勝谷誠彦一覧

【勝谷誠彦】に関するニュースを集めたページです。

勝谷誠彦さんの盟友が語る、壮絶なアルコール依存との闘い
勝谷誠彦さんの盟友が語る、壮絶なアルコール依存との闘い
 情報番組の辛口コメンテーターとして活躍していたコラムニストの勝谷誠彦さん(享年57)の訃報が報じられたのは昨年11月28日。死因は、急性肝不全だった。 しかし、「死の魔の手は3年以上前から忍び寄っていた」と言うのは、勝谷さんの20年来の盟友で出版社『世論社』の代表・高橋茂さん。高橋さんは、勝谷さんの死後、彼がアルコール依存症に陥っていたことをウェブメディア『JBpress』に寄稿している。「勝谷が命を絶たれた原因は、長年の飲酒によるものです。2015年3月に情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)を降板。編成の切り替え時期でもあり、1か月ほど仕事がまったくない状態になりました。その頃うつを発症。次第に酒量が増え始め、昼間から飲むようになりました」(高橋さん・以下同) 勝谷さんは真面目でストイックな人だった。文筆業で締め切りを一度も破ったこともなければ、取材やテレビ出演で約束の時間に遅れたことなどもない。 しかし、心のどこかで孤独を抱えていたようで、電話で高橋さんを呼び出し、不安を訴えることも多かったという。「彼は離婚をしているのですが、その時、『おれさぁ、離婚した時も多分、うつだったと思う。なんだか全部、嫌になっちゃって』と話していました。そのうえ、ぼくが知り合う前にアルコール依存症が原因で母親を亡くしている。彼は母親が大好きだったので、その時も相当なショックを受けたのでしょう。さらに、心の拠り所だった父親も2015年2月に病気で倒れ、1年ほど意識が戻らないまま帰らぬ人に。そのあたりから余計に酒に走るようになったのです」 冗談か本当かは不明だが、勝谷さんはよく、周囲に『おれは中学生の頃から飲んでいたよ』と話していたという。「40年以上、まったく休肝日なしで飲んでいたのも、彼にとっては自慢でした。でも、仕事がある時は、『この後、原稿書かなきゃいけないから、酒飲むのやめとく』と言って、プロだなあと感心していたのですが…」◆肝臓は5倍以上に膨れ上がり、腎臓が機能しない状態に 仕事の変化、親の病気、自身のうつも重なり、勝谷さんは昼間から酒を飲むようになっていく。「2015年にうつを発症した時には、抗うつ剤を酒で流し込み、2017年の兵庫県知事選挙落選後は、仕事のない日は昼から飲むようになりました」 そして、異変が訪れた。「この頃から認知症のような症状が表れ始め、特に酒が入ると自分がいる場所や状況がわからなくなる。昔のことはよく覚えているのに、さっきあったことが思い出せない。地方の講演に行く時も、マネジャーが飛行機のチケットを渡して、待ち合わせの時間を告げてもすぐに忘れて、『おれはどうしたらいいんだ?』と電話やメールがくる。10回くらい同じことを言わないと飛行機にも乗れない状況だったそうです」 もともとスリムな体形ではあったが、2018年に入ると、さらにやせ細っていった。食事はほとんどとらず酒ばかりをあおる日々。口にするのは居酒屋でひじきかれんこんのきんぴら、少量のご飯のみだった。 深刻な状態であると、周りが判断したのはその年の8月10日。軽井沢(長野県)にある勝谷さんの自宅で配信されたネット番組『血気酒会』。異常なほどの顔色の悪さが話題となったのだ。「黄疸がひどく、やせているのに腹だけ出ている。周囲は『栄養失調じゃないか』とはじめは笑っていましたが、尋常ではないと思い直し、病院に行くことを勧めました」 勝谷さんの出身地・兵庫県尼崎市にある実家は病院で、弟が医師として勤めている。大阪での用事を済ませた勝谷さんを弟が診断した。その結果、同月21日に都内の大きな病院を訪れることになった。「病院では『重症アルコール性肝炎』で、『劇症肝炎』と診断され、そのままICUに入って緊急入院。検査をするのが1日でも遅れていたら、救急車で搬送され、最悪、そこで絶命していたかもしれません」 手が施せるような状態ではなく、肝臓医療の国内最高峰、慶應病院に転院。膨れた腹は肝臓の腫れによるもので、通常の5倍以上になり、他の臓器を圧迫。腎臓も半分以上、機能していなかった。「がんやそのほかの合併症は見つからず、アルコールを断ち、肝臓の機能が元に戻れば退院もできる。最初は意識ももうろうとしていましたが、酒を断ち、次第に意識が戻ってきた9月5日からは、毎朝病室からメールで日記を配信するようになりました」 多少、認知症のような症状はあったものの、次第に自力で歩けるまでに回復し、10月9日には晴れて退院した。が、すぐに飲酒を始めてしまった。「10月16日の復帰記念のライブ配信では、話ができたものの、配信が終わるとフラフラ。それなのに、『行きつけの飲み屋でいっぱいやろう』と言う始末。『酒はダメだろう』と注意をすると『じゃあ、いい』とマンションにしぶしぶひとりで帰って行きました」 その後、ネットで毎日配信されていた日記も判読不明になり、休載を余儀なくされてしまった。◆再び入院。病室で隠れて酒を飲んでいた 10月20日に尼崎で講演があり、そのまま弟家族のもとへ。禁酒生活に入ったものの、腹水はたまる一方だった。尼崎中央病院で腹水を抜き、再び慶應病院に入院した。「この時、家族やぼくたち友人は、肝臓の状態がよくなったら、依存症治療の施設に入所させようと話し合っていました。しかし、本人はまだ自分を依存症とは認めていなくて…」 肝臓の数値がよくなり、退院の兆しが見えてからしばらくして、病院での飲酒が発覚した。隠れて外のコンビニに行き、ウイスキーなどを買い込み、病室で飲んでいたところを看護師に見つかったのだ。「これには私たちも大きなショックを受けました。病院でもさじを投げられるような状態で、実家の病院へ。依存症治療施設への入所を検討していましたが、その矢先、状態は急変。28日午後1時48分に息を引き取りました」 生死をさまようになっても酒をやめることができなかった勝谷さん。高橋さんをはじめ、周囲は今もなお「なんとかできなかったか」と、悔やむ日々を送っている。※女性セブン2019年1月31日号
2019.01.17 11:00
女性セブン
勝谷誠彦さんへの感謝 人との出会いで仕事人生が開けた実例
勝谷誠彦さんへの感謝 人との出会いで仕事人生が開けた実例
 コラムニスト・勝谷誠彦氏が重症アルコール性肝炎により11月28日に57歳で亡くなった。同氏と親交が深く、ニコニコ生放送「勝谷誠彦×中川淳一郎ヘロヘロ対談」を行うほか、同氏の神戸サンテレビの冠番組『カツヤマサヒコSHOW』にも出演、勝谷氏の書籍の帯(推薦文)も書かせてもらったというネットニュース編集者の中川淳一郎氏が、「仕事の広がりは誰と出会うか次第。オレは勝谷さんと出会って人生が開けた」と勝谷氏への感謝の思いを述べる。 * * * 勝谷さんと初めてお会いした2009年5月以来、お会いする時は必ずアホのように酒をガンガン飲んでいたのですが、その時の勝谷さんはいつも幸せそうでした。そして、私も酒(というかビール)は大好きなので幸せでした。2014年の秋だったと思うのですが、その年の夏、私は1日に15回吐くような状態が続いた日々もあったため、2か月ほど禁酒をし、なんだったらこのまま一生酒を飲むのはやめるか、とまで決意していた中、勝谷さんとテレビ番組で共演をしました。 天王洲アイルのスタジオでの収録が16時頃に終わって勝谷さんの楽屋に挨拶に行ったところ、こんな会話になりました。勝谷:淳ちゃん、仕事も終わったことだし、これから飲みに行くか?中川:いやぁ、勝谷さん、オレ、酒はやめたんですよ。あまりにも体が苦しくて。勝谷:どのくらい?中川:もう2か月ぐらいです。このままやめちゃってもいいかな、と思ってて……。勝谷:淳ちゃ~ん、2か月もやめたんだったら肝臓も完全に修復されているから今日は解禁日ってことにしようよ。せっかくオレとこうして会えたんだからさ!中川:かっちゃーん、そうっすね! よし、オレ、今日は記念の解禁日に勝谷さんにお付き合いしていただき嬉しいっす!勝谷:武蔵小山にいい飲み屋があるんだよ。そこに行こう! そこで、勝谷さんとマネージャーとともに、ウーロンハイが270円ぐらいだというのに、ロマネコンティが200万円する立ち飲み屋に連れて行ってもらい、私も2か月ぶりの酒を飲んだのでした。勝谷さんは「酒はやっぱいいよな~!」と言い、私も2か月ぶりの美酒に喉を潤わせたのであります。 このように酒を愛した勝谷さんではありますが、結果的に酒が自身の命を削る結果になってしまった。その是非についてはここでは触れませんが、たった一人の人物との出会いが人生を変えることについて、述べさせてください――。 私の人生は、勝谷さんと出会ったことで大転換したと思っています。2009年4月、ネットのニュース編集を3年やり続けた結論として『ウェブはバカと暇人のもの』という本を出版しました。それまでは梅田望夫氏の『ウェブ進化論』を筆頭とする「ウェブ2.0」的な文脈がネット上では支配的でした。つまり、インターネットというテクノロジーは人間をさらなる高みに連れていく“夢のツール”的な役割を果たすという言説こそが優勢でした。 私の本はタイトル通り、その風潮に一石を投じるものでした。それまでウェブメディアも紙メディアも広告業界も、ネットの素晴らしさをこれでもか!とばかりに煽ってきただけに、「ついにこいつ、パンドラの箱を開けやがった……」となったのです。 ここで何が発生するかといえば、私と私の本に対する「スルー」です。