそんな“胸のすく瞬間”を積み重ねていったことが挙げられる。『ハッとして!Good』『君に薔薇薔薇…という感じ』『ごめんよ涙』などの編曲者である船山基紀は派手でゴージャスな曲調の中に、踊りの見せ場を作った。この仕掛けによって、田原のダンス力が生かされ、視聴者は1曲の作品に魅了されていった。そしていつしか、“ポーズが決まる曲”イコール“田原俊彦らしい曲”になっていった。 1988年、人気音楽番組『ザ・ベストテン』(TBS系)で年間1位に輝いた『抱きしめてTONIGHT』では、印象的なイントロがやや落ち着いたところで、踊り始める。この緩急によって、曲とダンスが融合する。サビを歌い出す前に3回転ターンできる間を入れ、ラストも決めポーズを取れる締め方にしている。 このように、船山の編曲には“緩急”や“決め”が存在し、歌って踊れる“田原らしさ”がフルに発揮できる構成になっていた。 一方、ここ数年の踊る新曲(シングル)は、どこか“田原らしさ”を欠いているように見えた。それは、本人のダンスを際立たせる“緩急”や“決め”があまりなかったからかもしれない。“らしさ”の正体は、曲自体にもあったのだ。 田原は『愛は愛で愛だ』で“自分らしい曲”という手応えを久しぶりに感じたため、配信ライブで2度も歌ったのではないか。田原の足を動かした思いとは 越谷ライブの最終盤、田原は足の状態が悪い中、力を振り絞って『愛は愛で愛だ』の“決め”である足上げを3度、忠実に行なった。前述のように、この曲には明確な振付があるわけではない。あくまでフリーダンスであり、足を上げなくても、振付を省いたとは判断できない。『愛は愛で愛だ』を公で披露したのは、テレビ2番組、配信ライブ、ツアー初日の厚木、2日目の名古屋、この越谷公演を含めて6度である。すべてを欠かさず見たファンは数えるほどだろう。別に、越谷でサビラストの足上げを1度くらい省いても、誰も責めないはずだ。ましてや、体の状態は完璧ではない。 それでも、田原は1度も省略せずに、思い切り足を振り上げ、決めポーズを取った。 1度決めたらやり通す──。この意地が、精神的な“田原俊彦らしさ”の根幹にある。曲の振付をしなくなった瞬間、自分は終わる──。そんな思いが、足を動かしたのかもしれない。 もちろん、足の状態が悪くなるようなセットリストの組み方や調整の問題も指摘されて然るべきだろう。ただ、59歳という年齢で2時間余り歌って踊るライブを続けていること自体が驚異的だ。そのため、あげつらうのは気が引けてしまう。 来年の新曲は『ハッとして!Good』『キミに決定!』『NINJIN娘』『チャールストンにはまだ早い』などのヒット曲を生み出した宮下智が担当する予定だという。船山基紀は9月14日、インスタグラムで田原とのツーショットを投稿した。これが新曲と関係するのかは不明だが、もし実現すればジャニーズ事務所独立直後の1994年以来になる。 船山と宮下がタッグを組めば、“田原俊彦らしさ”が十分に醸し出される曲になるはずだ。 そして、ダンス曲になるなら“決めポーズ”も含め、“らしさ”を構築できる振付師が必須になる。『哀愁でいと』でのデビューから約2年間、ジャPAニーズのメンバーとしてバックで踊り、『チャールストンにはまだ早い』『It’s BAD』『抱きしめてTONIGHT』などの振付で田原の魅力を存分に引き立たせたボビー吉野の起用はどうか。ボビーは田原の特徴を熟知しており、振付の引き出しも無数に持っている。そんな人物と仕事をすれば、曲の輝きは何倍にも増すだろう。 田原俊彦は来年、還暦を迎える。三浦知良はゴールを、田原俊彦はヒット作を生むことで報われる。年々、肉体的な厳しさは増しており、いつまで動けるかは未知の領域である。 だからこそ、記念すべき年に、どうかヒット曲を──。(文中一部敬称略)■文/岡野誠:ライター。田原俊彦本人へのインタビュー、野村宏伸など関係者への取材、膨大な資料の緻密な読解を通し、人気絶頂からバッシング、苦境・低迷、現在の復活までを熱がこもった筆致で描き出した著書『田原俊彦論 芸能界アイドル戦記1979-2018』(青弓社)が話題に。『哀愁でいと』『抱きしめてTONIGHT』などヒット曲の誕生秘話も収録。 
2020.09.29 16:00
NEWSポストセブン
親子共演もしたこの人は
寛一郎、宮沢氷魚、三浦祐太朗ら…今注目の二世タレントたち
 芸能界で「えっ、この人の息子も!?」という「二世タレント」のデビューや活躍が相次いでいる。親から受け継いだり自ら磨いているルックスやセンスで注目される二世たちを、あなたは全員知っている!?◆宮沢氷魚(26才)父親はこの人…宮沢和史(54才)小さな頃から芸能界に憧れ、俳優を志し、2015年のモデルデビューを経て2017年に『コウノドリ』(TBS系)で俳優デビュー。6月17日には自身のInstagramで父がボーカルを務めた「THE BOOM」の『ひゃくまんつぶの涙』を三線で披露し、父譲りの音楽センスを響かせた。◆寛一郎(23才)父親はこの人…佐藤浩市(59才)幼い頃から父の撮影現場を“遊び場”にしていたが、俳優デビューは20才になったとき。映画出演で各賞の新人男優賞に輝き、昨年は『グランメゾン東京』(TBS系)にも出演。映画『一度も撃ってません』(7月3日公開予定)では初の親子共演も果たしており見逃せない!◆三浦祐太朗(36才)両親はこの人…三浦友和(68才)三浦百恵さん2008年にロックバンドのボーカルとしてデビュー。当時は三浦の姓を隠して活動していたが、2017年に母・百恵さんの名曲をカバーしたアルバムを発表し、広く存在を知られることに。結婚に際して父も「きっと幸せな家庭を築いてくれると信じています」とコメントを発表するなど両親も盛大に祝福!◆藤井弘輝(28才)父親はこの人…藤井フミヤ(57才)大ヒットソング『TRUE LOVE』など数々の名曲を歌う藤井フミヤを父に持ち、2016年に“鳴り物入り”でフジテレビに入社した藤井は当時から注目の的。入社直後から『めざましテレビ』で活躍しているが、今年6月17日に社内恋愛を経ての結婚を発表! 結婚式では『TRUE LOVE』が流れる!?◆三浦りょう太(22才)両親はこの人…三浦りさ子(52才)三浦知良(53才)15才でブラジルにサッカー留学するなど、キングの称号を持つ父の背中を追うかと思われていたが、昨年『グランメゾン東京』(TBS系)で俳優デビューを飾り、今年6月に大手芸能事務所への所属を発表。父ではなく母が生きる世界で輝くゴールを決める予感。◆窪塚愛流(16才)父親はこの人…窪塚洋介(41才)2018年に映画『泣き虫しょったんの奇跡』でデビュー。父に似た端正な顔立ちで、今年2月にはモデルとしても活動スタート。父子それぞれのInstagramではツーショットなども投稿しており「イケメン親子!」とたびたび話題に。※女性セブン2020年7月9日号
