中川:酒が好きな女=淫乱な女、という図式を持っている男が多いってことですね。
八幡:あわよくば、という人が多いと感じています。もしかしたら「女とお酒」という組み合わせが世間的にそういう認識になるのかもしれないですね。でも、いかに酔っぱらっていても、こっちはしっかりしているんだゾ! と言いたいです。
中川:そういう場でのトラブルを避けるためにも飲まないのが正しいんじゃないですかね?
八幡:なので、それを避けるために私は一人で飲むようにしています。それが一番平和じゃないですか。女友達と飲むことも好きなんですが、私のペースではないし。ただ、ある程度ペースを合わせなくてはいけないんで、みんなと同じ感じに仕上げるべく、私は先に酒を家で仕込んでおいてから飲み会に臨むんです。
中川:酒飲みは気遣いってことですよね、ウヒヒ。
八幡:そうなんです! 自分勝手ではなく、めっちゃ周りのこと考えてるんですよ、酒飲みは。別に私だってビッチでもないですし、だらしないわけでもないし、パーティが好きなわけでもありませんよ。それなのに、酒を飲むだけでそんな女だと思われるのは心外です。
中川:これは由々しき差別だなァ。オレも含めて男がいくら酒飲もうが知人からは「体を大事にしてね……」なんて優しく言われるか、ネットでは「アル中男くたばれ」とか「麦酒野郎死ね」とか罵倒される程度で、性的なものはないなぁ。それにしても、「中川さんをガンガン飲ませて今夜はウフフになるかしら(ハート)」なんて経験ねぇぞ!
八幡:ちなみに八幡家は、お酒で失敗している家系です。おじいちゃんもお父さんも、お酒が飲めません。弟たちも飲めません。突如として私だけが飲めるんです。「八幡」というだけに、ある程度は由緒がある家だったようですが、何代か前のアル中の先祖が、その家系図を酒が飲みたいがために売ってしまったんですよ!
中川:どんだけそいつ、カネ欲しいんだよ!
八幡:それ以降、祟りになって八幡家は飲めない家系になったんです。でも突如として、私がお酒を飲めるから、気を付けるようにしていますよ。だって、家系図を売るという言語道断なことをした先祖の生まれ変わりなの、愛ちゃんは? みたいな話になってきますよね。
中川:ガハハハハハ。家系図売っちゃダメですよ。
八幡:もうないです! 売るものありません! しかも、八幡家は今や一家離散しているんです。父親が年上の占い師と一緒に母親を呪い殺そうとしたりしてね。結局母も離婚裁判の進め方を知らない状態だったので私が間に入りました。去年ようやく解決できましたが。
中川:おっ、オレたち、今日この1時間で大瓶6本飲んでますよ。じゃあ、次は渋谷百軒店のバーに行きますかね。
八幡:行きましょう! そこ、どんなお酒があるのですか?
中川:基本はウイスキー。飲み方は何でもOK。
八幡:じゃあ、行くぞ!
【プロフィール】
八幡愛(やはた・あい)1987年生まれ。兵庫県出身。タレント・グラビア・レポーター・MCなど幅広く活動。ビールは毎日2リットル以上飲むビール党。
ブログ:http://ameblo.jp/aiainstein/
Twitter:@aiainstein