断面が綺麗なのでシェアしやすい?(おにぎらず)
「にぎらない」おにぎりとして話題の「おにぎらず」。漫画『クッキングパパ』(講談社)でレシピが紹介されて以降、「クックパッド」などで多数オリジナルレシピが投稿されるなど大人気となっている。
作り方は簡単。ラップの上にのりを乗せて、真ん中にご飯を平たく乗せ、さらに具材をのせて、のりの四隅を折って四角にするだけ。海苔とご飯で具材を包むという点ではおにぎりと一緒だが、通常のおにぎりのように三角形に握る必要がないため、より手軽に作ることができる点が最大の魅力といわれるが、それだけではない。
現在、おにぎらずにハマっているという女性Aさん(50歳)は、こう語る。
「ある主婦の方のブログで紹介されていて、自分も作り始めたのがきっかけです。もともとおにぎりを綺麗な三角形に握ることが苦手だったので、『これは私にぴったりだ』と思いました。おにぎらずは断面が綺麗なので、ネットでシェアされやすいのでしょうね。
この手軽さに加えて、好きな具材を何種類も入れられるのがうれしい。おにぎりではここまで詰め込めませんね。家族に朝食を作るときも、おかずをバラバラに出すより『おにぎらず』にした方が喜んでもらえるし、前日のおかずの残りを温めて詰め込むだけで簡単に朝食ができてしまいます」(Aさん)
また別の女性・Bさん(26歳・会社員)も、おにぎらずにハマっている一人だ。
「これまで会社にお弁当を持っていくのが面倒で、コンビニご飯でお昼を済ませていましたが、おにぎらずなら朝でも簡単に作って持参できますし、お弁当にぴったりで経済的。私のオススメの具材は、市販の小分けされているクリームチーズ、塩昆布、卵一つで作った卵焼き、シャケのフレーク、海苔ペーストを一緒に入られたもの。綺麗に並べれば断面も美しいし、やみつきになりますよ」(Bさん)
おにぎりよりも手軽さに作れるうえに、バリエーションも豊富なおにぎらず。今後もネットを中心にその魅力が拡散していけば、ますますファンが増えていくだろう。