散々ネットを持ち上げてきたメディア及び広告業界は、「この本は読者様も広告主様も読まないでくださいね」的な態度を取り、黙殺を決め込んだようです。 発売以来次々と重版がかかったのでよく売れていることは分かったのに、不思議とまったく書評が書かれない。編集者も不思議がっていたのですが、そんな中、初めて声をかけてくれたのが勝谷さんだったのです。 当時、勝谷さんは『日経コンピュータ』の巻頭エッセイを担当していたのですが、同誌の編集者から「勝谷さんが『ウェブはバカと暇人のもの』を絶賛しているので、ぜひお会いしたい、と言っています」と連絡があり、2009年5月、東京・麹町の勝谷さんの事務所の入ったビルの1階打ち合わせスペースで取材をしていただきました。 勝谷さんは会った途端「いやぁ~! 面白かったよ! ようやくこんな本を書くヤツが出たか、と嬉しかったよ!」と相好を崩し、私と握手をし、肩を叩いてくれました。そして、いきなり「淳ちゃん、もうさ、なんでこの本書いたのかとか教えてよ!」と椅子に座りながら、コーフン気味に前のめりで取材を開始してくれたのです。◆勝谷さんに書いてもらった記事が「壁」をぶち破ってくれた 約1時間の取材が終わる直前、こちらも言いたいことを言ったら勝谷さんは突然こう言ってくれました。「淳ちゃんさぁ、今から焼肉行かない? 淳ちゃんも好きなプロレス好きが集う店があるんだよ!」 もちろん、こんな素晴らしいオファーを断るわけもなく、四ツ谷の焼肉屋の近くまで編集者と勝谷さんと3人で、タクシーで向かいました。当時は1メーター710円でしたが、この710円の距離で降りたところ、勝谷さんは運転手には1000円札を渡し、「お釣りはいらないよ」と言います。 私は「290円もらい損ねてもったいないじゃないですか!」と言ったら勝谷さんは「いいのいいの。タクシーは1000円が最低単位と思っておけばいい。これで運転手が気持ちよく仕事できれば社会は良くなる」と言います。 その後は、焼肉屋で酒を大量に飲んでどんちゃん騒ぎとなるわけですが、勝谷さんは「淳ちゃんは飲みっぷりいいなぁ! いいぞ! 気にいったぞ!」みたいなことを言ってくれ、この時私は「あぁ、昔から伝説の編集者・ライターとして知られ、今はテレビにも出ている勝谷誠彦さんと一緒にいるんだなァ……」と幸せに浸っていました。 当時、私の両親は自分の息子がパッとしないフリーライターをやっていることに危機感を覚えていました。せっかく博報堂という世間で言えばまともな会社に入ってくれた自慢の息子が、完全にドロップアウト組になってしまった……。もう「近所の人が羨む息子」ではないのか……。 そうした忸怩たる思いを両親は持っていたことは知っていたので、勝谷さんと会っている様を見せれば親も安心するかと思い、実家の母に電話をしました。「今、あの勝谷誠彦さんと飲んでるよ。安心してくれ。オレはこんな人とも一緒に仕事をしている」と伝え、勝谷さんにも「オレがちゃんと仕事をしていることを伝えてもらえませんでしょうか」とお願いをしました。 すると勝谷さんは「オタクの息子さんは真っ当なことを言ってる」「オタクの息子さんはこれから活躍するよ」みたいなことをまくしたててくれます。そして、恐らくは「いつも毒舌なコメント楽しみにしています」なんてことを母は言ったのでしょう。すると勝谷さんはこう答えました。「コメンテーターが毒舌でなくなったら存在価値はないんですよ、お母さん、ガハハハ!」 後に勝谷さんは朝の情報番組のコメンテーターを辞めることになりますが、そこには同氏の覚悟があったのかな、とも思います。 さて、「誰と出会うか」をテーマに書くと宣言したわけですが、勝谷さんに取材してもらった記事が『日経コンピュータ』に出て以降、私の元には次々と執筆依頼、取材依頼、講演依頼が舞い込むようになりました。 それまでは「この過激な本を書いた人に仕事を頼んでいいのやら……」といった気持ちを各人は持っていたのでしょう。ところが勝谷さんがその「壁」をぶち破ってくれたのです。以後、勝谷さんとは何度も飲みに行き、何度もネットの生中継をするなどし、さらには軽井沢の別荘にも行かせてもらいました。 2016年頃、勝谷さんは唇を過度に動かし「ブッブッブッ」という音を発するなど以前とは異なる様子を見せていたため、体を心配していたのですが、2017年は兵庫県知事選に出馬するなど、元気になった様子で安心していました。出馬にあたってもメールをいただき、「淳ちゃん、ネットでの援護射撃頼むよ!」みたいなことを言ってもらえ「がってんでぇい、親分!」みたいに返事をし、応援の文章を書いたりもしました。 こうして勝谷さんの思い出を書いてきましたが、結局今、私が様々な場所で名前を出して仕事をさせてもらう大きなきっかけを作ってくれたのは勝谷さんなんだな、と思っております。ですから読者の皆様方も、自分を盛り立ててくれる周囲の方々を本当に大事にしてくださいね。
2018.12.01 16:00
マネーポストWEB
日テレの3冠王陥落 敗因と指摘される2つの番組の名前
日テレの3冠王陥落 敗因と指摘される2つの番組の名前
『行列のできる法律相談所』『世界の果てまでイッテQ!』『ザ!鉄腕!DASH!!』……。錚々たる人気看板番組を持ち、4年連続で年間視聴率3冠王を獲得。民放の雄として君臨してきた日本テレビに異変が起きた。 実に58か月、足かけ5年にわたる連続記録が、ついに途絶えた──。テレビ業界に激震が走ったのは10月の月間視聴率だった。日テレが「月間3冠王」を逃したのだ。 3冠王とは、全日(午前6時~午前0時)、プライム(午後7~11時)、ゴールデン(午後7~10時)の全てでトップを取ることを指すが、日テレは「全日」の首位を、テレビ朝日に明け渡した。 日テレの大久保好男社長(68)は10月29日の定例会見で「平日の午前午後のベルト番組が苦戦している」と言及したが、日テレ内にも緊張が走っている。「朝・昼の屋台骨が揺らいでいるという危機感が表面化した。さっそく、来年4月にかけて情報番組を中心としてテコ入れすることが決まりました」(日テレ局員) 元日本テレビプロデューサーの村上和彦氏も言う。「ここでガクッと一気に全ての視聴率が落ちるということはないでしょう。ただ、このまま徐々に下がっていき、2年後に“気が付いたら落ちていた”となるようなイメージを抱きます」◆有働さんの意向は…… 日テレとて対策していないわけではない。 各局が改編のタイミングで改革に走る中、日テレは昨秋も今春も「ほぼ変更なし」という強気のスタンスだったが、今年の秋改編(10月~)では朝の情報番組『PON!』を廃止し、エンタメ&生活情報番組『バゲット』をスタート。さらに“目玉”として、NHKを退社した有働由美子アナを迎え入れ、『news zero』を一新させる大勝負に出ていた。「そんな中での『3 冠王陥落』には、新生『zero』の“躓き”のせいにする声が出てきています。『zero』は鳴り物入りで加わった有働アナの現地取材やインタビューの企画を設けるなど、彼女の意向を優先する形で作られています。スタッフにも遠慮があり、様子見をしていたところがあった。しかし、視聴率は期待したほどは上がらず、5%以下を記録する日もあった。今後はスタッフが内容により介入していく方向になるようです」(前出・日テレ局員) 日テレが「月間3冠王」を逃した敗因を、前出・村上氏は「朝の情報番組『ZIP!』と『スッキリ』でしょう」と指摘する。「30代、40代女性というメインターゲットを奪い合ってきたフジの『とくダネ!』に負けている点が大きい。『スッキリ』はテリー伊藤氏や勝谷誠彦氏といった曲者がいなくなり、MCの近藤春菜や水卜麻美アナが投入されましたが、視聴者が潜在的に求めている“毒”がなくなってしまった。コメンテーターが“良識派”ばかりで、『とくダネ!』の古市憲寿氏のような“炎上が期待できる”キャラがいません。MCの加藤浩次の個性も際立たなくなり、結果的に視聴者が離れていっているのでしょう」(村上氏) 日テレの情報番組といえば、『スッキリ』や『ヒルナンデス!』のように芸人からアイドルまで華やかな出演者を揃え、ロケ企画や新コーナーをいくつも登場させる手法で、若者を中心に視聴者を取り込んできた。 ところが、最近ではテレ朝の『グッド!モーニング』『モーニングショー』が中高年の支持を得て朝のトップに立つ。昼の時間帯はTBSの『ひるおび!』が首位に立ち、さらには『ヒルナンデス!』に惨敗していたフジの『バイキング』が時事ネタ中心のトークバラエティとして急成長。日テレの存在感は薄れてきた。上智大学教授(メディア文化論)の碓井広義氏はこう分析する。「日テレは90年代、当時トップを走っていたフジから王座を奪いました。その頃の日テレはフジを熱心に研究していましたが、いざトップに立つと、研究してまで乗り越えようとする目標がなくなってしまった。現状維持が求められる中、視聴者も日テレの番組に慣れてしまい、刺激的でなくなってしまったのではないか。そんな中で、他局が日テレの番組作りや編成を研究し、追い付いてきたのでしょう」◆ガッキーでも救えない? 綻びが見え始めたのは朝・昼だけではない。盤石のゴールデン枠のバラエティ番組も「ここにきて“勤続疲労”が始まっている」と前出の村上氏は指摘する。「『イッテQ』や『DASH』のような、他局には真似できない独自カラーの人気番組もある一方、最近は『行列のできる法律相談所』を作ったエース演出家の手法をコピーしたような演出が目立ちます。有名芸人のMCを中心に、スタジオにタレントを並べて、VTRを流し、クイズ形式などでトークを繰り広げる。新番組でも視聴率の安定化を探るうちに中身が似たような番組になってしまう。そうして手堅く番組を作るのが日テレのやり方で安定の秘訣でもありますが、無難な番組ばかりで、尖った企画は実現しにくい環境になっている」 自ら生み出した“安定の日テレらしさ”が、いつしか足枷になってしまっているようだ。 鳴り物入りでスタートした新垣結衣主演のドラマ『獣になれない私たち』も視聴率1ケタ台と低調。安定志向を棄てて“獣”になるべき時なのか。※週刊ポスト2018年11月16日号
