ほとんどの講座は有料だが、テレビに出るような有名教授から直接講義を受けられたり、広い図書館や学食が利用できたりという“特典”は無料のカルチャースクールや地方自治体が行う講座に優るようで、多くの人が通っている。

 実際、「学び直したい」という声に応えるように15年前には全国で約7000講座だった公開講座の数が、現在では1万4000以上に。人気の講座は受付から1週間で満員になってしまうものもあるくらい白熱しているのだ。

 ほとんどの大学で何らかの公開講座や科目聴講制度など、学び直しをしたい人向けの制度を作っている。通いやすさを重視するならば、近所の大学の事務室に直接問い合わせてもいいし、憧れの学校があるならば、電話やホームページに問い合わせるのもアリ。また、場所や学びたい内容で公開講座を行う大学を検索できる『まなナビ』( https://mananavi.com/ )というサイトもオープンした。

 晴れて登録や申請が完了し、いざ通ってみたら内容が難しすぎたということもある。実際、英語の中級クラスを取ったのに、集まった生徒が駐在経験のある商社マンばかりだったため上級よりも難しいクラスになってしまったという例も。

 そんな時は、事務室に相談しよう。特に語学などは、クラスを振り替えるなど、柔軟に対応してもらえることが多い。不安な場合は申し込み時に確認を。

※女性セブン2017年4月13日号

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