国内

5インチフルHDがトレンドのスマホ春モデルは電池の容量が鍵

 いまや日本でモバイル機器をもつ4人に1人がスマートフォン利用者だという。増加するばかりのスマートフォンユーザーにとって、最大の悩みはすぐに電池切れを起こしてしまうことだ。実際、バッテリー駆動時間に不満があるユーザーは64.4%にものぼるという(インターネットコムとgooリサーチによる共同調査)。

 2月から順に発売開始となっているドコモの2013春モデルには、バッテリーをはじめとしたスマートフォンユーザーの不満を解消しようという意欲にあふれた新製品が並んでいる。

 8機種のすべてがiPhone5(4インチ液晶 640×1136)より大きなディスプレーであり、そのうち4機種が5インチ液晶でフルハイビジョン(1080×1920)をそなえている。

 5インチ液晶とフルハイビジョンのスマートフォンといえば、先行機種としてauのHTC J Butterflyがある。昨年12月の発売前から予約が殺到し、発売後もしばらく品薄状態が続いたヒット商品だ。それ以来、フルハイビジョンの美しい画面はスマートフォンのトレンドに確定し、今後は当たり前の性能となっていきそうだ。

 いまのところフルハイビジョン対応の機種は、前述のHTC以外ではドコモの4機種、ELUGA X P-02E(パナソニック)、Xperia Z SO-02E(ソニーモバイル)、ARROWS X F-02E(富士通)、Optimus G Pro L-04E(LGエレクトロニクス)のみである。

 フルハイビジョン画面は、いったい何がそれほど違うのか。実際に新機種を操作したテクニカルライターは、その感触を「全然違いますよ」という。

「iPhoneは画面の動きがなめらかだけど、スマートフォンはぎくしゃくするとこれまで言われてきました。ぎこちなさの原因は、画面表示におけるピクセル密度の違いが大きな理由だったのですが、フルハイビジョン機ではすべて、iPhone5の326ppiを上回る440ppiをクリアしている。

 たとえば、インターネットでホームページ閲覧をするとき今まではスクロールするとコマ落ちが起き、ときどき止まるよう見えていた。ところが、フルハイビジョンは実になめらかに画面が動く。また、文字が鮮明に描写されるため、文章が読みやすく長い文章を読んでも疲れにくい」

 大きな美しいディスプレーが常識となっていくと、心配されるのが冒頭でも触れたバッテリーの”持ち”に関する問題だ。高機能になっても、すぐにバッテリー切れを起こしてしまうのではスマートフォンユーザーのストレスは解消されない。

 バッテリーの”持ち”を調べる目安のひとつとして、5インチ液晶のフルハイビジョンスマートフォンと、iPhoneのバッテリー容量を比べてみた。

iPhone5(アップル)……1434mAh
HTC J Butterfly(HTC)……2020mAh
ELUGA X P-02E(パナソニック)……2320mAh
Xperia Z SO-02E(ソニーモバイル)……2330mAh
ARROWS X F-02E(富士通)……2420mAh
Optimus G Pro L-04E(LGエレクトロニクス)……3000mAh

 消費電力が機種ごとに違うので単純比較はできないが、iPhone5の2倍以上あるOptimus G Pro L-04E の3000mAhという容量はやはり目をひく。

 ドコモの春モデルには1月30日に発売されたものもあれば、Optimus G Pro L-04Eのように4月発売予定の機種もあり、まだすべては入手できない。春モデルの発売が始まったからと慌てずに、ラインアップされているハイビジョン機種が出そろってから比較検討するのが賢い買い方と言えるだろう。

トピックス

大谷が購入したハワイの別荘の広告が消えた(共同通信)
【ハワイ別荘・泥沼訴訟に新展開】「大谷翔平があんたを訴えるぞ!と脅しを…」原告女性が「代理人・バレロ氏の横暴」を主張、「真美子さんと愛娘の存在」で変化か
NEWSポストセブン
小林夢果、川崎春花、阿部未悠
トリプルボギー不倫騒動のシード権争いに明暗 シーズン終盤で阿部未悠のみが圏内、川崎春花と小林夢果に残された希望は“一発逆転優勝”
週刊ポスト
「第72回日本伝統工芸展京都展」を視察された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月10日、撮影/JMPA)
《京都ではんなりファッション》佳子さま、シンプルなアイボリーのセットアップに華やかさをプラス 和柄のスカーフは室町時代から続く京都の老舗ブランド
NEWSポストセブン
兵庫県宝塚市で親族4人がボーガンで殺傷された事件の公判が神戸地裁で開かれた(右・時事通信)
「弟の死体で引きつけて…」祖母・母・弟をクロスボウで撃ち殺した野津英滉被告(28)、母親の遺体をリビングに引きずった「残忍すぎる理由」【公判詳報】
NEWSポストセブン
焼酎とウイスキーはロックかストレートのみで飲むスタイル
《松本の不動産王として悠々自適》「銃弾5発を浴びて生還」テコンドー協会“最強のボス”金原昇氏が語る壮絶半生と知られざる教育者の素顔
NEWSポストセブン
沖縄県那覇市の「未成年バー」で
《震える手に泳ぐ視線…未成年衝撃画像》ゾンビタバコ、大麻、コカインが蔓延する「未成年バー」の実態とは 少年は「あれはヤバい。吸ったら終わり」と証言
NEWSポストセブン
米ルイジアナ州で12歳の少年がワニに襲われ死亡した事件が起きた(Facebook /ワニの写真はサンプルです)
《米・12歳少年がワニに襲われ死亡》発見時に「ワニが少年を隠そうとしていた」…背景には4児ママによる“悪辣な虐待”「生後3か月に暴行して脳に損傷」「新生児からコカイン反応」
NEWSポストセブン
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(左・時事通信フォト)
《黒縁メガネで笑顔を浮かべ…“ラブホ通い詰め動画”が存在》前橋市長の「釈明会見」に止まぬ困惑と批判の声、市関係者は「動画を見た人は彼女の説明に違和感を持っている」
NEWSポストセブン
バイプレーヤーとして存在感を増している俳優・黒田大輔さん
《⼥⼦レスラー役の⼥優さんを泣かせてしまった…》バイプレーヤー・黒田大輔に出演依頼が絶えない理由、明かした俳優人生で「一番悩んだ役」
NEWSポストセブン
国民スポーツ大会の総合閉会式に出席された佳子さま(10月8日撮影、共同通信社)
《“クッキリ服”に心配の声》佳子さまの“際立ちファッション”をモード誌スタイリストが解説「由緒あるブランドをフレッシュに着こなして」
NEWSポストセブン
“1日で100人と関係を持つ”動画で物議を醸したイギリス出身の女性インフルエンサー、リリー・フィリップス(インスタグラムより)
《“1日で100人と関係を持つ”で物議》イギリス・金髪ロングの美人インフルエンサー(24)を襲った危険なトラブル 父親は「育て方を間違えたんじゃ…」と後悔
NEWSポストセブン
自宅への家宅捜索が報じられた米倉(時事通信)
米倉涼子“ガサ入れ報道”の背景に「麻薬取締部の長く続く捜査」 社会部記者は「米倉さんはマトリからの調べに誠実に対応している」