インタビューの中でリーダーの百田夏菜子は、誰も自分たちの曲を知らず、みんな座って聞いているようなアウェーな会場でも、『楽しいよ!』『一緒にやろうよ!』という気持ちで、笑顔で自分たちが楽しみながらライブを続けたことで徐々に笑顔が会場に連鎖していったという成功体験が、いまの自分達をつくったと語っている。
「現在は、様々な状況の学級がありますから、4月の学級開きを控えて緊張している先生も多いと思うんですよね。でも、どうか先生はいつも笑顔でいてほしいですね。教室で、笑顔の連鎖を起こしてほしいです」
4月、担任発表の時の子どもたちの反応に傷つく教師は多いという。人気のある教師に対しては明らかに歓声が上がり、そうではない場合には子どもたちの反応は残酷だ。人気の順位を競うのではなく、それぞれの個性で輝くももクロの姿は、教師にとって理想のクラスであると同時に、自分の理想像でもあるのかもしれない。