2020.07.01 16:00
女性セブン
NHKが密着しているという
田中みな実にNHKが密着、仕事場と自宅を往復だけの質素生活
 人気アナウンサー・田中みな実(33才)の私生活は、意外にも質素だ。久々に再開したテレビ収録や雑誌のインタビューをこなし、終わればスーパーで食材を買い込んで自宅にこもる日々。夜遊びに出て羽目を外すこともない。これこそが“プロフェッショナル”の姿なのかもしない──。「嫌われ女子」の異名はいずこへ、すっかりカリスマ的存在になった田中。6月13日に放送が再開された、浜崎あゆみの半自伝的小説のドラマ版『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)では、プロデューサーの秘書役を演じているが、「眼帯姿で、狂気に満ちた表情とせりふを放ち続ける。あざといキャラや美容キャラを確立した田中さんだからこそ、ギャップで魅せる“怪演”です」(テレビウオッチャー) と、女優としても高く評価されている。が、実は彼女に注目しているのは、世間だけではなかった。いま、田中にはNHKの人気番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』のカメラが密着しているのだ。『プロフェッショナル』はその世界の超一流たちに密着し、仕事ぶりを徹底的に掘り下げる人気番組。これまでに俳優の高倉健さん(享年83)、コメディアンの萩本欽一(79才)、サッカーの三浦知良選手(53才)ら、錚々たる人物に焦点を当ててきた。「NHK側からのラブコールで密着が決まりました。2006年の放送開始から15年目を迎えますが、アナウンサーを取り上げるのは史上初。秋頃の放送を目指して、どんな日も密着し続けています。先日は『M』の出演シーンの撮影最終日にも密着しました」(NHK関係者) 仕事場と自宅を往復するだけの質素な生活を続けているのも、カメラを意識しての“あざとさ”ゆえか。「肌の調子など、メンテナンスに余念がないのはいつもと同じですよ。ドラマ『M』がオールアップして、普通ならば仲間内で打ち上げでもしたいところでしょうが、田中さんはしっかり自制しています。自炊生活を貫くのも、コロナ対策だけでなく、“業界トップ”として撮られることへの責任感からでしょう」(テレビ関係者) たしかに6月中旬のある日、都内の高級スーパーで食材を買った田中は、どこにも立ち寄ることなく自宅へと直帰していた。 プロゆえに、しばらくは恋もお預けかもしれない。※女性セブン2020年7月2日号
2020.06.19 07:00
女性セブン
二世タレントの芸能界入り「パパ友会」が重要な役割果たす
二世タレントの芸能界入り「パパ友会」が重要な役割果たす
 芸能界では多くの「二世」たちが大活躍。最近では、あのサッカー界の超大物の長男も俳優デビューを果たした。そこで、放送作家の山田美保子さんが、昨今の「二世タレント」について分析する。 * * *「キング・カズ」こと三浦知良サン(53才)・三浦りさ子サン(52才)ご夫妻の長男、三浦りょう太(りょう=けもの偏に「寮」のうかんむりなし)クンが芸能事務所「トップコート」さんの所属になったと報じられましたね。 りょう太クン、15才でブラジルにサッカー留学した経験もあるのですが、サッカーではなく、俳優さんの道へ。田原俊彦サン(59才)をはじめ、芸能界にも幅広い人脈をもつ父上の影響でしょうか。昨年は、木村拓哉サン(47才)主演の『グランメゾン東京』(TBS系)に出演していらしたんですね。ごめんなさい、二世でいうと、佐藤浩市サン(59才)Jr.の寛一郎クン(23才)に気をとられ、りょう太クンのことはチェックしきれませんでした。 そうそう、三浦知良サンと木村拓哉サンの“ご縁”については、木村クン本人から聞かせていただいたことがあります。『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)の第1シリーズの外ロケ中、停車中の車のパワーウィンドーがサーっと開いたので、木村クンは「マスコミか?」と一瞬、警戒したそうなのですが、顔を出したのがカズさんで、「『BG』を見ています」「面白いです」と言ってくださったのだとか。その翌年、『グランメゾン東京』にりょう太クンが出演することになったのは、まさにご縁ですね。 りょう太クンは“ワークショップオーディション”にて「トップコート」の渡辺万由美社長と知り合い、所属することになったと聞きました。「トップコート」さんといえば“カメレオン俳優”の筆頭、中村倫也サン(33才)や、「日本アカデミー賞」最優秀主演男優賞を受賞した松坂桃李サン(31才)、菅田将暉サン(27才)も所属していることで話題。私が推している杉野遥亮クン(24才)、さらには新田真剣佑クン(23才)ら若手の超人気者もいらっしゃいます。 万由美社長は昨年、『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK)で、そのお仕事ぶりがクローズアップされ、所属俳優さんや女優さんをじっくり丁寧に育てていくことでも知られています。同事務所の公式YouTubeにて“お披露目”を行ったりょう太クン。