ビジネス

年利換算15.38% 利用価値高いデパート友の会積立

 日本橋高島屋でコンシェルジュを務める敷田正法さんは、このニュースを聞き、目尻を下げ、うれしそうに声をあげた。

「どこかの百貨店さんが話題になるだけで、業界全体が元気になりますから、うれしいんですよ。私の仕事のコンシェルジュも、会社の枠を超えて橋渡しをお願いされることもありますし、その時は喜んでお答えします。私どもの役目はやっぱり、目先の売り上げではなくて、お客様にいつも寄り添う気持ちを持つことですから」(敷田さん)

 デパートのワクワク感は買うときだけではない。お金を貯められる場所にもなっている。『お金が貯まる「体質」のつくり方』の著者でファイナンシャルプランナーの西山美紀さんは、「知られていませんが、デパートの『友の会積立』は銀行の定期預金の利率よりも有利で利用価値が高い」と話す。

「年利換算が15.38%。大手銀行の定期預金金利0.01%に比べて格段にお得です。積立額は月5000円くらいから。12か月積み立てて、1年後に1か月分のボーナスが加算してもらえる仕組みです。それに加え、たとえば高島屋だとお中元とお歳暮期に使える5%割引優待券がもらえるなど特典も魅力。他には美術展が無料で見られたり、レストランの割引や、駐車料金の優待があったりと、各社がんばっています。

 あと、最近のデパートは小さなセールが多いように思えて、うれしい。とくに在庫整理として定期的にあるお皿やお茶碗など、食器のセールはいいものが安く買える上、流行にも左右されないのでお得だな、と思います」

※女性セブン2016年11月3日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

愛子さま
【愛子さま、日赤に就職】想定を大幅に上回る熱心な仕事ぶり ほぼフルタイム出勤で皇室活動と“ダブルワーク”状態
女性セブン
テレビや新聞など、さまざまなメディアが結婚相手・真美子さんに関する特集を行っている
《水原一平ショックを乗り越え》大谷翔平を支える妻・真美子さんのモテすぎ秘話 同級生たちは「寮内の食堂でも熱視線を浴びていた」と証言 人気沸騰にもどかしさも
NEWSポストセブン
行きつけだった渋谷のクラブと若山容疑者
《那須2遺体》「まっすぐ育ってね」岡田准一からエールも「ハジけた客が多い」渋谷のクラブに首筋タトゥーで出没 元子役俳優が報酬欲しさに死体損壊の転落人生
NEWSポストセブン
嵐について「必ず5人で集まって話をします」と語った大野智
【独占激白】嵐・大野智、活動休止後初めて取材に応じた!「今年に入ってから何度も会ってますよ。招集をかけるのは翔くんかな」
女性セブン
不倫騒動や事務所からの独立で世間の話題となった広末涼子(時事通信フォト)
《「子供たちのために…」に批判の声》広末涼子、復帰するも立ちはだかる「壁」 ”完全復活”のために今からでも遅くない「記者会見」を開く必要性
NEWSポストセブン
前号で報じた「カラオケ大会で“おひねり営業”」以外にも…(写真/共同通信社)
中条きよし参院議員「金利60%で知人に1000万円」高利貸し 「出資法違反の疑い」との指摘も
NEWSポストセブン
二宮が大河初出演の可能性。「嵐だけはやめない」とも
【全文公開】二宮和也、『光る君へ』で「大河ドラマ初出演」の内幕 NHKに告げた「嵐だけは辞めない」
女性セブン
昨年ドラフト1位で広島に入団した常広羽也斗(時事通信)
《痛恨の青学卒業失敗》広島ドラ1・常広羽也斗「あと1単位で留年」今後シーズンは“野球専念”も単位修得は「秋以降に」
NEWSポストセブン
品川区で移送される若山容疑者と子役時代のプロフィル写真(HPより)
《那須焼損2遺体》大河ドラマで岡田准一と共演の若山耀人容疑者、純粋な笑顔でお茶の間を虜にした元芸能人が犯罪組織の末端となった背景
NEWSポストセブン
JR新神戸駅に着いた指定暴力団山口組の篠田建市組長(兵庫県神戸市)
【ケーキのろうそくを一息で吹き消した】六代目山口組機関紙が報じた「司忍組長82歳誕生日会」の一部始終
NEWSポストセブン
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
元工藤會幹部の伊藤明雄・受刑者の手記
【元工藤會幹部の獄中手記】「センター試験で9割」「東京外語大入学」の秀才はなぜ凶悪組織の“広報”になったのか
週刊ポスト