カラオケでは、似合う似合わないは気にせず、どんどん「お色気歌謡」を歌いたいところ。そんな姿を見て、いっしょに行った女性の部下や、あるいはお店のおねえさんが、大人のやさしさや気遣いを発揮して、別の「お色気歌謡」を歌ってくれたら、こんな嬉しいことはありません。いや、地道にがんばれば、「お色気」の輪はきっと広がっていきます。
仕事中でも、果敢に「お色気」の拡大作戦に努めるのが大人の気概。鼻歌は、もちろん「お色気歌謡」で。部下に指示を出したり会議で意見を言ったりするときも、
「もっと後から前からアプローチしてみたらどうかな」
「消費者のこうした傾向は、もうどうにもとまらないね」
「事態を打開するには、とにかくもっと動いて!」
といった調子で「お色気歌謡」をからめれば、説得力や迫力が増すに違いありません。
「お色気歌謡」は、周囲に影響を及ぼすだけではなく、自分自身を変えるきっかけにもなります。妄想を激しくかき立ててくれる歌詞を噛みしめることで、女性に対する夢がふくらみ、「よっしゃ、俺もまだまだこれからだ!」という気持ちになれるはず。いざそういう状況になったときも、後も前もまんべんなく、あるいは、もっと動いたほうが望ましいなど、適切なアドバイスや心強い励ましを与えてくれます。
ああ、素晴らしき哉、昭和の「お色気歌謡」! 日本の大切な文化として、オジサン世代の応援歌として、これからも大切にしていきましょう。