2018.11.07 07:00
週刊ポスト
橘玲×中川淳一郎 やっぱりウェブはバカと暇人のもの
橘玲×中川淳一郎 やっぱりウェブはバカと暇人のもの
 いまやインターネットは人々の生活に欠かせないツールになったが、その反面、ネットを舞台にしたトラブルも後を絶たない。ネットの利便性の背後にある“負の側面”は、どう認識されてきたのか。『言ってはいけない』(新潮新書)、『朝日ぎらい』(朝日新書)などの著書がある作家・橘玲氏と、『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)などの著書があるネットニュース編集者の中川淳一郎氏が語り合った。(短期集中連載・第2回) * * *中川:橘さんは実名を公表していませんし、過去の経歴もお顔も出してはいませんね。何か意図はあるのですか?橘:2001年に『マネーロンダリング』という国際金融犯罪小説を出したとき、こういうテーマなら著者は国籍も性別もわからないほうが面白いんじゃないかということで、編集者と「橘玲」というペンネームを考えました。そのあと、「ネットに本名や顔写真を載せてもあんまり良いことはないなあ」と思うようになって、そのままです。中川:確かに芸能人や政治家のように、とにかく知名度を高めたい人以外にとっては、ネットに情報がダダ漏れになってもあまり得はしないですよね。作家であれば、キチンとした読者についてもらえればそれでいい面はある。橘:物書きとして、自分の書いた文章をできるだけ多くのひとに読んでもらいたいとは思っていますが、自分の顔を不特定多数のひとに知ってほしいとはぜんぜん思わないですから。顔出しして本が10倍売れるなら考えますが、そんなこともないみたいだし。ところで、中川さんは、『ウェブはバカと暇人のもの』をいつ書かれたんでしたっけ?中川:2008年末に書き始め、2009年4月に発売されました。橘:僕はブログを始めたのがちょうどその頃で、中川さんの本を読んで、「ウェブの世界ってこんなことになっているのか」とすごく勉強になりました。ネットとテレビの関係について書いていたじゃないですか。中川:第3章の『ネットで流行るのは結局「テレビネタ」』ですね。橘:テレビ業界についてはすごく印象に残っていることがあります。(作家活動を始める前の)編集者時代に「テレビ局のディレクターで面白い若手がいる」と聞いて、何かのネタになるかもと会いに行ったんです。彼は昼のワイドショーを担当していたんですが、名刺交換のあとにいきなり、「私なんかの話を聞いてもしょうがないですよ。しょせん、バカに娯楽を提供しているだけですから」と言われました。中川:広告業界でも似たようなことを言う人はいますね。所詮、広告なんてバカを相手にしているわけだから、好感度の高い芸能人を出しとけばそれでいい、的に。橘:ずいぶん前のことなんですが、自分のいた出版業界にはこんな人はいなかったからすごい衝撃でした。エロ本業界のひとたちも何人か知ってますが、みんな、自分のつくった本や雑誌にお金を払ってくれる読者を喜ばせようと真剣に仕事してるじゃないですか。こころの底ではどう思っているかわかりませんが、すくなくとも、自分の読者をバカにしていることを公言する出版業界の人には会ったことがありません。それなのにテレビ業界では、初対面の人間に対して「視聴者はバカだ」と言うわけです。 その若手ディレクターは、茫然とする僕に向かってこう説明しました。「考えてみてくださいよ。平日の午後1時にテレビを見てるってどういう人ですか? ふつうに働いてたら、テレビなんて見ないでしょ。仕事をするわけでもなく、かといって趣味や子育てに忙しいわけでもなく、テレビを見てヒマつぶしするしかない人たちが日本の社会には膨大にいて、そういう視聴者――まさに『バカで暇な人たち』――のために番組をつくってるんですよ。そんなくだらない仕事をしている人間の話を聞いたって、何の意味もないじゃないですか」中川:衝撃的ですね。橘:「バカにもヒマつぶしする権利はあるでしょ」って言われましたから。もちろん彼はわざと露悪的に表現したんでしょうが、ワイドショーを制作しているたくさんのスタッフのなかで彼一人だけがそう考えているなんてことはあり得ないですよね。テレビ業界では日常的にそんな話をしていて、それがある種のコンセンサスになっているからこそ、外部の人間にも堂々と言えるんだと思いました。◆“頭のいい人”の世界から“バカと暇人のもの”へ中川:テレビが“バカと暇人のもの”だとすると、ウェブは最初は“頭のいい人”の世界で、梅田望夫さん的な「ウェブ2.0」文脈が通用する世界でした。橘:一部の専門領域の人しか利用していなかったウェブがどんどん大衆化して、テレビから人々が流れ込んでくれば、中川さんが指摘したように「バカと暇人のもの」になっていくのは必然ですよね。ただ、2004年にジェームス・スロウィッキーの『「みんなの意見」は案外正しい』が日本でも評判になったことを考えると、まだ多くの人が「インターネットが世界を変える」と信じていたんでしょう。だからこそ、中川さんに対して反発もあったと思うんですが、10年経ってどちらが正しかったかが見事に証明されましたね。中川:あの当時は、ネット界隈からすごい反発がありましたね。さらに、メディアもネットのすごさを煽るようなところがあったから、本自体は売れていたにもかかわらず書評がまったく出ない。まともなメディアに載った同書の紹介は1回だけなんですよ。取り上げてくれたのがコラムニストの勝谷誠彦さんでした。橘:ちょっと変わった人?中川:無茶苦茶変わった人で、彼だけが面白いと言ってくれて、ちょっと、アンタ会おうよ!ということになって取材をしてくれました。雑誌連載で、「こんなぶっ飛んだ本を書いた頭おかしいやつと会ってきたぞ!」というのを書いてくださったんです。取材の後は、焼き肉屋に連れて行ってもらったのですが、まともな書評的なもので紹介していただいたのはこれくらいなんですよ! 他の新聞や雑誌はすべて「ウェブ2.0は素晴らしい!」ということを書いた本を紹介してきて、「これからはウェブだ!」っていう論陣を張っちゃったんです。オレみたいな逆張りのウェブ論を展開したものを載せるわけにはいかなかったというのもあるんじゃないかな、と思っています。そこから2010年くらいまでは、オレ自身は業界ではすごく浮いていて、誰も会ってくれなかったんですよね。ようやく2010年2月にジャーナリストの津田大介さんとサシで8時間ぐらい飲んだ後、「中川君は意外といいヤツだ」みたいな情報発信をしてくれ、2011年の東日本大震災が終わったくらいから、何となく業界の人とも仲良くなって、完全に和解したという感じになれました。橘:それは、今はもう「ウェブはバカと暇人のものである」ということを誰も否定できなくなったから?中川:「オレたちもあの頃は反発したけど、中川さんは正しかったね」と業界の人々からも言ってもらいました。──いわゆる「バカッター報道」は、いつ頃のことでしたか?中川:2013年ですね。飲食店のバイトとかが冷蔵庫に入ったり、ソーセージを咥えていちいちツイッターに投稿する騒動が相次いだじゃないですか。これが“バカッター”と呼ばれ、これにより「ウェブはバカと暇人のもの」が決定打になっちゃったんですよね。橘:中川さんの本を読んで僕が理解したのは、ブログは出版とはぜんぜんちがう世界だということです。出版の場合は、読者というのはあくまでもコンテンツにお金を払ってくれる人のことですが、テレビの視聴者はコンテンツを無料で楽しむ人たちですよね。そう考えると、ブログを読みにくる人たちのなかで「読者」はごく一部で、大半は「視聴者」だということを前提にしないとダメだと気付きました。「読者」と「視聴者」では、関与の度合いというか、コミュニケーションのかたちがちがうんだと思います。書籍でも雑誌でも、読者とのあいだにある種の連帯感が生まれるのは、お金を払って読んでくれているからですよね。面白くなかったり、不愉快だと思えば買わなくなるだけですから。それに対して無料のコンテンツは、「読みたくないものを読まされた」と感じて批判を誘発しやすい。それに書き手が反論したり、気に入らないコメントを削除するだけでも炎上しますよね。中川:あぁ……。「都合の悪いコメントを消しやがって、言論封殺乙!」みたいな話ですね。橘:中川さんの本を読んで、ブログのコメント欄はスパムフィルター以外は何もつけないかわりに、いっさい反論しないことにしました。「僕が好きなことを書いているんだから、あなたにだって好きなことを書く権利がある。どうぞご自由に」ということですね。 最初の頃はけっこう絡んでくる人もいたんですが、「このブログはそういうルールなのか」というのがわかってくると、「橘玲は“降臨”しないし、そもそもコメント欄を読んでもいないんだから、そんなことしても無駄だよ」と意見する人が出てきたりして、だんだん減っていきました。なんの反応もないと面白くないからでしょう。最近ははてなブログにエントリーが紹介されて、そこに匿名のコメントが殺到するようになりました。書き手のブログより気楽にコメントできるからでしょうね。 いまはブログには『週刊プレイボーイ』のコラムをアップするだけで、それをYahoo!個人にも転載しているのですが、最近ではこちらのプラットフォームで読まれることが多くなりました。「女児虐待死事件でメディアがぜったいいわないこと」という記事がはじめて100万PVを超えたのですが、Yahoo!の仕様でコメントはFacebookユーザー限定となっているのでコメントは10件ほどです。それに対してはてなブログでは150件ちかくコメントされています。これなどが象徴的ですが、中川さんの本を読んで「ああ、そうなのか」と納得できたことはたくさんあります。(続く)◆橘玲(たちばな・あきら):作家。1959年生まれ。2002年、国際金融小説『マネーロンダリング』でデビュー。『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』『言ってはいけない 残酷すぎる真実』『(日本人)』『80’s』など著書多数。◆中川淳一郎(なかがわ・じゅんいちろう):ネットニュース編集者。1973年生まれ。『ウェブはバカと暇人のもの』『ネットのバカ』『夢、死ね! 若者を殺す「自己実現」という嘘』『縁の切り方 絆と孤独を考える』など著書多数。※NEWSポストセブン(https://www.news-postseven.com/)