強制終了させられたものの、尾崎豊さん(享年26)の歌マネで“ツカミはOK”。昨年、多くのコンテストで評価された「アタックZERO」のCMは、先輩の松坂サン、菅田クン、杉野クンも出演していることですし、“後輩役”として加わる可能性があるかも。 二世ということでいえば、渡辺謙サン(60才)の娘・杏サン(34才)や、水谷豊サン(67才)・伊藤蘭サン(65才)ご夫妻の娘・趣里チャン(29才)ら、大物二世の女優さんが所属している「トップコート」さんです。りょう太クン、本当に素晴らしい事務所に所属されましたよね。二世ブームに拍車をかけた「二世・三世会』 それにしても、ここ数年、二世タレントさんが次から次へとデビューされてますよね。まぁ、りょう太クンのようにご両親共に有名人だったり、そんな有名人のご子息が大勢通う私学に幼稚園や小学校から通っていれば、芸能界は決して「遠い世界」ではないハズです。 昔から「ステージママ」という言葉があるので、二世タレントさんの場合、お母様が子供さんのデビューに熱心かと思いきや、“山田調べ”では、男のコ、女のコに限らず、お父様のネットワークによって芸能界入りを果たす二世の方が多いようにお見受けします。 というのも、前述の“私学”には、パパたちが担任の先生を囲む「父の会」とか「パパ友会」というのがあって、先に子供さんをデビューさせている有名人パパに、ほかの有名人パパが質問を浴びせる…という話も聞いたことがあります。 それにしても、です。最近では、あまりにも二世タレントさんが多すぎて、「二世」であることは知っていても、親御さんが誰だったか、すぐに出てこないことがあります(苦笑)。 私が構成にかかわっている『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)では、ずいぶん前から「二世大会」がキラーコンテンツです。そもそも、明石家さんまサン(64才)・大竹しのぶサン(62才)“元”ご夫妻の長女・IMALUチャン(30才)がデビューしたことは、芸能界二世ブームの大きな“きっかけ”と言えます。 その後、「IMALUチャンの気持ちがいちばん理解できるのは私」と、大和田獏サン(69才)・岡江久美子さん(享年63)ご夫妻の娘さんの大和田美帆サン(36才)が食事会を開催。そこに関根麻里チャン(35才)、大沢あかねチャン(34才)らが加わって「二世・三世会」が発足したことが、さらにブームに拍車をかけました。“血縁”にこだわり、“家系図”に順番がある日本の場合、「お父さん(お母さん)にソックリ」とか、ご両親や祖父母、曽祖父母に至るまで有名人の二世、三世は、それだけで大きな注目を集めます。あ、賀来賢人サン(30才)と賀来千香子サン(58才)や、りょう太クンの母・三浦りさ子サンと『BEAMS』代表取締役の設楽洋さんのように、「叔母」「叔父」でもOK。昔から歌舞伎界では、こうした関係性を含めて取り沙汰されていましたから、芸能界でも今後は「遠い親戚」まで話題になる可能性が高いです。構成■山田美保子/『踊る!さんま御殿?』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『ドデスカ!』(メ~テレ)、『アップ!』(同)、『バイキング』(フジテレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)に出演中。CM各賞の審査員も務める。※女性セブン2020年6月25日号
2020.06.13 07:00
女性セブン
松木安太郎研究家 「1人足りないほうがいい」発言の真意は
松木安太郎研究家 「1人足りないほうがいい」発言の真意は
 かつてヴェルディ川崎の監督としてJリーグ2連覇を果たした松木安太郎氏は、決して感情だけではなく、冷静に現実を見極めた上でのポジティブさと厳しさを持ち合わせて解説しているのではないか──。 サッカーU-23アジア選手権で日本はサウジアラビア、シリアに連敗を喫しグループリーグで敗退。3戦目となった1月15日のカタ―ル戦も1-1の引き分けとなり、3戦未勝利に終わった。 同試合も、テレビ朝日系列の中継では松木氏と中山雅史氏が解説を務めた。そして前半アディショナルタイムに退場者を出した後、松木氏は「1人足りないほうがいいチームになる」と発言した。この発言の真意について、松木安太郎研究家でライターの岡野誠氏が考察する(※時間表記はテレ朝の中継を基準。松木氏発言の書き起こしは「まあ」「ちょっと」「やっぱり」「っていう」「ね」などの言葉を省略している所あり)。 * * * 大雑把に分ければ、人間には「結論ありきで物事を見る人」、「物事を見てから結論を下す人」の2種類が存在する。常にポジティブな発信をしている松木安太郎氏は前者に思われがちかもしれないが、実際は後者である。1月15日のカタ―ル戦は、それを証明する一戦だった。 日本はMF田中碧の退場で、後半10人での戦いが強いられた。ハーフタイムに入った直後、松木氏はすぐに気持ちを切り替えた。「1人足りなくてもね、逆に足りないほうがいいチームになったりするんでね、後半期待しましょうよ!」 10人対11人になれば、当然日本の不利が考えられる。松木氏の仮説に、疑問を持った視聴者もいただろう。後半に入ると、何度もこの説を唱えるようになる。後半0分:サッカーって不思議でね、10人になったチームのほうがうまくスペース使えたりするんで、どっちがいいかわからないですよ。後半4分:ボールの裁きが早くなったよね、日本ね。1人少ないせいかね、積極的にみんなが動いたり、もらう動きが増えてるんだと思うんですよね。だからわかんないよ、これ。後半10分:(1人少なくなったことで)カウンター狙いのやり方になって、むしろ日本とすりゃあねえ、スムーズにやっぱり攻めれる分ね、チャンスも作れるかもしれないやね。後半11分:1人少なくなったほうが仕掛けも早いし、動き出しも早くなってるから、決して悪くないですよ、チャンス作れますよ。