「商品を飲むカット撮りの際、華丸さんに監督から演技指導が入ったんですよ。その時一緒にモニターを見ていた大吉さんが、『ちょっと“哺乳瓶”感が……』とツッコミを入れて、スタジオが笑いに包まれました」(前出・CM撮影スタッフ)
さらに本編撮影後に行われたナレーション録りでは、2人の息がぴったり合い、すぐに「OKテイク」が録れたため、予定より早く撮影が終了したという。こうした対応力に触れて、2人のファンになるのは業界関係者だけではない。
「TVに出ると宣伝になるし、たくさんの人が店に来てくれるけど、そのせいで常連さんが入れなくなるから、取材や撮影はお断りしています」という飲食店は結構ある。そうしたお店のひとつ、福岡料理がメインの店・Aも店主の方針で取材・撮影を固辞し続けてきた。しかし人気アイドルや大物女優が店を訪問する企画の撮影に、協力を承諾。理由を聞いてみたところ、「博多華丸・大吉さんに、頼まれたけんねぇ。華丸・大吉さんが来てくれるんじゃ、断れんでしょ」と、本当に嬉しそうに言う。人気アイドルより、大物女優より、「案内人が博多華丸・大吉」というのが決め手だったのだ。
「博多料理の美味しいお店など、番組スタッフから相談されるようです。その際は紹介だけでなく、収録の前後にお店へフォロー連絡を入れるなど、かなり丁寧な対応されていると聞いています。でも撮影が入るとお店に迷惑がかかる場合があるので、華丸さんなどは最近『自分が直接現場に行って、その場でフォローできない時は、ご紹介自体を遠慮させてください』と、とにかく“お店に迷惑をかけないように”ってすごく気を遣いますね。お店の方々もそういう気遣いに、『華丸・大吉さんのお願いなら』ってなるみたいですよ」(業界関係者)
こうした“いい人ぶり”が話題になることに、本人たちはどう思っているのだろうか? 担当マネージャーに話を聞いた。