中川:大クライアントの競合プレゼンだと、「スターをこんだけアサインしました」って言えば(クライアントを)納得させられる。ってなると、デザイナーでいうとスタークリエイターは4人くらいしかないんですが、その中の誰かをブッキングするとクライアントは安心してくれる、っていう事情なんです。
勝谷:なるほどね。で、佐野さんは元々博報堂だよね。そこから独立して大金を稼いでいる。
中川:それで、スタークリエイターは3年に1人くらいしか出てこないんですよ。
勝谷:淳ちゃん(中川のこと)みたいに、すごい人ってことだよね(笑い)。
中川:そんなそんな違いますよ! オレの場合は「脱落落武者プランナー」ですよ!
勝谷:いやいや、中川淳一郎か、宮崎哲弥かって言われてるじゃないの、博報堂関係出身者だと。
中川:パンチョ伊東か中川淳一郎かですよ!
勝谷:あははは! でも、やっぱりクリエイティブ系の人のほうが偉いんだね。
中川:そうなんですよ! もう全部言っちゃいますよ、勝谷さん! あのね、デザイン業界の話で言うと、電通と博報堂に、多摩美術大学、武蔵野美術大学、東京芸術大学、日本大学藝術学部からだいたい年間あわせて9人から10人入るんですよ。この選ばれた人たちから、さらに3年に1人くらいスタークリエイターが生まれるんですよ──。
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中川淳一郎氏が明かす広告業界の悪しき伝統「スタークリエイター優遇制度」とはいったいどんなものなのか? つづきはニコニコチャンネル「NEWSポストセブちゃんねる」で公開されている動画「勝谷誠彦×中川淳一郎ヘロヘロ対談番外編 うつーからの帰還 完全編集版第1回」でチェック!