2018.09.28 16:00
NEWSポストセブン
勝谷誠彦氏 病因はやはり肝臓、重篤状態から劇的回復中
勝谷誠彦氏 病因はやはり肝臓、重篤状態から劇的回復中
 腹部の痛みを訴え、緊急入院していたコラムニスト・小説家の勝谷誠彦氏の病状について、有料配信日記『勝谷誠彦の××な日々。』の発行人である高橋“ヨロン”茂氏とネットニュース編集者の中川淳一郎氏、勝谷氏のマネージャーであるT-1氏の3人が9月19日にネット生番組を配信。順調に回復している様子を報告した。 勝谷氏は8月21日に腹部に激痛を覚え、病院で診察を受けたところ、重篤な状態であるということで即日入院となり、緊急治療室に入っていた。これにより、2007年元日から毎日配信していた『勝谷誠彦の××な日々。』は初の休載となった。 今回のネット配信番組「勝谷誠彦応援企画『血気酒会特別編』今明かされる本当の病状と現状」では、映像や写真を交えて、入院中の勝谷氏の様子を公開した。 入院直後の映像では、腹部は膨らみ、顔はむくみ、黄疸も出て、かなり深刻な状況であったことがわかる。腹部の膨らみの正体は肥大した肝臓であり、日頃から大量にアルコールを摂取し続けていたことが病因とのこと。番組配信後の一部報道では「劇症肝炎」との記載もあったが、正しくは「重症アルコール性肝炎」というのが医師の見解のようだ。 また、肝臓が肥大したことで、そのほかの臓器を圧迫し機能しない「多臓器不全」の状態にもなっていたという。その結果、点滴やカテーテルなど、多くの“管”が体につなげられることとなった。 入院初日は、ほとんど言葉も発せられない状態で、高橋氏、T-1氏らは「もうダメだ」と感じていたとのこと。また医師からは「3割くらいは戻ってこない。死ぬかもしれないから、会わなければいけない人は全員呼んだほうがいい」と告げられたという。 それから10日後くらいの映像では、すでにおかゆを食べるまでに回復。高橋氏いわく「入院する前よりも食べるようになった」とのことで、ほとんど食事をせずに飲酒していたことも体調を崩したひとつの原因にもなっていたようだ。 さらに9月に入ると、病室にパソコンを持ち込み、自ら日記を書くようになった勝谷氏。入院直後は死を意識するような状況だったというが、このころにはかなり回復し、最悪の状況は回避したという。 危機的状況から、日に日に目に見える形で回復している勝谷氏。診断では、B型肝炎やC型肝炎、肝臓がんなどの可能性はなかったとのこと。入院して酒を飲まなくなり臓器の機能が回復したことによって、病状も一気に改善された模様。また、医師によると、勝谷氏本人の体力と気力も、早期回復の要因だったという。さらに、配信当日に見舞いに行っていたT-1氏によると、最短で9月中の退院もありうるほどに回復しているようだ。 勝谷氏は40年弱にわたり、ほぼ休肝日なしで飲み続けており、今回の入院は約40年ぶりの断酒となる。いわばこれまでアルコールによって、多少“麻痺”していた部分の抑制が外れて、T-1氏いわく「頭もキレッキレ」状態だという。さらに高橋氏は「生まれてこの方、ここまではっきり脳みそが働いたことはないだろう…というくらいな感じで動き始めている」とのことだ。 そんな勝谷氏に対し、「そういう意味ではジャーナリストとして新しい地平線に進んでいくかもしれない」と期待を寄せる中川氏。高橋氏も「今までなかった勝谷誠彦が出せるチャンス」と今後の勝谷氏の新たな可能性を感じていた。 想像以上のスピードで、順調に回復している勝谷氏。すべての原因が酒だったとのことで、高橋氏は「今後、勝谷には酒を飲ませません」と宣言し、「“スイーツ勝谷”として売り出したい」とも話していた。
2018.09.22 07:00
NEWSポストセブン
緊急入院の勝谷誠彦氏が驚異の回復か?ついに病状が明らかに
緊急入院の勝谷誠彦氏が驚異の回復か?ついに病状が明らかに
 8月21日に腹部の痛みを訴え緊急入院となったコラムニストで小説家の勝谷誠彦氏が、着実に回復しているようだ。 8月後半、有料配信日記『勝谷誠彦の××な日々。』にて体調不良を明かしていた勝谷氏だったが、8月22日の配信では、発行人の高橋“ヨロン”茂氏が、「昨日、勝谷は病院にて診察を受け、即日入院となりました。本来であれば病室内にて経過報告を含めた日記の執筆を行うところですが、集中治療室に入っているため、執筆が物理的に無理となっております」と報告。365日、休まず配信してきた同日記としては2007年元日のスタートから初の休載となった。 日頃から酒量が多い勝谷氏だったが、入院前は腹痛とともに黄疸もひどかったようだ。同日記での高橋氏の報告によると、8月25日の時点で集中治療室から個室に移動。8月27日には「勝谷さんは、熟睡している時間が多いようです。鼻から入れて酸素を送っていた管が取れたので、一歩前進といったところでしょうか」とのことで、一歩ずつ回復していく様子がうかがえる。 そして8月31日の配信では「昨日の勝谷さんは、落ち着いていたそうです。パソコンの充電を気にしていたそうなので、かなり良い感じなのではないかと思います」「さらに良い情報としては、今日から関節を動かしたり体の基本動作をするためのリハビリを始めるということです」とあり、急速に回復を遂げていることがわかる。 9月4日配信では「先週の状態からはかなり回復していて、まだまだ声は弱々しいし、ベッドから自力で起き上がることはできないものの、普通に会話ができるくらいになっていました」と、コミュニケーションも取れるようになったことを報告。さらに9月5日には、勝谷氏が高橋氏に送ったメールを公開。「私はこのメールを読んで震えました。2週間前は、まさかここまで回復するとは思えないほど死の淵にいました。まだまだ先は長いのですが、確実に一歩こちらの世界に戻ってきているようです」と、生死をさまよった勝谷氏が、着実に日常を取り戻しつつある様子に高橋氏も感動している。 このように確実に回復しているという勝谷氏。9月7日にはパソコンの設定について、高橋氏に電話をするまでになっている。またその前日には車椅子で移動するようになり、自らトイレにも行けるようになっていたという。そして、9月8日配信では、本人執筆の『勝谷誠彦の××な日々。』も復活。入院してから20日足らずで、連載に復帰してしまったのだ。 まさに超人的な回復力を見せている勝谷氏のさらなる復活を応援するべく、9月19日20時ごろから『血気酒会特別編』が開催される。『血気酒会』とは勝谷氏が2012年10月から不定期で開催しているイベントのこと。「飲み会」の様子をネットで配信するというもので、著名なゲストも参加している。 今回の『血気酒会特別編』では、「今明かされる本当の病状と現状」というテーマで、勝谷氏と『ヘロヘロ対談』というネット配信を行っていたネットニュース編集者の中川淳一郎氏と高橋茂氏、さらに勝谷氏のマネジャーであるT-1氏が出演。勝谷氏は入院中の身なので、当然ながら不在だ。配信はFacebookLiveとYouTubeLiveで行われる。 この配信では、勝谷氏が入院したときの状況や、病床での様子、さらには現在の回復具合などが明かされるとのこと。勝谷氏の驚異の回復力を目の当たりにするだけでなく、お酒を飲みすぎることの怖さを知ることもできる内容となりそうだ。 また今回の配信内容については、当サイトにて後日、詳細にレポートさせていただく予定だ。勝谷誠彦応援企画『血気酒会特別編』「今明かされる本当の病状と現状」9月19日(水)20時ごろから30分程度出演:中川淳一郎 / 高橋ヨロン / T-1FacebookLivehttps://www.facebook.com/katsuyamasahiko/videos/830835593973767/YouTubeLivehttps://www.youtube.com/watch?v=fh4BF53CbDQ
2018.09.19 16:00
NEWSポストセブン
コンビニの「20歳以上ボタン」論争 社会の無機質化の現れか
コンビニの「20歳以上ボタン」論争 社会の無機質化の現れか
