「注目は飲食業界。中国人を中心とした爆買いは一服した感があるけど、外国人観光客の数は減っていません。彼らは必ず食事を摂ります。

 まずはヨシックス。280円均一の居酒屋を展開する会社です。海外からのお客さんにも人気。合わせて買っているのがワタミ。足下の業績は悪いけど、介護部門を売却したことでキャッシュはあるはず」

 ワタミ株は2011年に1900円をつけていたが、現在は850円程度。まさに「最高値の半値落ち」で買いのタイミングというわけだ。

「同じ業界で好業績の企業と業績の悪い企業の株を両方買うのも一つのやり方です。業績の悪い企業は、落ちたところで買って反動を大きく狙う。それだけだとリスクもあるので、合わせて業績の良い会社を買ってさらなる伸びを待ちます」

 そして今まさに買い進めているのがイーサポートリンクだ。

「生鮮食品の物流業者です。現在は1株1400円くらいですが、2014年の11月には2800円を超えていました。やはり半値落ちの銘柄です」

 下がったタイミングが買いという考え方だから、急落後の今は大チャンスというわけだ。

※週刊ポスト2016年2月12日号

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