後半15分:向こうもね、かなり来れなくなってきてますからね。しかも日本が1人少ないんでね、やみくもに攻められないのもあるんでしょうけどね。後半15分:(カータルに)動いて(ボールを)もらう選手が少なくなってきました。やっぱり、1人多いということでね、何かラクしちゃいたいんでしょうね。後半18分:(日本は)これだけね、ある程度早く引くんで、スペースがないですからね、相手にもね。なんか日本は10人になって良くなったよね! 18分のあいだに7回も、“1人少ない利点”を話した。松木氏のイメージから、無理矢理ポジティブに「日本は10人になって良くなったよね!」と切り替えたと感じた視聴者もいるかもしれない。 しかし、前半の松木氏は日本の攻撃に満足せず、「早めの仕掛け」「早めの動き出し」を望んでいたことを忘れてはならない。 主な言葉を挙げるだけでも、2分「早めの仕掛けは今日見たいね」、27分「回しているだけじゃなくて、どっかで仕掛けてほしいんだよね」、28分「先程も言いました仕掛けを早くしていくのも大事」、29分「相手が引く前に攻めるのも大事」、31分「長い距離走った選手をどんどん使ってあげることが大事」、34分「サイドからどんどんどんどんね、クロス上げていいですよ、それで止めることはない!」など何度も指摘していた。 このような改善点を述べていた松木氏は、退場という悪夢が起こった後、今までの経験値から「逆に1人足りないほうが、早めの仕掛けや動き出しをできる」と考えたのではないか。 だからといって、すぐに「良くなった」とは言っていない。後半開始当初は「どっちがいいかわからないですよ」「だからわかんないよ、これ」「チャンスも作れるかもしれないやね」という未確定の表現を多用し、後半11分も「決して悪くない」に留めている。 時間が経つに連れ、前半に再三再四指摘していた「早めの仕掛け」「早めの動き出し」が何度も見られるようになったので、後半18分に「なんか日本は10人になって良くなったよね!」と褒めたのだろう。 松木氏は、決して結論ありきで物事を述べているのではない。まず、前半の攻撃と照らし合わせた上で「1人足りないほうがいい時もある」という仮説を立て、選手(視聴者)を鼓舞した後、現実を見て「良くなった」と結論付けたのであろう。事実、日本は後半28分にFW小川航基(ジュビロ磐田)のゴールで先制した。 同時に、松木氏は決して耳障りのいい言葉だけを述べているわけでない。「これは1人少ない分、負担が掛かるのはしょうがない。それは覚悟でやってくれないと困るんだよ」(後半6~7分)、「(日本がロングボールから裏へ飛び出す攻撃を見て)うん、これだ、これこれ。キツいけど、これもう1人足りないんだから、しょうがないんだよ」(後半10分)と現実を把握した上で、厳しい要求もしている。 たしかに、松木氏らしい日本贔屓もあった。「(カタールは)1人が多いということでね、何かラクしちゃいたいんでしょうね」(後半15分)、「1人多いと思って、向こうはね、ラクしようと思ってるからチャンスだよね」(後半37分)という発言は、単なる思い込みだと突っ込まれそうだ。しかし、あまりに論理的過ぎると人間味を欠く。このような主観も、松木安太郎という人間が愛される理由の1つだろう。 過去は変えられない。1人退場というネガティブな出来事を嘆いても仕方ない。冷静な考察から現状をポジティブに捉え、選手を鼓舞する。愛嬌を感じさせながらも、締める所は締める。カタ―ル戦における松木安太郎氏の解説は、三浦知良やラモス瑠偉などのスター集団・ヴェルディ川崎を率いて、1993年から2年連続チャンピオンに導いた偉業を思い起こさせた。●文/岡野誠:ライター・松木安太郎研究家。著書に『田原俊彦論 芸能界アイドル戦記1979-2018』(青弓社)。同書では結論ありきで物事を見ずに、膨大な1次資料を元に判断を下しており、2009年のインタビューで田原本人に直接苦言を呈した場面も収録。2月8日13時半から大阪で、3月22日15時から静岡・藤枝で元CHA-CHA木野正人とトークショーを開催予定。
2020.01.29 16:00
NEWSポストセブン
松木安太郎氏ほど審判と戦う解説者はいない 研究家が分析
松木安太郎氏ほど審判と戦う解説者はいない 研究家が分析
 サッカー解説者・松木安太郎氏は、ピッチ上の審判といかに戦ったか──。サッカーU-23アジア選手権で、サウジアラビア、シリアに連敗を喫しグループリーグ敗退が決まった日本は、1月15日に開催された3戦目のカタール戦も1-1の引き分けとなり、3戦未勝利に終わった。その試合の後半31分、審判がカタールにPKを与えると、テレビ朝日系列の中継で中山雅史氏とともに解説を務めていた松木氏は、次のように激怒した。「え? なんだよ、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)見ないのか!? えっ? 見ないのか? えっ? あっ。見ないのか? 見ないのか? なんなんだ、これ。なん……なんで見ないんだ、これ。えっ!? なんで確認しないんだ!」 松木安太郎研究家でライターの岡野誠氏が「日本×カタール戦」を例に、「松木安太郎×審判」という観点から分析する(※時間表記はテレ朝の中継を基準)。 * * * アディショナルタイムを含め99分間に及ぶ試合で、松木氏が審判の判定に言及したシーンは前半9回、後半8回を数えた。審判がどんな判定を下し、その前後に松木氏が何と叫んだのかを挙げてみよう(※注:1つの出来事で1回とカウント。松木氏のコメントの途中、実況の進藤潤耶アナや中山氏が口を挟んでいる場合は状況に応じて明記することも)。・前半8分審判:MF食野亮太郎にファールの判定。松木氏:あ、いいですねえ。いや~今のね、ファールですか。(※注:途中、「あぉお~~~!」という叫びも聞こえるが、中山氏の声と判断。松木氏と中山氏の声はともに甲高いく判別しにくいが、約20回繰り返し聞いて結論を下した)・前半12分審判:MF旗手怜央のドリブル突破をカタールの選手が手で阻止したように見えたが、笛はならさず。