NEWSポストセブンは今年も多くのオリジナルコラムを提供してきた。ここではこの1年に掲載したもののなかから、常連筆者たちの自薦コラムを紹介する。この1年を振り返るもよし、来年を考えるもよし、ぜひご一読をお勧めする。
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就活や人材問題で健筆を振るっている「就活の狼」こと、作家で人材コンサルタントの常見陽平氏が自ら推したのは、意外にも音楽ネタだった。
◎来日公演の黒歴史 M・ジャガーは直接観客に公演中止を謝罪
https://www.news-postseven.com/archives/20140525_257775.html
今年5月にポール・マッカートニーの来日公演が体調不良でキャンセルになったこと出来事から、過去の大物アーティストのキャンセル事情を紹介した。音楽にも造詣が深い常見氏らしいエピソード満載で話題に。
「ポールの最後の国立公演中止は伝説に。直接謝罪したミックは偉いです」(常見氏)
お次は「NEWSポストセブンの良心」ともいうべき社会派コラムニストのオバタカズユキ氏。推すのは、
◎いまや「8人に1人」の浪人生 自分の道を堂々と歩けと識者
https://www.news-postseven.com/archives/20140405_249872.html
「年末年始は受験勉強の追い込み期。肩身の狭い浪人生諸君を応援したい」(オバタ氏)
不況もあって浪人生は減っているという。ただでさえ肩身の狭い浪人生はいまや希少種だ。オバタ氏のコラムを読んで元気を出してほしい。
今年も様々な文章芸で楽しませてくれた大人力コラムニストの石原壮一郎氏は、兵庫県の野々村竜太郎県議の記者会見をネタに、「褒めながらdisる」という曲芸を披露している。
◎非難集中の号泣県議 どうにかして褒めてみようと識者が提案
https://www.news-postseven.com/archives/20140705_264383.html
「非難が大好きな世の中だからこそ、無理にでも褒める心意気を持ちたいものです」(石原氏)
石原氏の「真意」は最後の一文にあると見たが、どうか。
今年も食文化に関する広範な知識で我々の知の食欲を満たしてくれていたのが、編集・ライターの松浦達也氏。来年につながるジビエの話題を推した。
◎ジビエの季節が到来 野生鳥獣肉の衛生管理とそのリスクは
https://www.news-postseven.com/archives/20140907_275243.html
「害獣による農作物被害や11月に策定された。ガイドラインの運用など今後も要注目」(松浦氏)
ラストは今年1年、NEWSポストセブンに「エエ話」を集中投下して新境地を開拓したフリーライターの神田憲行氏から、再びの「エエ話」だ。
◎話題の伊勢丹公式PVでキレキレのダンスを見たライターの述懐
https://www.news-postseven.com/archives/20140427_253225.html
「世知辛い世の中ですから最後もエエ話で締めたい。ちなみに私も編集部も伊勢丹から1円も貰っていません」(神田氏)
今年もおかげさまで話題になったりヤフートピックスに取り上げられた一方で、図らずもプチ炎上を食らうこともあった。来年も「良くも悪くもNEWSポストセブン」の心意気で、常連筆者一同、邁進したい所存とのことだった。