 コンビニエンスストアでお酒やたばこを買おうとすると、レジで必ず「私は20歳以上です」の表示にタッチするよう促される。未成年の飲酒・喫煙を防止するために必要な手続きとはわかっていても、これには「煩わしくて仕方ない」という意見が少なくない。「店員に“こんな禿げ上がって皺だらけの未成年がいるか?”って毒づいてやった」(70歳男性)「“そんなに若く見える? ありがとね”と嫌味で返した」(62歳男性) などという話がそこかしこから聞こえてくる。コラムニストの勝谷誠彦氏(57)も違和感を覚える。「コンビニで酒を買う機会は多いので、いつも“見りゃ分かるだろ”って思うね。役者の梅沢富美男さんも言っていたんだけど、彼は“この俺を見て本当に未成年と思うのか!”って暴れたって(笑い)。僕は一刻も早く酒を飲みたいから黙ってボタンを押すけど、結局、“ちゃんと確認しました”という店側のアリバイ作りに付き合わされているだけですからね」 勝谷氏は、不満の背景に「小売現場でのコミュニケーション不足がある」と分析する。「多くの店員が“こちらお願いします”とロボットのようにボタンを指さすだけ。せめて“すみません、決まりなので……”と言ってくれれば、“そっちも大変だね。仕方ないなァ”って気になるんだろうけどね。客にボタンを押させるというマニュアル化した行為が、互いを慮る人間として当たり前の会話を奪っている。社会が無機質になっていることがハッキリと見える場面だからこそ、我々世代が苛立つのかもしれません」 たかがボタン、されどボタン。まァ今度は表示が〈すみませんが、20歳以上の方はボタンを押してください〉に変わるだけかもしれないが……。※週刊ポスト2018年1月1・5日号
2018.01.03 07:00
週刊ポスト
兵庫県知事選出馬の勝谷誠彦氏、「公約」でなく「目標」に納得
兵庫県知事選出馬の勝谷誠彦氏、「公約」でなく「目標」に納得
 コラムニスト・勝谷誠彦氏(56)が兵庫県知事選に出馬した。同氏とニコニコ生放送で時事放談を行ってきたネットニュース編集者の中川淳一郎氏は、「まさか」と思ったというが、このたび発表された「目標」を見て納得がいったという。同氏にとって勝谷氏の人物像はどう映っているのか。中川氏がつづる。 * * * 今回勝谷さんは「明るく楽しい兵庫県」という「公約」を立てましたが、厳密には公約ではありません。勝谷さんのホームページの「政策データベース」欄にはこうあります。〈4年の任期の間には、さまざまなことが起きるでしょう。天災もあるだろうし、県だけではどうしようもない国政の上での変化もあるかもしれません。それらを予測して、いいかげんな「公約」をする勇気が私にはない。「目標」を掲げようと思います。私が知事にいる間には達成できなくとも、いつかはそこに到達したいという輝く星を掲げたいのです。県民と県職員がみんなでその星を見つめて、あそこに行くのだと思えるような。〉「公約」というものは本来は容易に言えないということですね。だから「目標」にした。政治家は選挙期間中のみ夢を与えがちで、その後は「状況が許さなかった……」「想定外の事態が発生した……」などと言い、公約を守れないことはよくあります。有権者は失望し、「あの時公約してくれたからあなたに投票したのに」と思ってしまう。だからこそ「目標」という言い方をしたのでしょう。私は政治家は現実的な思考の持ち主であって構わないと思っています。 その目標をするためには「監査」が必要だと勝谷さんは述べます。つまり、県民が払った税金がいかにして使われたのか、儲かったのか? ということを県民に示すことが必要だということです。〈惰性で垂れ流している死んだお金を、未来、将来のために活用する。すると、まちがいなく「明るく楽しい兵庫県」になるのです。私は知事という「名前」が欲しいわけではなく「監査」ができれば、それでいいくらいのつもりでいます。〉 現在の喫緊の課題としては、「厳しい財政状況」「情報発信力の不足」「県政の凋落」の3つを掲げ、細かい取り組むべき課題も多数挙げています。正直、あの酔っ払いの勝谷さんがこんなことを考えていたのか! と驚く面も多かったのですが、もしも通ってしまったらあぁ、遠くへ行ってしまうのかなぁ、という若干の寂寥感も持ちつつ、勝谷さんの「目標」である「明るく楽しい兵庫県」について勝手にその思いを汲み取ってみます。◆会ったその日に焼肉をおごってもらった 元々、私が勝谷さんと知り合ったのは2009年4月のことでした。『ウェブはバカと暇人のもの』という本を出したのですが、売れ行きは良かったものの、ブログ以外ではとんと書評が書かれない。それまでの「明るいインターネット」とは真逆の「カオスなインターネット」について書いただけに、これまでネットを礼賛してきたメディアにとっては紹介するわけにもいかなかったのでしょう。そんなところで突然来たのが「日経パソコン」でコラムを執筆していた勝谷さんからの取材依頼でした。 取材当日、東京・麹町の勝谷さんのオフィスが入ったビルのロビーでお会いしたのですが、会うなり「いやぁ~、痛快だったよ! やっと本当のことを書く人が出たかと思ってさ! いやぁ、面白かった!」と言い、基本的にはひたすら私の生い立ちやら最近考えていることを聞くだけという取材になりました。ネットの話などほぼしていません。そして、終わったところで「ところで淳ちゃん、腹減ってる?」と言うではないですか。そこで、「減ってます!」と言ったら「よし、焼肉食べ行こう、プロレス好きが集う焼肉屋があるんだよ」と言います。 ライターと勝谷さんと3人でタクシーに乗り、焼肉屋まで行ったのですが、ワンメーターでした。当時は2kmで710円だったのですが、1000円札を出した助手席の勝谷さんは「お釣りはいいですよ」と運転手に言います。運転手は「こりゃま、まぁ、どうも、ありがとうございます」と言ってました。勝谷さんは普段から1000円以下の場合、お釣りはもらわないようにしているとのことです。私などケチなものですから、290円のお釣りをもらっておけば500mlの缶ビールを買ってお釣りがくるじゃないか、などと思い、そのことを口にしたのですが、勝谷さんはこう言いました。「そりゃ、ビールを買えば淳ちゃんは幸せになるかもしれないけど、そこで終わりだろ? もしかしたら今の290円で今の運転手さんが次のお客さんに対してにこやかに接したら、そのお客さんももしかしたら家族や職場の人に対して気持ちよく接するかもしれない。そうしたら家族や職場の人も気持ち良くなるんじゃないかな。290円の有効活用としては、優れているんじゃないかと思う」 以後、一緒にニコ生をやるような関係になっていったのですが、意外に繊細かつ気配りの人だな、ということは常に感じていました。途中鬱病であることを「週刊SPA!」で明かしたり、雌伏と思索の時間を過ごした勝谷さん。尼崎に住んでいたお父様も亡くなり、様々な達観もあり「明るく楽しい兵庫県」という「公約」ではなく「目標」を抱くに至ったのではないでしょうか。「目標」という控えめな言い方をして大風呂敷を広げない、というところに同氏の現実主義者としての顔を見るのでした。
2017.06.24 07:00
NEWSポストセブン
兵庫県知事選出馬の勝谷誠彦氏「Fラン大学は必要ない!」
兵庫県知事選出馬の勝谷誠彦氏「Fラン大学は必要ない!」
 任期満了に伴う兵庫県知事選挙が6月15日に告示され、自民、民進、公明、社民の推薦を受ける現職の井戸敏三氏(71)、無所属の作家・コラムニストの勝谷誠彦氏(56)、共産党推薦の津川知久氏(66)、前加西市長の中川暢三氏(61)の4人が立候補を届け出た。投開票は7月2日。 4期16年にわたって兵庫県知事を務めてきた井戸氏の前に3候補が立ちはだかるという図式の今回の知事選。中でも注目を集めているのが勝谷氏だ。『たかじんのそこまで言って委員会』や『ビートたけしのTVタックル』など、多数のテレビ番組に出演し、知名度も抜群な勝谷氏は、どんな政策を掲げて、この選挙戦を戦っていくのだろうか。本人に話を聞いた。 * * *──公約は「明るく楽しい兵庫県」だけだとうかがいました。勝谷:「公約」っていうのは約束でしょ。約束したら破るわけにはいかんやん。本当に実現できるかどうかも分からんのに、いいかんげんに約束なんかできない。もしも、任期内に公約が実現できなかったら、「じゃあ次も選挙に出ます」ってなるんでしょ。僕は多選する気もないし、実現できなかったことは次の知事に引き継ぎたいと思っているからね。だから「公約」ということではなく「目標」を立てて、そこに向かってみんなで「明るく楽しく」頑張ろうということ。 でも、「明るく楽しい兵庫県」は僕が頑張れば実現できると思っている。だから唯一の公約なんだよ。しんどいことでも、トップが明るく楽しくやっていれば兵庫県も明るくなる。赤字がかさんでいても、「ツライ…ツライ…」といってりゃ暗くなるけど、知事が楽しく仕事をしていれば前向きになるはず。 豊臣秀吉がそうなんだよ。秀吉はたくさん残酷なこともしてきたけど、明るく楽しい性格だったから後世の印象がいいの。でも、徳川家康は真面目なことをやってても暗かったから後世の印象が悪い。そういうことだよ。せっかく兵庫県をよくしていこうっていうんだから、明るく楽しくやらないと。──政策目標の軸となるのは、どんなものですか?勝谷:それは「教育」だね。子育てがしやすくて、子どもに優しくて、質の高い教育が受けられる県にするということだね。具体的にいうなら、たとえば「いじめ自殺者数0」、「性犯罪被害者数0」、「虐待被害者数0」っていう目標。そのためにいろいろな施策を考えているわけだけど、たとえば「児童相談所」っていう名称も変えようと思っている。 そもそも「児童相談所」っていうのは、戦後の混乱期に浮浪児がいっぱいて、その子たちが相談するためにできたものだから、そういう名前になったわけだ。