松木氏:ファールはないのか。止めた感じありましたけどね。・前半13分審判:MF田中駿汰からゴール前のMF旗手へスルーパスが通ってシュートも、副審のフラッグが上がる。松木氏:オフサイドか(やや不満げに)・前半42分審判:カタールにハンドの判定。松木氏:ハンドでしょ、ハンドでしょうね。・前半42分審判:DFハラフとMF食野が小突き合うも、警告などは出ず。松木氏:これ、もうレフェリーの判断ですからね。 ここまでの松木氏は審判の判定に「納得」1回、「不満」3回、「移譲(※注)」1回。5度中4度も、松木氏が丁寧語を使用する展開だった。【※注:移譲とは「対等の立場にある者の間で、権利・権限が譲り渡されること」を意味する。本来、松木氏に判定を下す権利はなく、対等な関係とは言い難いが、この記事では「松木安太郎×審判」という視点で捉えるため、あえてこの単語を使用する】 前半46分、事件が勃発する。カタールのFWアブドゥリサグが日本陣内でMF田中碧に止められる。アブドゥリサグは足を押さえてうずくまったが、プレーは続行。攻め上がった日本がゴール前にクロスを上げるも、カタールがクリア。日本がこぼれ球を拾ったところで、審判が試合を止めた。 すると、これまでの丁寧な口調から一転、松木氏はべらんめえ調でまくし立てた。「今のタイミングで止めてほしくねえなあ。今のクロス……終わってからだな。(倒れたシーンをVTRで見て)ああ、完全に引っ張ってんじゃないか、今。相手の……だからね、今の途中で止める必要ないよね」 中断後、審判がボールを持って、プレーが止まった右サイドに向かっても、松木氏の怒りは収まらない。松木氏:これで日本にボールもらったって、あのチャンスは……さっきのほうがよっぽどチャンスだよ。アナ:主審がプレーを止めました。ドロップボールでゲームが再開されます。松木氏:ドロップボールつったって、日本のボールにくんなきゃ。 この直後、主審がVARを確認しにいくと、松木氏の頭に疑問が渦巻いたようだ。「んあぁ?? な、何をVARなんだ?? いやいや……向こうの選手がやってるのは見えたけど。(VTR見ながら)ボールに行ってるよね。ボールに行ってるよね。ボールに行ってるよね。何?」 VARの結果、審判はMF田中碧にレッドカードを掲げ、一発退場を宣告。松木氏は呆れ返った口調でこう言い放った。「こんなバカな話あるか。どこがなんだよ。どこがなんだよ。ボール行ってるじゃないか。しらけるなあ。なんだ今の。なんなんだよ。んぅ?? いや~だけど、今ボール完全に行ってて、何が……だよね。本当にわからないね」 結局、「松木安太郎×審判」は前半9回あり、松木氏は審判の判定に「納得」1回、「不満」7回、「移譲」1回。丁寧語使用は4回だった。◆後半、カタールのPK判定に怒りが爆発 前半アディショナルタイムの退場劇によって、後半の松木氏は審判に攻勢を強める。・後半3分審判:カタールにファール判定。松木氏:さっきのがレッドカードだったら、今のもおかしいんじゃないかなって思うようにね(笑)。そんな気になっちゃいますよね。・後半7分審判:カタールにファール判定。松木氏:よし! ファールだろ、ファールだろ。・後半8分審判:日本にファール判定。松木氏:んぁぁ、ファールかあ。でも今のいいディフェンスですよね、前線の。・後半9分審判:カタールが日本のゴールラインを割ったように見えたが、プレー続行。松木氏:出た、出た、出た! 出てるだろ! 出てるだろ! はぁぁ? 出てるでしょう、今の!(VTR見て)ほら!・後半22分審判:日本にファール判定。松木氏:いいディフェンスだけどね。(VTR見て)ボールから離れてるときに、ボールを奪いに行ってますからね。で、(カタールは)関係ない時に倒れているわけでしょ、で、すぐに起き上がってるわけでしょ、こういうプレーもなんか主審いったほうがいいんじゃないかなと思うよね。・後半30分審判:FWマジードがペナルティエリア内で倒れ、カタールにPKが与えられる。松木氏:おーーーーえーーーーい! なんだよ、今のボールだろ! ボールだろ、今! これ、なんで? VAR見ない? VARを見ようとしない審判に対して、松木氏の怒りは収まらない。「え? なんだよ、VAR見ないのか! えっ? 見ないのか? えっ? あっ。見ないのか? 見ないのか? なんなんだ、これ。なん……なんで見ないんだ、これ。えっ!? なんで確認しないんだ!」「なんで見に来ないんだ、これ。そんなの……。見ないのか?(VTR見て)あっっ! 逆に蹴られてるんじゃないか! 逆に蹴られてるじゃないか、これ! レフェリー! 蹴られてるじゃないか、これ。なんで、蹴られてるじゃないか、これ! なぜ見ない! なーによ!!!」 PKが決まった後、倒れるシーンのVTRが流れると、「蹴られてる! 逆に蹴られてるよ!」と激高。2分後にも、「せっかくだからね、勝って。勝ちたいよ、これ! もう~癪に障るな~、もう」とPK判定への怒りは一向に収束しなかった。 後半45分、日本がコーナーキックを獲得。MF杉岡大暉が蹴るも、エリア内でDF町田浩樹がファールを取られる。すると、松木氏の怒りが爆発した。「ファールかあ、今の~!? もう全部ファールじゃないように見えるの、全部取られてるような感じだよ、俺はな! 今日! マジで」 日本に不利な判定ばかりだと思った松木氏は「もう全部ファールじゃないように見えるの、全部取られてるような感じだよ」と不満をぶちまけた後、「俺はな!」とあくまで自分の見解だと発表した。 日本チームが審判に文句を言いたくても、プレー中に猛抗議はできない。その気持ちを代弁しつつ、「俺はな!」と発言の責任は全て自分にあると示した。選手を思いやり、身を挺して日本代表を擁護する。こんな解説者が他にいるだろうか。 後半の松木氏は「納得」2回、「不満」6回、「移譲」0回。丁寧語使用は1回。前後半を合わせて、松木氏が審判の判定に言及した17回の内訳は、「納得」3回、「不満」13回、「移譲」1回。丁寧語使用は5回だった。 結局、「日本×カタール」は1対1の引き分けに。