mTORは細胞の増殖・成長などに関わる物質で、がん細胞を活性化させる。そこで、がん治療の分子標的薬のシロリムスというmTOR阻害剤を使用すると、開始9か月目に血管腫がほとんど消え、血小板やフィブリノゲンも正常値に戻ることが確認された。今後も症例を増やし、研究を続けていく。
血管腫と血管奇形は、見た目が似ているものもあり、まず血管内皮の腫瘍の有無の確認を画像や病理検査で行ない、正確な診断が必要だ。
●取材・構成/岩城レイ子
※週刊ポスト2017年7月14日号
mTORは細胞の増殖・成長などに関わる物質で、がん細胞を活性化させる。そこで、がん治療の分子標的薬のシロリムスというmTOR阻害剤を使用すると、開始9か月目に血管腫がほとんど消え、血小板やフィブリノゲンも正常値に戻ることが確認された。今後も症例を増やし、研究を続けていく。
血管腫と血管奇形は、見た目が似ているものもあり、まず血管内皮の腫瘍の有無の確認を画像や病理検査で行ない、正確な診断が必要だ。
●取材・構成/岩城レイ子
※週刊ポスト2017年7月14日号