公共の入浴施設やプールへの入場規制など、刺青に対する社会の視線は今なお厳しい。その一方でファッション感覚でタトゥーを入れる若者も少なくない。そうした中で、よりカジュアルな“貼って剥がせるタトゥー”として流行の兆しを見せているのが「メタリックタトゥー」だ。
これは、肌に貼りつけるタイプのメタリックシールのことだが、実際に使用している人はどんな点に魅力を感じているのだろうか。女子大生・Aさん(22歳)は、こう語る。
「海外セレブが愛用していたことから人気が出て、日本でも今年に入ってから流行っていますね。アクセサリーのような間隔で、肌をおしゃれに見せることができます。汗や水に強いので、貼り付けたら3、4日ほどは剥がれずに付いているので、経済的。私は海に行くときのために購入しました」(Aさん)
別の女性・Bさん(27歳・ショップ店員)は、こう話す。
「今年の夏はこのメタリックタトゥーがかなり流行っています。夏になると肌を露出する機会も増えるし、お祭りや夏フェスが多いじゃないですか。そういう場所でTシャツにデニムのショートパンツのようなラフな格好をして、露出した肌にたくさんタトゥーシールを貼って盛ったら可愛いですね。タトゥーを入れるのは抵抗があるけれど、海やイベントで目立ちたいという女の子にぴったりだと思います」(Bさん)
タトゥーというと抵抗がある人も多いだろうが、この“貼って剥がせる”タトゥーシールなら誰でも肌からキラキラとした夏のおしゃれを楽しむことができそうだ。ただし、銭湯やスーパー銭湯等で従業員からどう言われるかは分からないので、そこは自己責任で。