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芸能人のハワイ生活 普通に暮らすだけで「一抜け感」出せる

ハワイに移住する芸能人が多いワケ(写真/アフロ)

 年末年始をハワイで過ごす芸能人は多い。芸能レポーターが空港で芸能人をキャッチするのは、正月のお決まりパターンとなりつつある。そんなハワイだが、近年移住を決意する人も少なくない。

 移住といえば、梨花(43才)も2015年秋から2年間のハワイ移住をしている。ハワイで子育てをするモデルや芸能人は少なくなく、吉川ひなの(37才)やつんく♂(48才)、花田美恵子(47才)らもスローライフを楽しんでいる。

 テレビや雑誌ではハワイ移住が流行の最先端というように語られることが多いが、それに首を傾げる人も。3人の子供を育てながら外資系銀行に勤務する広尾久美子さん(仮名、43才)は憤りすら覚えている。

「ハワイ好き芸能人が語るハワイの魅力ってたいてい同じようなことを書いているんです。『ハワイという土地が私を自分らしくしてくれる』とか『自分を見つめなおせる場所』とか言っていて。幼稚園から小学5年生まで男の子3人の子供がいる私からすると、そんなこと考えられるだけうらやましい(苦笑)。

 しかも、彼女たちの言う『ナチュラルライフ』って、例えば梨花ちゃんだと『息子が学校に行っている間にヨガに行ったり、勉強したり。子供のために、出不精の私も公園やキャンプに行ったりする』って書いてあったりするんです。思わず、はあ~って声出ちゃいますよ。どんな人生を送るかってことにおいて、場所はまったく関係ないですよね。要は本人が本気でやろうと思っているか、思っていないか。日本だからできないっていうのはちょっと違いませんか?」

 確かにそう言われてみれば場所と関係ないじゃん! と思ったが、コラムニストの今井舞さんは、ハワイという場所こそが、芸能人が移住する理由だと分析する。

「だって東京の広尾とか代官山に住んでたら、タワーマンションの上か下かでギスギスしたり、めんどくさいママ友づきあいもあるじゃないですか。そんな中いろいろ頑張ってブログで発信するよりも、気候も穏やかだし、英語教育もできるし、本当にただ普通に生活してるだけで、あなたたちとは違うのよって手っ取り早く“一抜け感”を出せますから、もってこいの場所なんですよ」

 しかし、“ハワイで一抜け”論に対して現地でコーディネーターをしている相楽晴子(48才)は反論。芸能人だからこその苦労があると言うのだ。

「私たちタレントってつぶしがきかないのよ。今さら会社で働こうとか、スーパーマーケットで働こうとしたら、たたかれるんです。よく言ってくれる人もいるだろうけど、それ以上に悪く言う人もいる。ノーメイクでカメラの前に出ただけで劣化って言われるんですから(苦笑)。

 終わった芸能人として悲しく書き立てられたりするんです。しかも今は盗撮されて、インスタやツイッターで拡散されたりするんでしょう。でもハワイだったらそんなにびくびくせずに、安心してのんびり暮らせるんです」

※女性セブン2017年1月19日号

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