試合終了直後の「Yahoo!リアルタイム検索」で話題の検索キーワードは、1位 「VAR」、2位「レッドカード」、3位「松木」、4位「審判」と日本代表メンバーを抑えて、松木氏がベスト3入りした。 ピッチ上の選手や森保一監督以上に、松木氏が戦っていた――視聴者がそう感じ取った結果といったら言い過ぎだろうか。……たしかに言い過ぎかもしれない。 それでも、これだけは言える。アディショナルタイムを含めた99分間、松木安太郎氏は全力で日本を鼓舞した。この戦う姿勢を、私は生涯忘れない。◆文/岡野誠:ライター・松木安太郎研究家。著書に『田原俊彦論 芸能界アイドル戦記1979-2018』(青弓社)。同書では、1998年フランスW杯直前にメンバー落ちした三浦知良の帰国後、親友の田原がどう接したかなども明かしている。2月8日13時半から、大阪・ロフトプラスワンウエストで元CHA-CHA木野正人とトークショーを開催予定。
2020.01.26 16:00
NEWSポストセブン
熱愛が明らかになった南野拓実(写真/AFP=時事)と柳ゆり菜
サッカー日本代表・南野拓実、マッサン女優と“国際恋愛”
 サッカー日本代表FWで、昨年12月にイングランド・プレミアリーグの名門リバプールFCに電撃移籍した南野拓実(25才)に、初ロマンスが発覚した。お相手は抜群のスタイルを武器にグラビアアイドルから女優へと転身した柳ゆり菜(25才)。2014年のNHK朝の連続テレビ小説『マッサン』で、半裸で赤ワインを持ったポスターのモデルみどり役といえば、覚えている人も多いだろう。意外な組み合わせの2人は今、日本とヨーロッパの間で“国際恋愛”を育んでいることが、分かった。 今、日本サッカー界で最も期待されているイケメンエースといえば、昨年の年の瀬に、オーストリアのクラブチーム、ザルツブルクから世界的ビッグクラブのリバプールへ電撃的に移籍した南野だ。サッカー専門誌のライターは「リバプールは、昨年のUEFAチャンピオンズリーグ王者。12月のクラブチーム世界一を決めるFIFAクラブワールドカップも優勝して、今やレアル・マドリードやバルセロナを抑えて、世界ナンバーワンのチームと言えます。南野は、そんな最強軍団から熱烈なオファーを受けて移籍したのです」と解説する。 三浦知良、中田英寿、本田圭佑ら海外に渡った歴代の名選手と同じように、日本人サッカー選手として最大級の評価を受けたばかりなのだ。南野の移籍ニュースは、日本だけでなくヨーロッパでも大きく報道されたほどだった。同ライターは「もちろん現在の日本代表でもエースです。23才以下の選手で闘う夏の東京五輪日本代表にも、年齢制限を超えた特例のオーバーエージ(OA)枠でチームに加わる期待がかけられています。南野は金メダルへの切り札なのです」と続けた。 スーパーエースでイケメンとくれば、女性人気も飛び抜けている。そんな彼のハートを射止めたのが柳ゆり菜だった。 グラビア業界の関係者は「昨年の12月4日にゆり菜さんの姉でグラドルの柳いろはさん(29才)が、歌手の板床悠太郎さん(27才)と結婚したのですが、そこが2人の接点」と明かした。 そのグラビア関係者が続ける。「板床さんと南野選手は友人なんです。板床さんといろはさんは一昨年から交際していて、帰国した南野選手が板床さんと食事をした際、いろはさんが妹のゆり菜さんを南野選手に紹介したのがきっかけだったとか」 南野は、ゆり菜のルックスと、同じ大阪出身のノリの良さ、それでいて優しい性格に一目ぼれ。昨年夏には交際がスタート、ゆり菜は先月中旬まで南野がいたオーストリアへ仕事の合間を縫って会いに行っていたという。 同関係者は「ゆり菜は、ヨーロッパに行ったことなどを、ツイッターやインスタグラムには一切公表していない。南野がサッカー人生で最も大切な時期だと理解して、自分の存在が邪魔にならないようにと気を付けているんです」と説明する。 南野のマネジメント事務所は「良いお付き合いをさせていただいていると聞いております」、ゆり菜の所属事務所は「本人より良いお付き合いをさせていただいてると報告を受けております。互いの仕事を優先に考えておりますので、温かく見守ってくださると幸いです」とコメントした。 ザルツブルクに所属していた南野が、リバプールの目に留まったのは、昨年10月3日の対リバプール戦で1ゴール1アシストの大活躍をしたから。ゆり菜との交際が、さらなる発奮材料になっているのは間違いない。
2020.01.24 17:30
NEWSポストセブン
おいおい! 松木安太郎氏がU-23解説で多用の同語反復を検証
おいおい! 松木安太郎氏がU-23解説で多用の同語反復を検証
 サッカー男子の東京五輪予選を兼ねたU-23(23歳以下)アジア選手権で1次リーグB組の日本はサウジアラビア、シリアに連敗し、グループステージ敗退が決まった。地上波ではテレビ朝日系列で中継され、解説は松木安太郎氏と中山雅史氏が務めた。松木安太郎研究家でライターの岡野誠氏が、1対2で敗れたシリア戦の試合展開の中で、松木氏の解説がどう変化していったかを読み解く(※時間表記はテレ朝の中継を基準にした)。 * * *  初戦のサウジアラビア戦に敗退した日本にとって、2戦目のシリア戦は絶対に落とせななかった。そんな時、いつも以上にチームを鼓舞するのが松木安太郎氏である。 この試合、松木氏は「おい!おい!」「よしよし!」などいつも以上に同じ言葉を連続で繰り出した。いわゆる『同語反復』の回数が増えたのだ。その回数を検証してみよう。 序盤は『同語反復』も少なかった。前半2分、FW上田綺世(鹿島アントラーズ)が中盤でボールをキープした際に「強い、強い」と叫ぶ。4分、相手FWのバラカトが左サイドをドリブルで突破し、シュートを放った一連のシーンで「ここですよ、ここ!」(*注1)、「ボールへ! ボールへ!」と連呼。8分、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)でシリアのPKと判定された直後、GK大迫敬介(サンフレッチェ広島)に「とにかくこれは…もうね、取るしかないよ、取るしか!」