運動は激しさを増し、ノルウェーやフランスではセクハラへの抗議デモが起こり、アメリカではブッシュ元大統領(93才)が過去のセクハラ告発を受けて謝罪。イギリスでも国防大臣が15年前のセクハラ問題を認めて辞任した。
1月7日に行われたゴールデン・グローブ賞の授賞式は、セクハラへの抗議を示すためにハリウッド女優たちが揃って喪服のように黒のドレスで出席。セクハラ告発運動は世界中で拡大し続けている。
ドヌーヴの主張はあくまで行きすぎた正義に警鐘をならしたもので、セクハラやパワハラを根絶する目的よりも運動のメンバーであることが重要になりつつある現状を憂い、《私たちには、不器用に口説くこととレイプを混同しない聡明さがあるはずです》と訴えた声明だったが、このドヌーヴの発言も攻撃対象に。「セクハラ擁護」「女性蔑視」「せっかくの取り組みが台無しになる」と猛反発を受け、謝罪コメントを発表する事態となった。
※女性セブン2018年2月1日号