最近でこそ、半身浴の効能が広くいわれているものの、特に高齢者は肩が冷えないよう首までどっぷり浸かるのが昔からのならわし。しかしこれが命を危険にさらす。
「心臓が悪かったり、肺機能が落ちているときは、首まで浸かると水圧がかかり苦しくなってしまう。みぞおちまでの半身浴がいいでしょう」
◆10分以上の長湯をしてはいけない
長湯も禁物だ。東京都健康長寿医療センター前副所長の高橋龍太郎さんが指摘する。
「長く浸かればそれだけ体の水分が失われるので、10分以上の入浴はやめましょう。高齢者は、湯船に浸らないとお風呂に入った気がしないと、毎日入るかたが多いですが、体調が万全でないときはシャワーで済ませてください」
これらのことに気をつけて楽しくお風呂でリフレッシュしよう。
※女性セブン2016年12月1日号