でも、今となっては「何を相談するんだ?」っていう感じでしょ。だから、「児童保護センター」もしくは「児童保護局」っていう名前に変える。僕は作家だから言霊を信じている部分もあって、やっぱり名前が変われば人も変わる。「相談所」から「保護センター」になれば、局員も「子どもを保護せなあかんのや!」って自然と意識も変わってくるはずで、虐待数も減っていくと思う。 あと、小中学校については、先生の雑務が多すぎて教育指導に集中できない状態を改善するというのが目標。小学校の学区というのが、今の社会のいちばん小さなコミュニティーだと思うんだけど、そこには定年退職したばかりでまだまだ元気な人とか、第一線を退いて時間を持て余している元社長とか、そういう大人がたくさんいるんだよ。その人たちを学校の職員として雇用して、学内のいろんな雑務をやってもらえば、先生の負担はかなり減る。しかも、その大人たちは地元とも連携が取れるはずだから、子どもたちの家庭環境なんかも、先生よりはもっと把握しやすいんだよ。先生が子どもを指導したらモンスターペアレンツが出てくるかもしれないけど、地域に根ざしている大人がちゃんと叱るのであれば、モンスターペアレンツも出にくいし、家族ぐるみで対話しやすい。 地域コミュニティーの連携は強くなるし、モンスターペアレンツの問題も減るし、教育レベルは上がるしで、すごくいい方法だと思うよ。退職して濡れ落ち葉になっていたお父さんたちも、地域の中でしっかり役割をもらえて、しかも給料ももらえるんだから、奥さんも嬉しいはずだよ。──高等教育についてはどんな政策を考えていますか?勝谷:兵庫県は灘高、甲陽学院、白陵、六甲学院もあるし、私立の中学・高校のレベルはものすごく高い。でも、レベルが高いから、大学になるとみんな東京に出てしまって、兵庫県に帰ってこなくなっちゃう。それが結局人口転出の大きな原因になっているわけだ。この状況を改善するには、東京で大学を卒業した若者たちを兵庫県に再び呼び戻すための受け皿が必要になってくるわけで、たとえば公立大学の大学院の強化や研究施設の設置を考えている。兵庫県は日本酒出荷量日本一の県だからね。醸造研究所は是非とも作りたいと思っている。 県が出す返済不要の奨学金制度も実現したい。これは選ばれた学生だけがもらえる特別な奨学金。頭がいいかどうかで選別するのではなく、とにかく勉強が好きな学生がもらえるという奨学金だね。学びたい人がとことん学べる環境を用意することが、県の教育レベルを上げることにつながると思う。 あと、これは政策目標ではなく、僕自身の「哲学」なんだけど、「アホな大学には行かんでいい」っていうことをどんどん言っていこうと思う。奨学金をもらってアホな大学に通って卒業しても、そんな高給はもらえずに、奨学金が借金になるだけでしょ。今キャバクラや風俗に行ったら、お金が必要だっていう女子大生がたくさん働いているわけだよ。僕が風俗ライターをやってたころなんて、女子大生が働いているっていうだけでニュースになっていたのに、今じゃあ当たり前だっていうんだからね。わざわざ借金を作るために、アホな大学に通っているような子もいるんだよ。これはおかしいと思う。 どうして「Fラン」なんて呼ばれるアホな大学がたくさんあるのか。それは結局、文科省の天下り先を作るため。あとは、なんとか編集部員みたいな肩書を持っている新聞社のお偉いさんも、よくそういう大学で教授なんかになっているわけだ。結局、Fラン大学は文科省とだけじゃなくてマスコミの利権でもあるから、実情もまったく報じられないし、改善もされない。明らかにおかしいよ。 だから僕は、兵庫県ではそういう大学は増やさない。その代わりに、いろいろな職業につきたいという若者をサポートする仕組みを作りたい。たとえば、料理人になりたい高校生がいたら、料理専門学校に進むための助成金を出したりとか、大工になりたい高校生がいたら、弟子入りするための仲介をしたりとか、いろんな方法があると思う。 そうやって、県内での就職が増えていけば、人口の転出を防げるし、地産地消も実現できる。教育の下支えがあれば、いろいろなものが好転していくわけだ。──最後になりますが、5期目の当選を狙う井戸氏については、どんな印象でしょうか?勝谷:多選していても、しっかり結果を残していれば、何の問題もないと思う。でも、井戸さんは何もやってないでしょう。しかも、全国的に話題になったのは、「関東で震災が起きればチャンスになる」って発言したこと(2008年)とNHK大河ドラマの『平清盛』を画面が暗いって批判したときくらい。初代兵庫県知事は伊藤博文だからね。もともとすごく立派な県だったはずなのに、今ではお笑い兵庫県だよ。 何やら来年は県政150周年を迎えるんだってね。井戸さんは、そこに向けていろんな企画を考えているようだけど、一体何の意味があるのか。何十億円もかけて初代兵庫県庁舎を復元しようとしているんだけど、本当に「勘弁してくれ」って思う。それだけのお金があれば、医療や介護や福祉にナンボでも使えるわけだ。 人間っていうものは、何年もトップに居座り続けると、名誉が欲しくなってきちゃうものなのかねえ。もしも「兵庫県政150年記念誌」みたいなものを作ったら、伊藤博文で始まって井戸さんで終わることになるんだよ。兵庫県が没落していく歴史を見せられているようなものじゃないか。井戸さんにとっては名誉どころか辱めだよ。 僕がもしも知事になったら、初代兵庫県庁舎復元は白紙撤回する。これだけは間違いない。「白紙撤回する」っていうと当選するらしいからね。青島幸男さんも都市博を白紙撤回するといって当選したし(笑い)。
2017.06.21 07:00
NEWSポストセブン
兵庫県知事選出馬の勝谷氏「恥ずかしい県になってしまう!」
兵庫県知事選出馬の勝谷氏「恥ずかしい県になってしまう!」
 6月15日に告示される兵庫県知事選(7月2日投開票)。現在、自民、民進、公明、社民の県連からの推薦を受けている現職の井戸敏三氏(71)、共産党推薦の津川知久(66)、前加西市長の中川暢三(61)、作家・コラムニストの勝谷誠彦氏(56)の4名が、立候補を表明している。 今回の選挙戦で注目されているのが、5期目の当選を狙う井戸氏を食い止める候補が出てくるのかという点だが、その筆頭と目されているのが勝谷誠彦氏だ。 1960年兵庫県尼崎市生まれの勝谷氏は、灘中学・灘高校から早稲田大学文学部に進学。卒業後、1985年に文藝春秋社に入社し、フィリピンの内乱、カンボジア内戦、湾岸戦争などを取材。1996年に退社すると、小説家、コラムニスト、写真家として活動するとともに、『たかじんのそこまで言って委員会』(読売テレビ)や『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)など、多くのテレビ番組でも活躍してきた。 そんな勝谷氏はどうして今回、兵庫県知事選への出馬を決意したのだろうか。あらためて勝谷氏本人に話を聞いた。「現職の井戸知事は16年続いていますが、兵庫県の状況は一向に良くならない。財政は回復しないし、人口の流出も止まらない。兵庫県に生まれ、兵庫県を愛する人間としては、このままではいけないという気持ちが強かったんです。愛する兵庫県に何か貢献したい、恩返しをしたいという気持ちで出馬を決意しました」(以下同) 次の知事の任期となる今後4年間には、天皇陛下の譲位や2020年の東京オリンピックなど、歴史の節目となる出来事が多い。「年号が変わるだけでなく、憲法が改正される可能性もあります。まさに歴史が動こうとしているときに、“古びた加齢臭のする表紙のままの兵庫県でいいのか”と危機感を抱いているわけです。このままでは兵庫県は日本の中で“恥ずかしい県”になってしまうでしょう」 兵庫県に対する熱い思いを語る勝谷氏だが、まるで照れ隠しのようにこんな言葉をもらす。「10年に1回くらい、人生をリセットしたくなるんですよ。文藝春秋をやめたときもそうだったし、離婚をしたときもそう。今回はまさにそれなのかもしれない(笑い)。でも、自分の人生なんだから、好きなように生きないと面白くないですからね。ただ、選挙資金は基本的に私の貯金から出てますから、今後の生活は大変だと思います(笑い)」 安倍晋三首相と親交が深い勝谷氏は、今回の出馬を報告したという。「県知事選に出馬することを安倍さんにお話したら、『勝谷さんには国政をやっていただこうと思っていたのに』とおっしゃってくださったんですよ。でも、たとえば自民党の1年生議員になっても、自分がやりたいことはなかなかできない。それに安倍さんと仲がいいから、党内で嫉妬されて足を引っ張られるかもしれない(笑い)。そう考えると国政にはあんまり魅力は感じないですね。でも、県知事なら、いわば“大統領”ですから、思い切ったことができる。安倍さんには『地方創生を頑張ります』と伝えました」 出馬を表明してからの約1か月で、勝谷氏は兵庫県内の41の市町を回った。「41すべての市町で講演会を開く予定でした。最初の頃は順調に開催できていたんですが、一部の会場では講演会の直前になって『貸すことができません』と断られたんですよ。理由を聞いたら『どうか聞かないでください…』とかなり含みをもった返答でしたね。何らかの力が働いていたのかもしれませんね(苦笑)」 しかし、会場を借りられないときは駅前で街頭演説をするなどして、41市町すべてで県民に自身の思いを訴えた勝谷氏。6月11日には、41市町行脚のファイナルとして、神戸文化ホール中ホールで講演会を開催し、1000人ほどの会場を満席にする大盛況となった。「街頭や講演会でお話をするのは本当に楽しいですね。県民のみなさんの喜ぶ顔を見ることもできるし、それぞれの街の素晴らしい点を発見できる。そして、その素晴らしさをどうにかして全国に広めていきたいという意欲につながります。私が楽しんでいるからなのか、ボランティアのみなさんもすごく楽しそうにしていてうれしいですね」『明るく楽しい兵庫県』というスローガンを掲げる勝谷氏。その言葉の通り、選挙戦すらも楽しんでいる様子だ。
