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ローソン 介護拠点併設型店舗を開店、ケアマネジャーも常駐

 24時間明かりがついているあの場所には、3000点以上の商品に加え、プライベートブランド商品、複合コピー機、ATMが設置され、宅配便の発送や切手の購入ができるなど充実したサービスがある。最近では、店頭で淹れ立てのコーヒーやドーナツを販売するなどカフェさながら――今や「便利で手軽」が当たり前になったコンビニが新たに力を入れているのが、介護分野だ。

 介護事業を本格的に取り入れたのがローソンだ。ローソンはかねてより低カロリーの弁当やオーガニック食材など健康志向の商品を揃えた「ナチュラルローソン」を立ち上げるなど、健康分野に力を入れていた。そして4月3日、埼玉県を中心に地域密着型の介護サービスを展開する「ウイズネット」と提携し、介護拠点併設型店舗の1号店を埼玉県川口市にオープンしたのだ。

 玉塚元一社長はオープニングセレモニーで「高齢化という日本全体が抱える問題に対し、町のニーズは高まっている」と話した。新店舗では日中ケアマネジャーまたは相談員が常駐(8時30分~17時30分)して介護相談に応じる。

「コンビニの利点は24時間オープンしていること。介護をするかたにとって有用な拠点になると考えます。買い物のついでに介護の相談をする、介護の相談をするついでに買い物をする、といったように気軽にお使いいただければと思います」(ローソン広報室)

“介護コンビニ”では、介護相談が受けられるほか、高齢者が集えるサロンスペースも併設。自治体や医療機関、介護事業所などの高齢者向けの情報を提供していく。シニア向けのお菓子、日用品、介護関連用品の品揃えを増やし、商品を自宅に届けるなどの買い物サポートまで充実している。

※女性セブン2015年5月7日号

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