国内

「マイナンバーは暗号化すればOK」デマが企業間に飛び交う

 企業は、給料を支払っている従業員からマイナンバーを収集することが求められる。いま各企業でその準備が佳境を迎えているが、デマも飛び交い、大混乱が起きている。ある大企業の総務担当者は、こう吐き捨てた。

「マイナンバーなんて、行政の、行政による、行政のための制度じゃないか」

 従業員のマイナンバー収集で、過大な負担を強いられているためだ。特に焦りが大きいのは、パートやアルバイトが多い業態や、フランチャイズが多数を占める業態である。飲食業やコンビニなどの小売業ではアルバイトに学生が多いことから、不安の声が上がっている。

「1人暮らしをしている大学生は住民票が実家のままになっていることが多く、番号の収集に時間がかかることは間違いない」(大手小売)

 マイナンバーは住民票に記載されている住居に送付されるからだ。フランチャイズを多く抱える企業も大変だ。

「フランチャイズ店は、各オーナーが従業員のマイナンバーを管理しなければならない。何店舗も持つ大きい法人オーナーならば情報管理もしっかりしているが、1~2店を運営する小さい企業だと不安が残る」(大手コンビニ担当者)

 ファミレス大手のすかいらーくグループは、この夏にマイナンバーの収集・管理をする委託業者を選定、社内にワーキンググループを立ち上げて方針を定めている。

「当社は全国で8万人を超えるパート・アルバイトを含む約9万人の従業員がいて、年間で4万6000人の入退社があります。これだけの数のマイナンバーを、各店舗を通して扱おうとすると漏洩リスクが高まるため、各店舗ではマイナンバーを扱わないという方針を決めました。業務委託先からすかいらーくの名前の入った通知書を各従業員に郵送してマイナンバーを記入、返送してもらうことにしたのです」(人財採用グループディレクターの打木洋行氏)

トピックス

悠仁さま(撮影/JMPA)
《悠仁さまの周辺に緊張感》筑波大学の研究施設で「砲弾らしきもの」を発見 不審物が見つかった場所は所属サークルの活動エリアの目と鼻の先、問われる大学の警備体制 
女性セブン
雅子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA
《雅子さま、62年の旅日記》「生まれて初めての夏」「海外留学」「スキー場で愛子さまと」「海外公務」「慰霊の旅」…“旅”をキーワードに雅子さまがご覧になった景色をたどる 
女性セブン
清水運転員(21)
「女性特有のギクシャクがない」「肌が綺麗になった」“男社会”に飛び込んだ21歳女性ドライバーが語る大型トラックが「最高の職場」な理由
NEWSポストセブン
活動再開を発表した小島瑠璃子(時事通信フォト)
《輝く金髪姿で再始動》こじるりが亡き夫のサウナ会社を破産処理へ…“新ビジネス”に向ける意気込み「子供の人生だけは輝かしいものになってほしい」
NEWSポストセブン
高校時代の安福久美子容疑者(右・共同通信)
《「子育ての苦労を分からせたかった」と供述》「夫婦2人でいるところを見たことがない」隣人男性が証言した安福容疑者の“孤育て”「不思議な家族だった」
中国でも人気があるキムタク親子
《木村拓哉とKokiの中国版SNSがピタリと停止》緊迫の日中関係のなか2人が“無風”でいられる理由…背景に「2025年ならではの事情」
NEWSポストセブン
ケンダルはこのまま車に乗っているようだ(ケンダル・ジェンナーのInstagramより)
《“ぴったり具合”で校則違反が決まる》オーストラリアの高校が“行き過ぎたアスレジャー”禁止で波紋「嫌なら転校すべき」「こんな服を学校に着ていくなんて」支持する声も 
NEWSポストセブン
24才のお誕生日を迎えられた愛子さま(2025年11月7日、写真/宮内庁提供)
《12月1日に24才のお誕生日》愛子さま、新たな家族「美海(みみ)」のお写真公開 今年8月に保護猫を迎えられて、これで飼い猫は「セブン」との2匹に 
女性セブン
東京ディズニーシーにある「ホテルミラコスタ」で刃物を持って侵入した姜春雨容疑者(34)(HP/容疑者のSNSより)
《夢の国の”刃物男”の素顔》「日本語が苦手」「寡黙で大人しい人」ホテルミラコスタで中華包丁を取り出した姜春雨容疑者の目撃証言
NEWSポストセブン
石橋貴明の近影がXに投稿されていた(写真/AFLO)
《黒髪からグレイヘアに激変》がん闘病中のほっそり石橋貴明の近影公開、後輩プロ野球選手らと食事会で「近影解禁」の背景
NEWSポストセブン
秋の園遊会で招待者と歓談される秋篠宮妃紀子さま(時事通信フォト)
《陽の光の下で輝く紀子さまの“レッドヘア”》“アラ還でもふんわりヘア”から伝わる御髪への美意識「ガーリーアイテムで親しみやすさを演出」
NEWSポストセブン
ニューヨークのイベントでパンツレスファッションで現れたリサ(時事通信フォト)
《マネはお勧めできない》“パンツレス”ファッションがSNSで物議…スタイル抜群の海外セレブらが見せるスタイルに困惑「公序良俗を考えると難しいかと」
NEWSポストセブン