(*注2)と鼓舞。8分50秒にPKで先制点を許すまでは、この4回だった。【*注1:前半4分「ここですよ、ここ!」のように、間に助動詞(です)や終助詞(よ)が付く場合は『同語反復』を妨げる言葉ではないと判断する。前半36分「シュート打て、シュートね、シュート打てばね」は『シュートね、シュート』で連続2回と判定】【*注2:前半8分「もうね、取るしかないよ、取るしか!」は2回目の『取るしか』の後に「ないよ」を省略していると考えられるので、『同語反復』と判断。前半41分「こぼれたところ!こぼれ…」、後半42分「1人いけ! 1人!」、後半46分「すぐいけ、すぐ」なども同じ。ただし、前半40分の「両手あげてね、いったほうがいいね。両手をね」は「いったほうがいいね」が間に挟んでいると考えられるため、カウントしない】 以降、怒濤のような『同語反復』が始まる。9分から29分48秒にMF相馬勇紀(鹿島アントラーズ)のゴールで日本が同点に追いついた直後までの約21分間を振り返ってみよう。9分:「こっからだ、こっから」11分:「慌てないでいい、慌てない」「チャンスだ、チャンスだ、チャンスだ」14分:「キーパー! キーパー!」17分:「よしよし!」「おーよしよし!」「コーナー、コーナー、よしコーナー」(*注3)「コーナー! コーナー、コーナー」18分:「これ! これこれ! これこれこれこれ」「ナイスカバー、ナイスカバー!」 24分:「さあ、こぼれ…こぼれたところ」「ぐるぐるぐるぐる」 25分:「そうです、そうです」26分:「中盤だよ、中盤!」「ゴーゴーゴー!!!」「まだまだまだあぁ」「早め早め!」27分:「でもいい、いい」「いいリズムだ、いいリズムだ」29分:「うん、うん」「いいよ、いいよ」「周り、周り」「逆サイド! 逆サイド! 逆サイド!」「よおーーーし! よし! 相馬! よし! 相馬!」(※『よおーーーし! よし!』『よし! 相馬! よし! 相馬!』で各1カウント)【*注3:前半17分「コーナー、コーナー、よしコーナー」 は途中に『よし』があるので、連続2回と判定】 失点するまで4回だった『同語反復』は、先制を許した直後から同点に追いつくまでの21分で実に25回を数え、1分に1回を上回るペースを記録した。つまり、松木氏は劣勢に立つと、言葉を繰り返す傾向があるのだ。 同点に追い付いた後も、松木氏の『同語反復』は止まらず、キックオフ前の30分から前半終了47分までの17分間で「拾った、拾った、拾った」「よぉお~ぅ~~おお~~」(*注4)など17回を数えた。後半に入ると、42分50秒に勝ち越しゴールを許すまでの間には「サイド! サイド!」「ファールしない、ファールすんな、ファール…ノーファールで」(*注5)など28回。1対2とリードされた後半44分のキックオフから試合終了までの5分間では「1人いけ! 1人いけ!」「ファール!ファール!」など8回となった。【*注4:松木氏の場合、前半46分「よぉお~ぅ~~おお~~」のような「おお~」「ああ~」関連の言い方は、人によって書き起こしに誤差が生じやすいため、「よぉお~ぅ~~」も「おお~」と同義と考える。後半32分「うおぉい!おい!おい!」の「うおぉい!」と「おい!」の関係も同様】【*注5:後半7分「ファールしない、ファールすんな、ファール…ノーファールで」の『ファールしない』、『ファールすんな』、『ノーファール』は意味的には同じだが、微妙に言葉が変わっているので、『同語反復』とは判断しない。『ファールすんな、ファール…』は『すんな』を省略していると考えられるため、ここは2回連続でカウント】 手元の集計によれば、松木氏はシリア戦で82回の『同語反復』を行なった(*注6)。同点時は69分で49回(1分で0.71回)だったが、1点ビハインド時は26分で33回(1分に1.27回。ともに小数点第3位以下を四捨五入)とピッチが上がっている。【*6:前半33分の「そう縦、そう、そうダイレクト!」のように1つのプレー毎に「そう」などと言っている場合、『同語反復』とは判断しない】 シリア戦での『同語反復』の回数ランキングを挙げると、以下になる。1位:7回 前半18分の「これ」 「これ! これこれ! これこれこれこれ」2位:4回 前半34分の「ない」 「ないないないない!! 関係ないあんなのは」3位タイ:3回 後半20分の「よし」 「よしよしよし」  後半26分の「そう」 「そうそうそう」 後半32分の「おい!」 「うおぉい!おい!おい!」(※注4)など13例 前半18分、わずか2秒強で「これ! これこれ! これこれこれこれ」と7回も「これ」と叫んだ場面は日本のコーナーキックがクリアされ、そのこぼれ球を中盤でMF齊藤未月(湘南ベルマーレ)が拾ったシーンだった。松木氏は常日頃からこぼれ球への意識を口酸っぱく指摘しており、この試合でも開始早々に「こぼれ球のボールをまあ、自分たちのボールにいかにできるかですね」と話していた。そのため、劣勢の状況でこぼれ球を拾った齊藤のプレーに喜びが爆発したのだろう。 前半34分、日本のペナルティエリア付近でシリアの選手が倒れると、わずか1秒強の間に「ないないないない!!」と4回も「ない」と連呼している。日本が相手のペナルティエリア付近で倒れると「PK!PK!」とすぐ叫び出す松木氏も、相手選手のアピールには厳しいところを見せた。 アディショナルタイムを含めた95分間、日本を鼓舞し続けた松木氏。後半42分50秒に勝ち越しゴールを許した直後は、珍しく90秒間も沈黙が続いた。 今回はグループリーグで敗退したものの、開催国枠での東京五輪出場が決まっているU-23日本代表。オリンピックでは、松木氏を落胆させるわけにはいかない。◆文/岡野誠:ライター・松木安太郎研究家。著書に『田原俊彦論 芸能界アイドル戦記1979-2018』(青弓社)。松木氏の研究以上に力を入れた同書では、関係者への取材、膨大な資料を元に〈ムーンウォークを日本で初めて取り入れた〉説を多角的に証明。〈突然蒸し返され始めた「ビッグ発言」〉など通説を覆し、〈三浦知良との友情〉にもページを割いている。
