中国でも人気があるキムタク親子
国会内での高市早苗首相の“台湾有事”をめぐる発言に中国政府が猛反発し、エンタメ業界にも影響が及んでいる。
11月28日、上海で開催された「バンダイナムコフェスティバル2025」では、歌手・大槻マキ(52)のパフォーマンス中に突如照明が落とされ、強制退場させられるというトラブルが発生。さらに歌手・浜崎あゆみ(47)の上海公演も開催直前になって突如中止に。主催する中国企業は中止を要請した理由について「不可抗力」としている。
これほど日中関係が緊迫すれば、著名な日本人タレントのSNSには批判コメントが殺到したり、“排斥”めいた言葉が飛び交うのが常だ。
実際、現地で『三球王』の愛称で親しまれるサッカー日本代表・三笘薫(28)ですら、SNSへの旧日本軍将校に関連する写真の投稿をきっかけに、猛バッシングを浴びている。しかし、こうした受難をよそに、不思議と目立ったネガティブな声も浴びず、この嵐を“無風”でやり過ごしている親子がいる。木村拓哉(53)と、次女のKoki,(22)だ。
中国でも大人気のキムタク親子
キムタク親子の中国人気は凄まじい。父・キムタクのWeibo(中国版X)フォロワー数は250万人、Koki,も100万人を超え、ファンの熱量は現地のスターたちに引けを取らないほどだ。新興の芸能プロダクション関係者が語る。
「中華圏のドラマ制作本数が乏しかった1980年〜1990年代、当時は現地で日本のテレビドラマが多く放送されていました。数多くのドラマで主演をつとめた木村さんは、中国の若者にとっても憧れの存在であり、それがフォロワー数にも反映されているのでしょう。
一方のKoki,さんは『ELLE』でファッションモデルとしてデビューを飾ったあと、女優としてデビューした2021年に、中国の人気オーディション番組『創造営2021』に出演し、大きく話題になりました。今年はWeiboが主催する映画の祭典『Weibo Movie Night 2025』で新人賞を獲得しています。
それだけに、今回のような局面で、無風ではいられない存在のハズなのですが……」