2017.06.14 16:00
NEWSポストセブン
「ヌーハラ」問題 欧米人の顔色を窺いすぎとフィフィ氏
「ヌーハラ」問題 欧米人の顔色を窺いすぎとフィフィ氏
 巷を賑わわせている「ヌーハラ」なる言葉をご存じだろうか。「ヌードル・ハラスメント」の略で、日本人がラーメンや蕎麦などの麺類をすする音が、外国人に「嫌がらせ」レベルの不快感を与えているというのだ。 この言葉に飛びついたのはテレビの情報番組だ。こぞって「ヌーハラ」問題を取り上げ、「豚みたい」「行儀が悪い」という外国人の“苦情”を紹介した。『とくダネ!』(フジテレビ系)では、女性ディレクターとその彼氏のイタリア人が登場。ラーメンをすする女性に不快な表情を浮かべる彼の顔をアップで映し出す“凝った演出”だった。 しかし、いくら外国人が嫌がるからといって、“ズズズッ”を控えなきゃならないものなのか。「なんでもかんでもハラスメントにするな」と怒りの声を上げるのは、食通で知られる俳優の梅沢富美男氏だ。「不快だからって、その国の文化を否定するのはおかしいよ。じゃあ、外国人が『マツタケは軍人の靴下の臭いだからマツハラだ!』って言ったら、マツタケを食べないのか。 日本人がワインをクチュクチュ音をたてて飲むのを嫌だと言ったり、南インドの家に招かれて手でカレー食べるのは汚いって言ったりしたら、マナーを知らない奴だって笑われるだろ? 蕎麦は音を立てて食べるのがうまいし、日本のマナー。その国の食い物は、その国の食べ方でいただくのがうまいんだよ。外国人がとやかく言うことじゃない!」 ワインを「クチュクチュ」と空気を含ませて飲む行為は日本人も「ツウ」として受け入れている。フランス料理ではパンを皿ではなくテーブルのクロスの上に直接置くが、それを「不潔だ」「ハラスメントだ」と騒ぐこともないはずだ。 そんな日本人を「欧米人に気を遣いすぎ」と呆れるのは、エジプト出身のタレント・フィフィ氏だ。週に1度は蕎麦を食べるという彼女は、こう主張する。「日本人の言う『外国人』ってほとんどが欧米人のことでしょう。 ヌーハラも、外国人が不快に思っているというよりも、それを聞いた日本人が『欧米人から不快に思われるのは恥ずかしい』という気持ちを抱いたのが原因じゃないのかな。日本人は欧米人への劣等感が強く、顔色を窺いすぎな気がします。 欧米ではハンカチに『ブーッ』と大きな音を立てて鼻をかむ。でも、それを日本人は『不快だ』とは言わない。『あっち(欧米)の文化の方が上だから、それが正解』と自分に言い聞かせる。それで自国の文化を否定されると不安になる。だからといって欧米文化に合わせていたら、その国の文化が消えちゃうよ!」 アメリカの大学で11年間教鞭を執り、『ビジネスでガイジンに勝てる人、負ける人』などの著書がある生井利幸氏は、「たかが麺の食べ方では済まない問題だ」と指摘する。「ヌーハラには、相手が日本人だったからという意味合いも少なからずあるでしょう。欧米人は日本ブームに関心を抱く半面、今でも腹の底では日本文化を見下しているところがあります。 日本の近代化が、“欧米化”や“西洋化”だったことも大きい。戦前はヨーロッパ、戦後はアメリカの文化を次第に取り入れたことで、日本独自のアイデンティティの樹立がうまくいかなかったこともあり、日本人は欧米人には反論しにくくなっている面もあります」 もっとも、イギリスやアメリカにも日本のラーメン店やうどん店が進出し、人気店となっている事実もある。そこでは日本文化に倣い、麺を「すする」練習をしている外国人も少なくないのだ。 食に関する著書も多数あり、うどん屋の経営者でもあるコラムニストの勝谷誠彦氏が一喝する。「ウチの店に来る外国人はみんな日本式で食べていますよ。なんでもハラスメントと問題視してしまうのは、くだらない風潮。ヌーハラを過剰報道しているメディアには、『日本の足を引っ張るな』と言ってやりたい。日本の食文化を理解している人間なら、こんな問題はスルーするはず。日本のメディアには、食に関することは2020年の五輪まで黙っていてほしいくらいだ」 勝谷氏はこう提案する。「(五輪の)メディアセンターで、小池百合子都知事が各国の記者を前に蕎麦を『ズズズッ』っと食べて、『これがジャパニーズスタイル、OK?』ってやればいいんだよ」 これこそ日本人にしかできない本当の「おもてなし」精神である。※週刊ポスト2016年12月9日号
2016.11.29 16:00
週刊ポスト
浅田真央 トリプルアクセル解禁宣言が波紋広げる
浅田真央 トリプルアクセル解禁宣言が波紋広げる
 米国で行なわれたGPシリーズ開幕戦でかつての世界女王・浅田真央は6位となった。26歳、左ひざの故障もある。年齢とともに下半身に脂肪がつくようになり跳躍にキレがなくなったとも言われる。 それでも浅田は逆境にめげない。開幕戦で代名詞のトリプルアクセルを封印したが、次のGP第4戦フランス大会(11月12日開幕)では、「トリプルアクセルを入れて、自分の以前やっていたレベルまで持って行きたい」と、伝家の宝刀の解禁を宣言した。この解禁宣言が波紋を広げている。フィギュア関係者の話。「高難度のトリプルアクセルは基礎点が高い代わりに失敗しやすく、減点になりやすい。それよりも最近の若手がよく飛ぶ『トリプルルッツ→トリプルトウループ』というコンビネーションの方が、成功しやすいうえに高得点が期待できる。 ただ、浅田選手は点数以上にトリプルアクセルにこだわりを持っています。だから『やると決めたらやる』タイプ。でも今の状態では失敗する可能性が高い」 ファンもそんな苦境を理解している。コラムニストの勝谷誠彦氏の話。「ジャンプが飛べず苦しむ姿は、見ている私たちも苦しい。本人が楽しんでいるのならいいですが、今の彼女の表情を見たら……無理して飛ばなくても、真央ちゃんは十分魅力的。ファンの愛する『真央スマイル』で有終の美を迎えてほしい」 2018年の平昌五輪で輝けば、これほど素敵なことはない。でも、そのためにボロボロになって燃え尽きる姿を目の当たりにするのは、ファンには耐えられない。「真央ちゃん、もう飛ばなくていいんだよ」──もしかしたら世間からはヒンシュクを買う意見なのかもしれない。それでもオジさんたちは、目頭を熱くしてこういわずにはいられないのです。※週刊ポスト2016年11月11日号
2016.11.05 16:00
週刊ポスト
ポイントカードをめぐってイライラする人々
ポイントカードをめぐってイライラする人々
 最近、コンビニやスーパーに行くとやたらと店員がこう聞いてくる。「ポイントカードお持ちですか?」──。なるほど、持っていればポイントが還元されたり特典が付いたりするのだろう。有り難いサービスだ。しかし、持ってない側はどうしてもこう思ってしまう。「持ってたらもう出してるわ!」 了見が狭い? いやいや、イラッとしている人はきっと多いハズ。この問題について水を向けると、想像以上に賛同の声が集まった。コンビニに行くたびに不快な思いをしているというコラムニストの勝谷誠彦氏が力説する。「コンビニというのは本来、急いで買うためにある、つまり時間を買っているわけです。だから、海外だとほとんど無言でやり取りする。そのときに、『ポイントカードお持ちですか?』なんて聞くのは、こちらの時間をムダに消費しているわけだから、その分、『オレの時間を5円分返せ!』と言いたくなる。本当にこの問題は世論に訴えていかないといけません」 お笑いコンビ・浅草キッドの玉袋筋太郎氏も続く。「実はポイントカードは持っているんだけど、ちょっとしたものを買うのにカードを出すのが面倒くさいので、聞かれる前に『要らねえ!』って宣言しちゃう。先を制することが大事ですよ」 このような不満を感じる背景には、どのような理由があるのだろうか。マーケティングライターの牛窪恵氏は、こう分析する。「ポイントカードを持っていなければ、『じゃあ、メンバーではないのですね』と言われたような印象をもつので、疎外感を感じてしまう。部外者として扱われて気分がいいものではない上に、毎回毎回聞かれるのでイライラするという方が多いですね。 また、多くの客と店員は、人間的な付き合いや関係性が築けていません。それなのに、マニュアル的に『○○はどうですか?』と勧められるので、抵抗があるのだと思います」 実はこのポイントカード問題、会員カードやスマホ会員登録など、さまざまなバリエーションで人々をイラつかせている。元公務員の男性(71)は、こんな体験をしたと話す。「先日、家内に頼まれてスーパーに行き、120円の豆腐を買ってレジに並ぶと、『会員カードをお持ちですか? 会員以外はレジ袋1枚5円いただきます』と。『持っていないが、家内が会員だと思う』と言っても、『ダメです』。豆腐を手に乗せて家まで帰るわけにはいかないから、5円払って大きな袋に豆腐一つだけ入れて帰りました」 ただし、店側からすれば「お得なサービス」を紹介しているのだから悪気はない。この問題を解決する方法はないものか。 そのために新たな試みを始めた店がある。東京堂書店では、2012年から「ポイントカード要りませんカード」を置いているというのだ。「ポイントカードは要らないよ、というお客様もいらっしゃるかと思いますので、レジの目につくところに置くことにしました」(東京堂書店神田神保町店) なんと画期的なアイデア! と思いきや、実際に使う人はほとんどいないという。これも“カードを出す”行為になってしまい、本末転倒だからだろうか。 冒頭の勝谷誠彦氏に尋ねると、さらに大胆な改善法を提案した。「『ポイントカード言うな! うるせえ!』というステッカーを作ってですね、みんなに配って胸に貼るのはどうか。そうだ、ポストさんの付録にするといいでしょう(笑い)」 そこまでしますか!※週刊ポスト2016年9月16・23日号