2020.01.16 07:00
NEWSポストセブン
三浦カズ&りさ子の長男、グランメゾン東京で俳優デビュー
三浦カズ&りさ子の長男、グランメゾン東京で俳優デビュー
 木村拓哉(47才)や鈴木京香(51才)の近くで休む間もなく忙しなく動き、店のホールの仕事やフードフェスの仕込みをこなす若い男性。くっきりとした眉毛にキレ長の目が印象的だ。 人気ドラマ『グランメゾン東京』(TBS系)の、木村と京香が三つ星を目指すレストランで働き始めた新入りスタッフが「あれ、どこかで見たことない?」「爽やかでかわいい」と話題になっている。「彼は“キングカズ”こと三浦知良さん(52才)とりさ子さん(51才)夫妻の長男(22才)です。りさ子さんのブログにもよく登場する有名人なので気づいた人もいたと思います。芸名を『三浦■太』(■=りょう「けもの偏に『寮』」、みうらりょうた)にして、このドラマでデビューしました」(ドラマ関係者) 少年時代は父の影響でサッカーに明け暮れていた三浦。「カズさんと同じく、15才でブラジルへサッカーの短期留学をするなどかなり本格的に取り組んでいました。中学高校は文武両道の名門私立校に進みましたが、クラブチームに所属して活躍していましたね。でも高校でスパッと引退しました。今は大学生で、本当にやりたいことや自分に合っていることを探していたようです」(三浦家の知人) 三浦は大学卒業を前に、芸能活動を考えるようになっていったという。今年3月、三浦が芸能界デビューするという話を聞いた本誌・女性セブンは、りさ子夫人を直撃していた。当時は、「全然まだです! 誰がそんなこと言ったんですか? でもまぁ、(カズは)本人がやりたいことは何でも応援するって言ってましたけど」 と答えていたが、まさかデビューが木村主演の話題作だったとは…。「本人は今年春には本格的に俳優を目指したいと周囲に相談していました。それなら“最高の布陣”の作品で勉強した方がいいと周囲からの勧めがあったようです。木村さんとカズさんは知らない仲ではありませんし、今回の『グランメゾン東京』には二世俳優の代表的存在といわれる佐藤浩市さん(58才)の息子・寛一郎さん(23才)も出演しています。木村さん、京香さんほかスタッフを含め、間違いなく“日本一”の布陣でしょう。でも、そのドラマにトントン拍子で出演が決まるのはさすがカズ&りさ子さんの息子さんです」(前出・ドラマ関係者) 第4話(11月10日放送)の最後に出てきて、第5話(17日放送)では店の先行きに不安を覚えて仕事を辞めるという役柄だった三浦。肝心のセリフは、「おつかれさまでした」の一言のみだったが、なかなかの存在感を出していた。「木村さんは寛一郎さんにもしっかり指導しているようですが、あまりに緊張していた三浦くんにもアドバイスを送っていたようです。今後の出演は未定ですが、今回は“勉強させてもらった”という感じで恐縮しきっていたようです」(テレビ局関係者) 二世俳優も七光ではなく“十四光”時代に。今後が楽しみだ。※女性セブン2019年12月5・12日号
2019.11.20 16:00
女性セブン
三浦知良、貴乃花、井上康生 彼らの因縁ライバルのその後
三浦知良、貴乃花、井上康生 彼らの因縁ライバルのその後
 今年のプロ野球ドラフトでは、高校野球を沸かせた2人のライバル、佐々木朗希(大船渡)と奥川恭伸(星稜)に注目が集まった。スポーツ界の歴史はこのように、ライバルとして並び称された「ふたり」が何組もいた。しかし、勝負の世界では、その後のキャリアの中で明暗が分かれることもある。あの日輝いた「もうひとり」のその後──。 Jリーグを代表するスターの三浦知良と中山雅史。「カズ」「ゴン」と呼ばれ、1990年代のサッカー人気を牽引した。 カズは52歳の現在も現役選手としての出場が話題になるが、同い年の中山は2012年に引退。しかし2015年に3年のブランクを経て選手に復帰した。「所属はJ3のアスルクラロ沼津。今年も契約更新されたが、4年間で公式戦には一度も出ていない。それでも三浦の最年長ゴール記録の更新を虎視眈々と狙っている」(サッカー担当記者) 角界のライバル関係といえば、「曙貴時代」と言われた第64代横綱・曙と第65代横綱・貴乃花の関係が思い浮かぶ。2人は入門同期として相撲教習所時代から競い合ってきた。 日本相撲協会との対立が記憶に新しい貴乃花だが、曙はプロレス転向後、消息が乏しい。「プロレスラーとしての技術は関係者からも高く評価されていた。2015年にジャイアント馬場夫人から支援を受けて『王道』というプロレス団体を立ち上げましたが、2017年に急性心不全で倒れ、それ以来入院生活が続いている。2年以上寝たきりの状態で、奥さんのクリスティーン麗子さんが献身的に介護をしています」(スポーツ紙記者) 1990年代の土俵を沸かせた小兵力士が、「技のデパート」として知られた舞の海と、高校教師からの転身で話題を呼んだ智ノ花。 舞の海はNHKの相撲解説や健康食品のCM、さらには『ぶらり途中下車の旅』(日本テレビ系)でよく見かけるが、智ノ花は引退後も相撲協会に残った。「立浪部屋の部屋付き親方になった後、元魁輝の先代・友綱親方を頼って部屋を移籍。その後、玉垣親方を襲名して、現在も友綱部屋付き親方として協会に残っている。今は九州場所担当として福岡入りしています」(相撲担当記者) 2007年に柔道全日本選手権と嘉納杯で当時最強と言われた井上康生に連勝、2008年の北京五輪で金メダルを獲った石井慧は、その後数奇な運命を辿った。 五輪直後にK-1、UFCなどを渡り歩いたあと、クロアチアに拠点を移した。現在もヨーロッパで総合格闘家としてキャリアを重ね、クロアチア国籍を取得した。※週刊ポスト2019年11月8・15日号
2019.10.31 07:00
週刊ポスト

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