【2位】マザアス南柏
・入居一時金:0~3160万円
・月額利用料:19.3万円~34.5万円
・所在地:千葉県流山市向小金
・入居定員:105人
・入居率:92.00%
・看護・介護体制(職員一人あたりの利用者数):1.2人
・ベテラン職員比率:57.80%
・看取り:あり
高級旅館を思わせる落ち着いたエントランスロビー。大きな窓から陽光が入る。相談員たちは選んだ理由として、「介護・看護スタッフの人員配置が県内トップクラスの手厚さ」「介護ヘルパーさんの人数が圧倒的に多く、ほぼマンツーマンの対応が可能」「クリニックが併設され、看取りの実績も評価できる。副支配人が『認知症看護認定看護師』なのも心強い」といった点を挙げる。
宮川秀一・支配人はこういう。
「認知症介護のノウハウを蓄積してきたので、接し方や人員配置には気を配っています。症状が進んで行き場のなかった方が、当施設にいらして落ち着いたというケースもあります。また、葬儀ができるチャペルもあり、毎年20人ほどが、住み慣れたこの施設で最期をお迎えになっています」
【3位】ツクイ・サンシャイン成城
・入居一時金:0~1800万円
・月額利用料:21.5万円~39.5万円
・所在地:東京都世田谷区上祖師谷
・入居定員:125人
・入居率:88.80%
・看護・介護体制(職員一人あたりの利用者数):2人
・ベテラン職員比率:0%
・看取り:あり
周囲には敷地の広い一戸建てが多く、小川の流れる緑豊かな公園も近くにある。
相談員たちが評価したのは、「介護医療体制が手厚い。機能訓練も充実」「駅からの距離は少々難だが送迎バスを運営している。施設内はとてもきれいでホテルのよう」「きれいな内装や設備・機器の充実度が高く、可能な限り入居者一人ひとりに対して個別に対応する。また食事の美味しさ・メニューの多さも魅力」といった点だ。施設長・吉村大輝氏に聞いた。
「平日のランチは10種類のメニューから選べるなど、食事には力を入れています。嚥下障害があっても安心して食べられるよう、食事介助にも力を入れています。外部の先生を呼んだ音楽療法などクラブ活動も盛んで、麻雀クラブには女性も多く参加しています」
※週刊ポスト2016年5月6・13日号