2016.09.12 07:00
週刊ポスト
勝谷誠彦氏 文筆家としてのデビューはBL小説だった
勝谷誠彦氏 文筆家としてのデビューはBL小説だった
 コラムニスト・勝谷誠彦氏とネットニュース編集者・中川淳一郎氏が、最新時事ネタを自由気ままに語り合うトーク番組『勝谷誠彦×中川淳一郎ヘロヘロ時事放談』のVol.12が、ニコニコチャンネル「NEWSポストセブンちゃんねる」で配信された。 今回は「物書きとして生きていくには」をテーマに、新宿三丁目「ネコ文壇バー 月に吠える」で収録。現場に来ていた新人ライターの中澤さんを呼び込んで「ライター」についてトークをした。その一部を抜粋して紹介する。 * * *中川:(新人ライターの中澤さんに対して)いまいくつなの?中澤:22歳です。勝谷:かわいいねえ~。中川:若い!勝谷:いちばんいいころだね。夢があるね。で、これからライターとしてどうやって売り込んでいくの?中澤:ひたすら会う人に頼んでいます。「細々したことでもいいから、タダでもいいから書かせてください」ってお願いしています。勝谷:いや「タダでもいいから」はダメだぞ。100円でもいいからもらわないと。100円ライターっていうでしょ。100円ライターでも火が点くんだから(笑い)。ちなみにどういう分野?中澤:カルチャー系がやりたいです。中川:『クイック・ジャパン』とか?中澤:『クイック・ジャパン』も好きですけど、いちばん好きなのは『TV Bros.』です。中川:おおおっ! オレ、ブロス出身だよ!勝谷:『TV Bros.』ってやっぱりサブカルのトップなの?中川:僕としては、『TV Bros.』の編集をやったから、もうほかの雑誌はやらなくてもいいか、って思えるくらいの雑誌だと思います。だから、僕はネットのほうに進んでったっていうのもあるんですよ。いわば、雑誌の世界でサブカルの最高峰のことができたから、もうほかはいいやっていうレベルですね。勝谷:なるほどね。中川:ブロスってやりたい特集が全部できるんですよ。ただ単に僕はカエルが好きだっていうだけで、カエル特集もやりましたしね。たとえば梅雨の季節になったら「つゆ特集」を組むんですけど、もちろん「梅雨」も取り上げるんだけど、同時に桃屋の「つゆ」も取り上げたりして。勝谷:ただの語呂合わせね。中川:それでもOKが出ちゃう包容力の大きさなんですよね。そういう『TV Bros.』で編集者としてやらせてもらったのはすごく感謝してます。勝谷:雑誌編集者としての達成感があったんだね。中川:ブロスをやれたことで、「成し遂げた」っていう感覚がありましたね。勝谷:ごめんね。ただオヤジが自慢してるだけみたいになって(笑い)。でも、カルチャー系のライターというとちょっと市場が大きすぎるよな。もうちょっとジャンルを絞らないと。いちばん多いのは、いまでもやっぱり映画と音楽なのかな。でも、これはもう古くから業界にいるジジイとババアがずっとおさえちゃってる。しかも、ジジイやババアがそれぞれ、レコード会社や映画会社とガッチリ手を組んでてね。利権だね。中川:そうそうそう。既得権益ですよ。本当にジジイとババアはウザい人ばっかりですよね(笑い)。勝谷:そんなことを言って、若いライターを巻き込んで、明るい未来を潰しちゃダメだよ(笑い)。 ちなみに、僕は19歳でBL雑誌に小説が載って、そこからとりあえず名刺を作ったの。「ライター」っていう肩書の名刺をね。で、それを持って徹底的に風俗雑誌を回ったんだよ。サングラスかけて帽子を被って。「いくつ?」って聞かれたら「30歳そこそこですよ」とか言いながら。でも、そこからエロ取材の仕事がくるようになったからね。風俗にはヒエラルキーはないからすごくいい。ライターはエロから。中川:ははは! 名言ですね。勝谷:この番組のスタッフもそこで思いっきりうなずいてるよ。いままで僕の話なんか全然聞いてなかったのに(笑い)。 でも、本当にそう。エロの業界の人って、差別をしないの。どこにコネがあるとか、どこの出版社で仕事をしてるとか、そんなことにはこだわらない、いい人ばっかりなんだよ。スタッフ:たとえば、ポルノ映画から、才能がある映画監督が次々と生まれるというのも同じなんですかね?勝谷:そうだと思うよ。ポルノやAVは、予算は安いけど実験的なことができるからね。すごくいいと思う。撮影協力■ネコ文壇バー 月に吠える
2016.03.29 07:00
NEWSポストセブン
勝谷誠彦氏「値切られても書くようなライターになるな」
勝谷誠彦氏「値切られても書くようなライターになるな」
 コラムニスト・勝谷誠彦氏とネットニュース編集者・中川淳一郎氏が、最新時事ネタを自由気ままに語り合うトーク番組『勝谷誠彦×中川淳一郎ヘロヘロ時事放談』のVol.11が、ニコニコチャンネル「NEWSポストセブンちゃんねる」で配信中。「物書きとして生きていくには」をテーマに行ったトークの一部を抜粋して紹介します。 * * *勝谷:淳ちゃんは、もともと博報堂でしょ?中川:はい。でも、博報堂では出世できないって確信したんで4年で辞めました。そしたら、「ライターにならないか?」って言われて、やってみたんですよ。勝谷:ライターってそんなに簡単になれるものなの?中川:大学の同級生がたまたま日経BP社にいて、その人から「日経エンタテインメント!がライター探してるんだけど、ひま?」って電話がかかってきたんですよ。勝谷:博報堂時代は文章書いてたの?中川:いや、全然。勝谷:これを見ているライター志望の人が「舐めるな」って思ったはずだよ(笑い)。中川:まあでも日経エンタの編集者がすごく優秀で、「中川くんは文章がヘタなのわかってるから、ネタさえ取ってくればいいよ」って言われたんですよ。「広告業界にコネあるよね? 長い文章を書いてくれれば僕がまとめるから」って。勝谷:それは良い編集者だね。つまり、データ原稿だよね。それを編集者がキュッとまとめてくれる。でも、そのデータ原稿がすごく良かったんだと思うよ。情報量も多くてね。中川:そうですね。僕が3000文字くらいで作ったデータ原稿を900文字くらいにまとめてくれましたね。勝谷:なるほど。これはけっこう重要な話かもね。いまはどうしても完成原稿が求められるんだけど、駆け出しのライターがそんなもの簡単に作れるわけがないんだよ。中川:はい、無理です。勝谷:天才不肖勝谷くらいしか、それはできません(笑い)。中川:ですよね~(笑い)。勝谷:でも、僕は生まれてから一度もデータ原稿は書いたことがありませんね。完成原稿しか書いたことがありません。中川:本当ですか!?勝谷:いや、週刊文春のときは、早く寝たかったから20~30行オーバーしてても、そのままデスクの机に原稿を投げて帰ってたんだけどね(笑い)。「適当にやっといて~」って。平社員なのに(笑い)。中川:じゃあ、それは(デスクが自由に)消していいよ、っていう話なんですか?勝谷:でもゲラになったのを見て、怒ったりしたよ。「肝心なところを消すなよ!」って(笑い)。中川:すごいですね…。ところで、どうして勝谷さんが別荘なんかを建てたりできるほど物書きとして成功したのかということが、視聴者が一番気になるところだと思うんです。どうして筆一本でここまで来れたのか、それを教えてほしいんですよ。勝谷:うーん。まあでも、ベストセラーを出して1冊で何億も稼ぐような人をのぞいて、雑文だけで稼いだ額を考えたら、たしかに生涯賃金が一番多いのは僕かもしれない。中川:そうですよ。で、どうしてそれだけ稼げたのか。勝谷:まず、重要なのがとにかく速い。そして量を書く、ということだと思うね。中川:それはキーボードを打つのが速いっていうことですか?勝谷:もちろん。それとプロットも何もなしでも、キーボードに向かうと文章が頭の中でできる。だから、膨大な文章が量産できる。で、そこに乗じたのが文藝春秋で、あそこにいた10年間でどれだけタダの文章を書かされたことか!中川:でも、そのときのトレーニングが…。勝谷:役に立ってたのかなあ…。まあ、でも速く書けるっていうのは何よりだよ。原稿は編集者とのすり合わせだから。とにかく書かないことには直しようがない。まあ、僕は直されたことはまずないけどね。あんまり直されると突然キレて「もう書かない!」ってなっちゃうから(笑い)。中川:週刊SPA!の連載が終わったのも、そういうことだったんですか? オレ、勝谷さんがSPA!からいなくなるのが超寂しかったんですよ。勝谷:いや、SPA!の連載が終わったのは、編集部の方針だね。まあ、SPA!がどうかはわからないけど、紙の雑誌はお金がないんだと思うよ。SPA!以外も全部連載は切られたんだけど、僕は原稿料を値切られるのがイヤなんだよ。もしも値切られたら、そこで「辞める」って言う。原稿料を値切られても書くようなライターにはなるな!中川:おお、名言出ましたね。勝谷:そりゃそうでしょ。キャリアはどんどん積んでいくものなんだから、原稿料が上がることはあっても、値切られるのはおかしいよ。撮影協力■ネコ文壇バー 月に吠える
2016.03.22 07:00
NEWSポストセブン

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